↑教室へ行く途中・・・・・・街路樹が綺麗だったので・・・・・・花みずきです
生徒のみなさん・・・・・・・今年の日版会に出品する作品の下絵を描いてこられました。
↑ 下の絵を最初に摺りあげた時、作者はがっかり気落ちしたそうです。
奥様に、「これじゃあ、落選だわね」と言われたとか・・・・会員になったのだから、落選は無いのですが・・・・
写真を見直したら、かごめの羽根の下が黒かった、眼と足も黒くしたら、見違えるようになったが・・・・帆船が
パッとしないので、どうしたらいいか?と・・・・・
まず、立山連峰の線の入れ方が可笑しい!
しっかり、写真を見て、山の影の形をみて塊で影を彫り直しする。
下の方の山の影も、まるで、波の様・・・・・この山も影をしっかり見て彫り直す。
カゴメは黒をいれたら、目線がカモメに行くからいいとして・・・・・・帆船の縄の色を黒っぽい色にして、グレーの色を
摺るときは余り力を入れずに摺った方がいい。力を入れるから線が太くなってしまう。
帆船の影をしっかりアーチのようにいれると、グレーと黒の線でメリハリは出て良いと思う。
上の左の海の表現は、良くできてると思う。
↑ この作品の後ろの立山連峰・・・・・
実際は、こうだったかもしれないが、もう少し上の方へ上げた方が良い。
そして、杉の木だが・・・・一塊の連続になってるから、1本1本の塊にして、右から光が来てるのだったら、
左側に影を入れると良い。裸木の枝は1本の木になるように繋いだ方が良い。葉っぱでもあるのなら、これでもいいが、
裸木だから、ね。
池のそばの生垣(?)の下の方・・・・・池になだれ込むようになってるが、これは、この生垣の影だと思うから
芝生は黄土色なら、それより濃い茶色のような色でやった方が良い。
この作品は、まだまだ手を入れなきゃならない。
↑ 奈良井宿の路地だそうです。
下絵の方の通路の手前の四角の枠の中に、番号が振ってある。
この番号は何?と聞くと、色の番号だそうです。・・・・・壁の色だったり柱の色だったり・・・・・同じ版で彫ろうと
自分で記憶するために番号をいれたらしいが、・・・・・これじゃあ、パッチワークのようになってしまって
目は通路の奥に行ってもらいたいのに、色とりどりの手前の石畳みに目が行ってしまうから、通路を薄いグレーで
最初に摺って、柱や壁を彫る版で石畳みの部分的な色の版を作ったらどう?と・・・・
教室が終わってから、県民会館へ行き、ランチをし・・・・・・・一杯話をしてから、美術館でやってる日本画展を見てきた。
↑ 日替わりランチ・・・・・このあと珈琲を飲みました。