虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

新隊員の家さがし

2012-03-10 22:37:31 | 南ア-活動の記録-

ブログ更新していなかった間、何で一番忙しかったのかというと、
それは、「新隊員の家さがし」です。

先月上旬に、私の任地に私の後輩隊員が赴任されたのですが、
その際、新隊員の住む予定の家がまだ確保されていなかったのです。

そのため、私が彼の住む家の交渉にあたっていたわけです。

以下、そのときのようすを簡単に説明します。

JICAのルールでは、
隊員の住居は、配属先が候補地を探した上で、
JICAの現地Security担当が視察をして、必要な条件を整備、補強して、
安全性を確認した上で、確定、転居することになっています。

南アの他の地域では、活動先のなかに隊員用の住居(コテージ)があったり、
配属先が費用を負担して、住居を借りたりしています。

しかし私の配属先には負担できるだけの費用がない、
また地域柄、安全性を保証できないということもあり、
現地黒人とのホームステイを推奨しています。

そのためホームステイ先を探すのが、配属先の役割となるのですが、
今回、新隊員が来るにあたって、
うちのCM(サーキットマネージャー)があてにしていた場所が
新隊員赴任直前の1月上旬に使用できないと分かり、
急遽、新たな家を一から探さなくてはいけなくなりました。

この手の話の場合、配属先が率先して探さなければいけないのですが、
CMからは、私に従来の活動と並行して家を探す指示が出されました。

そこで、私の知る人脈をできる限り駆使して、家を探すことになりました。

この時点で、新隊員が赴任する2週間前。
彼はもうすでに南アの首都プレトリアで現地訓練をはじめています。

約2週間の交渉で、ようやく候補が見つかりました。

が、しかし‥最終段階で交渉決裂。

結果、また新たな家を探すことに‥

そのとき、新隊員はもうすでに任地に赴任していて、
とりあえずのゲストハウス住まいを余儀なくされました。
(先輩隊員として申し訳なく思います。)

その後、さらに別の学校をいくつか回って、
ようやく新たな家を見つけることに成功しました。

さっそくCMに電話をして、承諾を得て、
JICAのSecurityCheckを受けて、晴れて新たな住居が決まりました。

この時点で、新隊員が任地に赴任して約10日間が経っていました。

今回、配属先は、途中から私に家探しの全権を移譲していましたが、
次に私のもう一人の後任が派遣される予定なので、
今回と同じ問題が半年後に起こりかねないのが、心配です。

何はともあれ、これで新隊員の住居が確定したので、一安心といったところでしょうか。


なんのための自転車?

2012-03-10 17:37:33 | 南ア-学校-

最近、いくつかの学校で、次のような光景が見られます。

さっそく写真で紹介。

これが何かわかりますか?

そうです。自転車です。
新品の自転車が、一校あたり50台~100台ほどあります。

通学用目的で、州政府より届いたらしいのですが、
なかなか対応に苦慮しそうです。

問題点を以下に挙げていきます。
①誰がどのような形で使用するのか。レンタルは可能か。

学校曰く、家から遠い子が自転車で通学すれば、便利になるとのことですが、
全校生徒700人~1000人の学校で、誰にあげる(貸す)ことになるのでしょうか。

特に、ものの管理が苦手な南ア人にレンタルしようものなら、
すぐに盗難、転売の恐れがでてきます。

②南アの悪路で使用するのは、不便である。

私もJICAより自転車をレンタルされているのですが、
私の任地の道は、割れたビール瓶やガラス片などが多く、自転車がすぐにパンクしてしまいます。

そのため、自転車がパンクしないような運転は難しいものです。

③サイズが子供用ではない?

今回届いた自転車のサイズは、私が持っているものよりやや小さいだけで、
子どもが気軽に使用できるサイズではありません。
適切なサイズの自転車だったら、よかったのですが。

これらを踏まえると、
今回の自転車配布は、あまり効果がないように感じます。

私が予算管理をするのであれば、教科書が最優先かなと思うのですが、
皆様はどのように感じられますでしょうか。


パップがでてくるケンタッキー

2012-03-10 01:25:38 | 南ア-生活-

さきほど、再開することとなった当ブログですが、

再開後、最初の話は、パップについて。

パップとは、南ア黒人の主食で、
水でとうもろこしの粉をこねてつくる食べ物です。
※ザンビアではシマと言われているそうです。

強いて言うなら日本でいうお餅のような食感でしょうか。
アフリカの協力隊員なら誰しもが知っている主食です。

さてそのパップですが、
南アのケンタッキーで注文できます。

その名も『KFCPapa』。

南アのチキンに、パップがついてきます。
ソースがついてくるので、それをかけて食べるのですが、
味は、普通です。
(普通という表現しかできないくらい語彙力ですみません。)

南アに来た際は、ぜひ挑戦してみてください。


ブログ再開へ

2012-03-10 00:26:52 | ひとりごと

当ブログをご覧のみなさま、おひさしぶりです。

諸事情により、約1ヶ月間、当ブログを更新できずにいました。

複数の読者の方から、更新がないことに対してご心配の連絡をいただきましたが、
決して大きな事故や病気に遭ったということもなく、
ただただ充実した日々を過ごしていたことをこの場を借りて報告させていただきます。

当ブログは、
南アフリカで活動する一協力隊員が、
旅行者ではなかなか知ることのできない目線で、
南アフリカの学校教育の長所と課題をはじめとする、さまざまなことを書いてきました。

ときに取るに足らない内容があるかもしれませんが、
それはそれとして楽しんでいただけたら幸いです。

ところで、更新がなかった間も、
1日平均100件を超える方からアクセスがあったことは、ただただ驚きです。

改めて感謝の意を述べるとともに、
これからも引き続き当ブログをお楽しみください。

よろしくお願いいたします。