最近、いつもお世話になっている横浜で設計事務所を
開設している先輩のところに遊びに行ったとき
少し前に、知人の結婚式で『八ヶ岳高原音楽堂』に行ったことを話したところ
「それって、吉村順三さんの『八ヶ岳高原音楽堂』?
あそこで、結婚式できるの?ところで、ちゃんと建物を観てきた?」と。
「えぇ?そうなんですか?吉村順三さんの作品なんですか?」
思わず“無学無識”がバレてしまい
またまた、勉強不足の自分が恥ずかしくなり
帰ってきて『八ヶ岳高原音楽堂』の写真を眺めながら
建物で感じたことや、周りの景色などを思い出し
そして、少し『八ヶ岳高原音楽堂』について調べてみました。
八ヶ岳高原のなかに存在感を持ちながら
自然に溶け込む“大屋根の建物”『八ヶ岳高原音楽堂』
晩年の吉村順三さんの作品で、内部はまるごと木材で構成され、
“音楽堂”自体が楽器の役割をなすように“堅い木材”を使用しているとのことです。
森の中にある木々に囲まれているような建物の内部(ホワイエ)
音楽堂内部に入った時、“心地よい空間”という言葉しか見つからなかった。
意図的に「人と建築が自然と触れ合う建築」を設計したのでしょうか。
実際、下調べなしに『八ヶ岳高原音楽堂』に入った時
不思議なくらい、上手く表現できないですが
ここ「八ヶ岳高原に“自然に存在”している建物」でした。
先輩から吉村順三さんの作品と聞いた時に
なぜか「あぁ~なるほど」と納得してしまったのは
この「八ヶ岳高原に“自然に存在”している建物」と感じたからでしょうか。
“音楽堂”にある『おりたためる椅子』は長い年月をかけて
試行錯誤の後に“機能性”と“座り心地”を追求した作品だそうです。
“建築とは「造る時間」よりも「使い時間」の方が長い。
そこで「複雑なもの」より「簡素なもの」の方が良い。”と
吉村順三さんは、建築というものを考えていたようです。
その一つに『八ヶ岳高原音楽堂』という建築を設計したそうです。
いやぁ~~調べて見ると奥が深い。。。。
ちゃんと観てくるんだった。。。と「後悔の念」にかられます。
晩年の吉村順三さんの公開座談会で
「自分が感じたことを、建築にするか-建築は人間の感性である。」と
話している映像をYOUTUBEで観ることが出来ました。
意味深く、そして建築に対しての思いに感銘を受けました。
生意気ですが、自分が目指す“建築への思い”に似ていると。。。
しかし。。。下調べして、もっと勉強して行くんだった。。。
何時もご閲覧ありがとうございます。
↓ こちらに一票頂けると嬉しい限りです。よろしくお願い申し上げます。
↓メインのHPも よかったら見て下さい。
「建人 建築事務所」:http://www4.ocn.ne.jp/~ken_to/