始めてから分かる起業の体験記

新会社法で、簡単になったとはいえ、やはり起業は面倒なことが多い。体験して始めて分かったことなどの話をします。

WBS 6月3日放送のメモ (エコ不動産)-2

2008-06-04 23:37:14 | WBS

     環境性能評価制度

“シェルゼ木場公園”は、認証制度の評価が功を奏し応募数は通常の3割増になってる。環境対策がマンションの付加価値を上げることになったといえる。

今後、エコ意識の高まりとともにマンションの緑化は浸透していきそうだ。

東京都の他に国が定めた環境性能評価もある。

国土交通省が主導する評価は、「快適さ・バリアフリー・耐震性」というプラス面と、周辺にあたえる「騒音・CO2の排出・日照阻害」等のマイナス面を総合的に算出してランク分けするものだ。

アメリカでも環境性能の評価制度が既にあり、1996年に始まって、現在1283件が認証を受けている。
日本は2001年からの開始だが、それにしても未だ認証を受けたのは28件と対応は遅れているようだ。

そのような状況は、投資対象として日本の不動産価値への関心を下げる要因にも繋がってしまう。

ニッセイアセットマネジメントが今月設定する“ニッセイグリーンG-REITファンド”は環境対策取り組みの観点で組まれるリートへ投資するが、対象リートは海外のものだけで、日本のリートは含まれていない。

ただ、省エネ効果や、将来転売時の付加価値など、環境対策物件が経済価値にも結びつくことが理解され、市場にも繁栄されるように成れば環境配慮型不動産は普及していくと専門家は予測している。

WBS 6月3日放送のメモ (エコ不動産)-1

2008-06-04 20:03:06 | WBS

☆ 評価される環境に優しい建物

今、不動産の分野で環境が注目されている。

環境関連ビジネスを集めた展示会“2008NEW環境展”が3日からスタートした。 (東京ビッグサイト ~6月6日)

587社が参加したなかで注目を集めたのがビルや工場の壁や屋根などの緑化システムで、出展社数は過去最高の25社になった。

東邦レオ」が発売するのは、小型のプランターをはめ込み式で設置していくもので、簡単な構造でコストを従来比4割下げることを実現。さらに、はめ込み式のため位置の交換などレイアウトが変更できるのもウリ。

日本地工」は工場向けに、屋上や壁面の緑化システムを提供している。壁などの緑化で、室内温度は3℃下がり温度低減による費用対効果が見込めるという。

緑化システムの施行面積は年々増加していて、屋上緑化の関心が高まり、各社はコストを抑えた商品開発に知恵を絞っている。

一方、マンションにも環境対策物件が現われている。

東京都は、マンションに環境性能表示を実施していて、「建物の断熱性」「設備の省エネ性」「建物の長寿命化」「みどり」の四つをそれぞれ3段階評価する。
1万㎡以上の新築分譲が対象で、評価結果をすべての広告に掲載することが義務づけられている。

東京の江東区にある“シェルゼ木場公園”は、屋上緑化などによって、都内初のオール満点を達成した物件だ。
その後3物件が満点を取得している。

“シェルゼ木場公園”は、国内では普及がまだ1%という外断熱材を使っている。断熱材を使うことで、冷暖房の効率化や、外壁の長寿命化がはかれる。
実際のモデルルームで実感するのは、遮音性能も高いようだ。