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この番組をずっと待っていました。
沖縄戦で、日本が負けて、たったひとりで生き抜いてきたトミコの話です。
防空壕へ逃げ込むと、邪魔だ、自決の手榴弾が足らなくて苦しむ、という理由で
どこでも追い出されて、逃げ場所がありません。
最後に目の不自由な老女夫婦にかくまわれます。
終戦を迎えて、隠れている人はすぐに出て来いと米軍がアナウンスします。
老夫婦はトミコに白旗を持たせ、これを高く掲げろ。世界の約束だと伝えます。
少女は手を振っていますが、これには恐ろしくも悲しい意味があります。
MPのカメラが銃に見えて、自分はここで殺される、と少女は思うのです。
「アメリカ兵は残忍で女子供でも平気で八つ裂きにする」と聞いていたからです。
少女はこのとき、父のことばを思い出します。
「もし、敵と向かい合うようなことがあっても、泣きっ面を見せるな。
最期は笑って死ね」
少女はここでカメラの方に向かって歩きながら笑って、手を振ったのです。
白旗はいっそう高く持ち上げたということです。
「おじいさん、おばあさん白旗をありがとう。でも駄目だったみたいです。
わたし、撃たれる……」
しかし、通り過ぎるとき、何も起きませんでした。
35年を経て、1フィート活動(戦時中の米軍の撮影した映像を買い取る)で
この写真が世にでました。
トミコはそのカメラマンに会いにアメリカまで行きました。
そして、その当時の話をまとめた本が出版され、世に知られました。
***************
私は、サバイバルゲームの経験もありますが、不謹慎だなと痛感します。
花火を観ても、戦争を思い出して涙する人がいるこの時代に・・
戦争を始めるのは、現場へは行かないひとたちです。
犠牲になるのは、そんなことを望んではいない普通の生活をしてる住民です。
時々平和で、時々戦争。
それで世界経済も回ってるんでしょうが。
9.11テロですら、戦争を仕掛けたかったアメリカの自演の噂が絶えません。
鴨ちゃんや、水木しげるさんの著書を愛読しています。
常に死にされされてると、命が軽いもののように感じてしまうそうです。
ふと「世界中でこんなひどい事が毎日起こっている。毎日・・」という
セリフを思い出しました。
なんだったけ・・・思い出しました、映画「グリーン・マイル」です。
*****************
西原理恵子が「うつくしいのはら」という短編を描いています。(たしか・・)
ものすごく短いんですが、「いけちゃんとぼく」より泣けるよ・・
人が1人、生まれてくるというのは、アメリカに生まれて、大統領になる確率と
ほぼ同じだそうです。
みんなが選ばれたそれぞれのひとり。
長生きしような。 ゴミはちゃんと分けような。
この番組をずっと待っていました。
沖縄戦で、日本が負けて、たったひとりで生き抜いてきたトミコの話です。
防空壕へ逃げ込むと、邪魔だ、自決の手榴弾が足らなくて苦しむ、という理由で
どこでも追い出されて、逃げ場所がありません。
最後に目の不自由な老女夫婦にかくまわれます。
終戦を迎えて、隠れている人はすぐに出て来いと米軍がアナウンスします。
老夫婦はトミコに白旗を持たせ、これを高く掲げろ。世界の約束だと伝えます。
少女は手を振っていますが、これには恐ろしくも悲しい意味があります。
MPのカメラが銃に見えて、自分はここで殺される、と少女は思うのです。
「アメリカ兵は残忍で女子供でも平気で八つ裂きにする」と聞いていたからです。
少女はこのとき、父のことばを思い出します。
「もし、敵と向かい合うようなことがあっても、泣きっ面を見せるな。
最期は笑って死ね」
少女はここでカメラの方に向かって歩きながら笑って、手を振ったのです。
白旗はいっそう高く持ち上げたということです。
「おじいさん、おばあさん白旗をありがとう。でも駄目だったみたいです。
わたし、撃たれる……」
しかし、通り過ぎるとき、何も起きませんでした。
35年を経て、1フィート活動(戦時中の米軍の撮影した映像を買い取る)で
この写真が世にでました。
トミコはそのカメラマンに会いにアメリカまで行きました。
そして、その当時の話をまとめた本が出版され、世に知られました。
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私は、サバイバルゲームの経験もありますが、不謹慎だなと痛感します。
花火を観ても、戦争を思い出して涙する人がいるこの時代に・・
戦争を始めるのは、現場へは行かないひとたちです。
犠牲になるのは、そんなことを望んではいない普通の生活をしてる住民です。
時々平和で、時々戦争。
それで世界経済も回ってるんでしょうが。
9.11テロですら、戦争を仕掛けたかったアメリカの自演の噂が絶えません。
鴨ちゃんや、水木しげるさんの著書を愛読しています。
常に死にされされてると、命が軽いもののように感じてしまうそうです。
ふと「世界中でこんなひどい事が毎日起こっている。毎日・・」という
セリフを思い出しました。
なんだったけ・・・思い出しました、映画「グリーン・マイル」です。
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西原理恵子が「うつくしいのはら」という短編を描いています。(たしか・・)
ものすごく短いんですが、「いけちゃんとぼく」より泣けるよ・・
人が1人、生まれてくるというのは、アメリカに生まれて、大統領になる確率と
ほぼ同じだそうです。
みんなが選ばれたそれぞれのひとり。
長生きしような。 ゴミはちゃんと分けような。