☆ 環境性能評価制度
“シェルゼ木場公園”は、認証制度の評価が功を奏し応募数は通常の3割増になってる。環境対策がマンションの付加価値を上げることになったといえる。
今後、エコ意識の高まりとともにマンションの緑化は浸透していきそうだ。
東京都の他に国が定めた環境性能評価もある。
国土交通省が主導する評価は、「快適さ・バリアフリー・耐震性」というプラス面と、周辺にあたえる「騒音・CO2の排出・日照阻害」等のマイナス面を総合的に算出してランク分けするものだ。
アメリカでも環境性能の評価制度が既にあり、1996年に始まって、現在1283件が認証を受けている。
日本は2001年からの開始だが、それにしても未だ認証を受けたのは28件と対応は遅れているようだ。
そのような状況は、投資対象として日本の不動産価値への関心を下げる要因にも繋がってしまう。
ニッセイアセットマネジメントが今月設定する“ニッセイグリーンG-REITファンド”は環境対策取り組みの観点で組まれるリートへ投資するが、対象リートは海外のものだけで、日本のリートは含まれていない。