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夢みる長女じゃいられない♪ HEY! ニッキ

だめな子ちゃん。

2011年06月12日 | kelly,
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うちの猫はボケて鳴き続けるので、帰宅したら禁断のドアを開けて、
そんなに鳴くなら好きなとこにいってどこででも爪とぎ(興奮すると壁紙はがす)
しておいで、と甘やかしているが、五分後には元の居間のクッションに戻ってる。

天国に行った他の猫を探しているのか、もういないお気に入りの人を探してるのか。
気が済むまで徘徊させる。

食も細いけれど、窓越しに餌を食べに来るノラちゃんには興味しんしんで、
仲良くなりたいのか縄張りあらそいか、なんか文句言いながら自分も食べる。
このタイミングを見逃さないために、私はいつも窓を見ている。

外猫の寿命は短い。 2年から4年か。
最初にご飯を食べに来たノラ猫は24年前、触らせてくれるまで2年かかった。
それくらい用心深いほうがきっと長生きするんだろう。

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その「餅みたいな」白猫はある日1匹で玄関前で私を待っていた。
いつもと様子が違うので声をかけると、大怪我をしていて動けない様子。

すぐに風呂場へ連れて行って、虫がわいている下半身の毛を刈って、
消毒液をつけた。痛かったんだろうけど、鳴きながらも耐えていた。

ピンセットで憎らしい虫を全部取るのに3時間かかった。
体が乾くまでお風呂場に居てもらい(うちの猫は侵入者に大騒ぎしてた)
「毎日消毒に来てね、栄養のつくものあげるから」と帰らせた。

マキロンシュッパは辛かっただろうけど、痛みで叫び声をあげながらも、
かさぶたになってもう大丈夫、と思うまで毎晩通い続けてくれた。

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すっかり心を開いてくれた白猫が、ある晩ふわふわの美人猫を連れてきた。
嫁です、今後ともよろしくお願いいたします。 てな感じか。

半年後、二匹の後ろに子猫が並んでいた。
家族増えましたんで、よろしくお願いいたします。

猫は年に2回出産するのだけど、白猫が来なくなり、嫁も来なくなり、
子猫だけが来るようになった。

目やにや毛つやがおかしい。
全員が病気になっている。
親猫はもう召されたのか。

とにかくご飯だけは十分に与えて、私が通っている病院に相談に行った。
当時は無保険の動物病院へ全員を連れて行く術も経済的余裕もなかった。

「抗生物質を・・猫用に。。。出してもらえませんか、私の保険で」
先生は無理、といったけれど、実は動物専用の薬って特別なもの以外ないのよ。
全部人間用の薬を体重に合わせて小分けしてるだけ。

私があきらめて帰ろうとすると、先生が「・・子猫の体重は?」と聞いてきた。
「たぶん250Gです」というと、薬をこっそり出してくれた。
うれしくて、急いで帰ってその晩からご飯に混ぜて与えてみた。

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当時はわからなかったけれど、今覚えば猫エイズだったんだと思う。
子猫の目は毎日目やにで見えなくなっていって、動物病院へ連れて行こうと
しても、捕まえるの絶対無理。
親が居ない分、警戒も強い。 

最初の猫「にゃにゃ」と家族がいなくなって、次の猫が来るようになった。
夜中の猫会議で「あそこのテリトリー空いたみたい」と連絡が行ったのか。

やがてまたいろんな猫が来るようになった。
ガラス越しに見る柄で「にゃにゃの血を引いてる子だ」と嬉しくなったり、
やっぱり何ヶ月もかけて逃げなくなる子をいとしく思ったり、相変わらず。

今日ははじめてみる三毛猫がきた。
いそいで「うちのちゃお」を呼んで「お友達来てるよ」と窓辺に乗せる。
自分のご飯が盗られるんじゃないかと思ってか、ちゃおが食べる。

三毛がいなくなったら、次の子の為のご飯をまた窓辺に置く。
その繰り返し。

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そいえば、病院へ犬の本を返しに行って泣きましたって言ったら、
次の課題本を貸してくれた。笑えて泣けた。
今週もまたガッコの勉強てにつかないじゃないか。先生。