浪越指圧「奥の近道」ブログ

NPO法人基本指圧研究会

花粉症の方をモデルに治療法を学ぶ

2008年03月18日 | 基本指圧研究会の報告

  3月16日(日)、午後1時30分から2時間、豊島区勤労福祉会館で3月度月例練習会が開催されました。
  このところ急に春めいてきたせいか、花粉症の方が目立ちます。この日、参加人数が少なかったので、予定していた練習内容をきゅうきょ変更して、「花粉症」の治療について勉強しました。

  参加メンバーから、花粉症の人をモデルに選び、実際につまってしまった鼻が、楽に通る様子をデモンストレーションしました。本来の全身治療どおりにやるだけの時間がありませんので、言葉での説明だけに止めた部分もありましたが、目の前で鼻が通っていくのを見た参加者からは、「貴重な体験ができた」と喜んでいただきました。

  3人の花粉症のメンバーが、鼻が楽になり納得されていました。同時にこの圧し方が肩甲下部を圧す時と同じ動きであることを説明しながら進めてみました。モデルになった人は、花粉症が楽になる体験ができ、患者さんの治療に当たって、「イメージを持って施術できる」貴重な体験であったと思います。
  ちょうど花粉症の症状がでている人が数名参加していたので各々が体感できる練習となり時間をオーバーして熱心に取り組みました。

  花粉症は、今や国民病と言っても過言ではありません。つらい人にとって、鼻を通して楽にしてもらえたらこんなに有り難いことはありません。きっとまた指圧を受けたいと思ってもらえると思います。そんな技術を手に入れるため、皆で一生懸命勉強しました。

  またこの日、過日私が受け持った指圧学校の特別授業を受講して下さった方から、とても楽しかったとの感想をいただきました。同時に新学期からの指圧の勉強、そして奥義への期待や決意などを熱く語っておられたのには、私もやってよかったと心から思いました。はじめは躊躇していた講師役でしたが、今は依頼があればまたやってみたい、とさえ考えています。