音楽教室を辞めてから、3ヶ月ほどしてなんとなくピアノを弾く気持ちが出てきました。
レッスンしないと上手くならないと感じていたので、ネットで近所の音楽教室を検索~。
自宅から、歩いて10分ほどのところに、ロシアを行ったり来たりしている面白そうな先生(失礼…)がいるぞ~と、分かりました。
さっそく、体験レッスンへ~持っていった曲はグリーグ「ホルベアの時代から~プレリュード」でした。
2台のグランドピアノで、先生が隣でばりばり弾きながら教えていただくスタイル…それも、先生はたぶん初見…。
すごい~(゜o゜)!即、レッスンをお願いしました。
生徒さんがほとんどいっぱいで、夜間それも20時30分からしか空いていないとの事でした。(今は19時30分枠が出てきました。)
レッスンは1時間、金額は某大手音楽教室の半額以下。なのに、ものすごくレベルの高いことを教えていただいているので、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。時間制限も気になり、前の教室の後遺症ですかね。
レッスンを開始してから分かったのですが、先生はプロのピアニストの方でした。
今年の8月にもリサイタルが予定されています。
ロシアで学び、ロシア奏法を専門にやっている方のようです。(ご本人から、はっきりとロシア奏法という言葉をお聞きしたことがないですが…)
ロシア奏法について調べてみたのですが、なんとも奥深い…代表的なピアニストでは、アルゲリッチ、キーシン、ホロヴィッツ、リヒテル、ギレリス、ランランなどが、この奏法なのだそうです。あの音色と迫力と速いタッチが、この奏法から生まれるのですね~(゜o゜)
とにかく、レッスンのたびに、眼からウロコが落ちまくります。
単に脱力の問題だけではなく、手の向きをとにかく指摘されます。
人間の身体にとって一番自然な状態でピアノを弾くことが重要なんだそうです。
私はまだ脱力と手の向きを重点的にやっているので、その他、まだまだ奥深い奏法は習っていないのですが…。
疲れたり、痛くならない、怪我をしない奏法。身につけば、「70歳以上になってもピアノは弾けるのよ~」と、おっしゃっていました。
でも、「一生の課題でもあるのよね~」とも…。
これから、このブログでレッスン記録をしていきたいと思っています。
どこまで伝えられるか分かりませんが、私のびっくり体験を共有していただければ幸いです。
ただ、ご近所ということだけで選んだ教室…偶然でしたが、本当にラッキーでした。
ずっと、なんとなく弾き続けてきたピアノ…。
でも、いくら弾いても、ちっとも上手くならない。高校生のときから成長していない…。
やっぱり、レッスン必要かな~と考えたのが、約5年前でした。
そこで、某大手音楽教室の門を叩きました。
今まで、個人の先生にしか習っていなかったので初体験でした。
体験レッスンでは何を持っていったか?確か、ドビュッシーの「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」だったと思います。とにかく、力量考えず、速い曲を弾きたい時期だったんですよね。
そこから、ツェルニー30番をすべてさらい、ハノンはどっからさらったのかな~覚えてない~。
後は、私の力量に合わせて弾きたい曲をだいたい否定されることなく、課題曲とさせていただけました。
発表会でも無理だろ!っていう曲を、先生はためらいながら弾かせてくださったと思います。
でもね、音楽教室は会社なのです。
レッスン料金も発表会料金もすごく高い!その上、時間に厳しい!!
30分レッスンでは時計とにらめっこです。発表会も5分以内という規則で、ストップウォッチが登場しちゃう…。
確か、音楽を教えているところですよね…?音楽ってこんなに時間に厳しい、効率的なものでしたか?
担当の先生と合わなかった訳ではありません。
私は、会社と合わなかったようです。
去年の発表会の曲決めの際に、私は5分以上の曲を弾きたかったので2枠分のお金を払って、でも10分超えそうならリピートや曲数を減らして調整しようと思っていたんです。
でも会社から、時間超過したら追加料金を請求すると言われました…。最初からそんな対応だったので、とうとう我慢ならず辞めることにしました。
ちょうど、去年の夏ころです。
辞めてから、しばらく、ピアノに触れませんでした。
弾く気持ちになれなかったんです。