☆ “買い替えない族”をその気にさせる
買い替えの意欲の低下している今の消費者に対し、どうやって買う気を起こさせるか、企業も工夫を始めている。
トヨタカローラ横浜、横須賀中央店は3年前からガソリンスタンドを併設している。
同ディーラーの顧客会員専用のスタンドで、ガソリン価格は全国平均よりリッター10円ほど安く、利用者はひっきりなしにやってくる。
これはガソリンを売るのが目的ではなく、顧客にディーラーへ足を運んでもらう頻度を上げる効果を狙ったものだ。
給油が目的でも、来店すれば展示車が目にはいるし、パンフレットを手にすることもある。
接触の機会が増えればそれだけビジネスチャンスもひろがり、買い替えない族をその気にさせることもできる。
その効果があって、2年連続過去最高の販売台数となり、買い替えサイクルも4~5年くらいと他と比べて早いのではないかという。
ビックカメラでは、買い取りで買い換えを促進する。
販売員は、商品の説明をするなかで来店客が購入を迷っている場合、買い取りを薦めて意思決定に導く。
売り場の中に傘下であるソフマップの買い取りセンターを設けていて、買い取りと中古販売をする。
買い取るのはパソコン、デジカメ、薄型テレビなど、今ある商品の処理に困っている客が多い中、買い取りをすることによって新品を売る作戦だ。
新しい機能だけでは買い替えなくなった若者をその気にさせるプラスアルファのサービスが必要になっているようだ。
番組では出てきませんでしたが、買い替えない理由として、“めんどうくさい”という心理も軽視できないと思います。
パソコンにしろ、テレビにしろ、OSが変わってしまったり、デジタル放送になったり、利用者は覚えることがいっぱいです。
なにか新しい機能で売ろうとすることが却って、消費者に二の足を踏ませていることもあるのではないでしょうか。
最近のPC関連の雑誌で、XPをどこまで使うかという特集が多いのもうなずけますね。
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