染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

かつてギャラリ湯山であった古民家

2024年10月14日 | 店主の一日
昨年秋で松之山のギャラリー湯山が閉じました。
季節ごとに様々な作家さんが展示をしていて楽しいギャラリーで、毎回の展示を楽しみにしていました
それでも運営を手弁当で行っており、開館時の管理人など容易でなかったようです。
でもギャラリーに行くと運営側の熱意というか地域との交流というかそんな気持ちを強く感じる施設で、とても好きでした。

そのギャラリー湯山は今年は新作の展示場になりました。

昨日は松之山の美人林に行ったので以前のギャラリー湯山を見に行きました。
今年は「大地の芸術祭」の年で一応パスポートを買ったものの、実はほとんど見ていないのです。
例年はかなり時間をかけて十日町、津南地域を回ってみて楽しんでいました。
なんでなんでしょうね。

何か元ギャラリー湯山の展示を見た時になんだか熱意を感じなかったのですよね。
もう一つは、新しさを感じないのもあるかもしれません。
元ギャラリー湯山はメッシュパネルで建物を囲い、その中にかつて使われていた民具も同様にメッシュパネルの中に展示されています。

でも、年中これなんですよね。
メッシュパネルの中に入れてみたり、クリアボックスに入れたり、ネットを被せてみたり。
そこに生活を記憶、もしくは記録、あるいは封じ込める。
そんな感じのものを随分、見てきました
そんなものへの飽きもあるのかもしれません。

鷹の湯に入ってそのまま津南へ抜ける途中にも古民家を使った作品がありました。

こちらもよろしく民具を建物の中に展示をして、俳句と併せて展示をしてあります。
俳句は実によくできているのですが、なにかそれを十分に引き出せていない気がするのでした。

そして民具とアクリルボックスの展示。
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ホントカ?

2024年10月10日 | 店主の一日
今日は小千谷の仕入れ先さんに寄りました。
「新しくなった小千谷の図書館行った? 樋口さんが受賞作を展示しているんだよ」と聞きました。
新しくできた図書館の話題は聞いていたのでちょっと見にいきました。
その名も「ホントカ」

先般、日本伝統工芸展を見に行った際にもblogに書いたのですが、新潟県からは小千谷ちぢみの樋口隆司氏が工芸展に毎年出品していたのですが、ここ数年は出品がなく残念でした。
こちらでは今までの工芸展の受賞作三点他が展示されていました。
樋口氏も会場にいらしたのですが、お客さんたちに囲まれていたのでご挨拶をせず展示作だけをみてきました。
氏の制作を見ると夏物としての小千谷ちぢみのイメージをそのままにした涼やかでゆらぎのあるデザインが実にすばらしいものと思います。


最近の傾向なのでしょうが、図書館といっても本を読むだけでなく学習をしたり、子どもたちが本に接する糸口となったりとの複合施設が流行り。
設計は平田晃久設計事務所。

中には子どもたちが軽く遊べるほどの施設もあります。これは滑り台。

屋上も広々としていてイベントスペースとしても使えます。

天井はこんな感じで紙?を畳んだようなものが張ってあります。
多分イメージは小千谷ちぢみのシボなのだろうなと。

小千谷の歴史についても展示もあり、木喰仏の展示もありました。


バリアフリーということもあるのでしょうが、緩やかな傾斜と曲面が多く、眺めているとなんだか平衡感覚がおかしくなる感じ。

何にしても立派な施設です。
現在の人口は35,000人程と決して大きな街ではありませんが、大変に文化度の高い街と思います。
ここがまた新たな許点になるとよいですね。

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店主、グラスをもらう。

2024年10月03日 | 店主の一日
6月末で閉店したポロン亭からいただいてきたグラス。
前経営者のミヨさんに「ポロン亭が閉店する時がきたらグラスを譲ってください」と願っておりました。
学生の頃の僕の感情を鷲掴みにしたグラスなのです。
その後を継いだよーこさんにも同じように願っておりました。
ずっと沖縄ガラスと思っていたのですが、メキシコガラスだそうです。
よーこさんに「全然、見てないのね」と呆れられてしまいました。
手作り感いっぱいで温かみのあるグラスです。
ぽってりしていて氷をいれると心地よく鳴ります。


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今日から北陸信越展。

2024年10月02日 | 店主の一日
今日から池袋の東武百貨店で「北陸信越展」の開催です。
首都圏ではすっかり新潟県の物産と一緒に出る機会が減りましたが、東武さんでは健在。
新潟、長野、富山、石川、福井の物産も揃いますよ。
きはだやブースでは久エ門くんがお待ちしています。
新色のカンタショールも出来ていて皆様のお越しをお待ちしております。

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三越の袋

2024年09月25日 | 店主の一日
三越の袋が変わった時には驚きました。
もうそれから10年も経つのですね。現在のデザインは京都友禅界の大先生、蒔糊の大家森口邦彦先生。
三越日本橋本店では記念の展示をしていました。
吹き抜けの天女像の背景には三越のショッピングバッグのインスタレーションがあります。
なかなか壮大。
なんかこういう企画をする三越って好きなんですよね。

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ブリッジにいがた御礼

2024年09月23日 | 店主の一日
ブリッジにいがたの会期も無事に終了しました。
徐々に涼しくなるような時期でした。
たくさんのお客様に足を運んでいただきました。新しいお客様にも恵まれました。
十日町なら戻ったらまた新たな仕込みに入ります。
今後にどうぞご期待ください。
程よい新幹線に乗りましたが、越後湯沢で一時間待ち。
まぁ、よいです。
ありがとうございました。





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店主、大先生の作品で勉強する。

2024年09月21日 | 店主の一日
ブリッジにいがたに着いて早い時間に三越日本橋本店で開催の「日本伝統工芸展」でお勉強。
大先生の力作が並びます。
新潟県からは長らく小千谷の樋口隆司先生が出品されていましたが、ここしばらくは出
でもその他の先生方も僕が存じ上げていた方のご子息やお嬢様に代わりつつあります。
そう。僕もこの業界に長くなったのです。
会場は写真撮影可なのですが、ここのとこは外観だけで。
気のせいか、織物作品には例年よりもかすりの平織物が目立つように感じました。
なんとなく今まで織物は複雑な組織織りが多かったような気がします。僕の不見識ならすいません。
この展示を見ると中野、シルクラブの先代、西村社長の「織物は触らないとわからない。一回百円とってもいいから歯切れを付けて触れる様にしてほしい」という名言を思い出します。





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これから東京へ。

2024年09月21日 | 店主の一日
今日でブリッジにいがたの催事も四日目。
僕も今日から最終日まで会場に行きます。
これから十日町を出ます。
十日町は曇り。少し涼しい。









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明日からブリッジ新潟にて。

2024年09月17日 | 店主の一日
明日からブリッジ新潟にてきはだや展の開催です。

場所は地下鉄銀座線三越前駅すぐ。
今回から少し場所も広くなりました。

今まで以上にゆっくりご覧いただけるのではないかと思います。
営業時間は10:30から19:00までになります。(最終日は16時閉場です)

きものの丸洗いの持ち込みもお受けいたします。
どうぞ、おでかけください。
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暑くても日差しは秋。

2024年09月12日 | 店主の一日
暑いとはいえ、日差しは秋ですね。
刈り取り前の田んぼも穂が出たススキもよきです。
ふと気づいたら窓ははめ殺しになってましたね。









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