建人 建築事務所 徒然的な”独り言”

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UR都市機構 「ひばりが丘団地ストック再生実証試験」の“現地公開”

2009-11-26 16:18:14 | 建人的“建物探訪”

UR都市機構 ルネッサンス計画1

「ひばりが丘団地ストック再生実証試験」の

“現地公開の見学”に行ってきました。

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「現地公開の見学の予約は来年の3月まで一杯」とのことでしたが

知合いに“ゴリ押し”で頼んでやっとこさ

今回“現地公開の見学”に参加できました。

“現地公開”は平日の午前10時からと

午後3時からの2回行っているそうです。

今回は午前の部に参加しました。

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1回の参加人数は大体30名ぐらい。

2班に分かれて小人数での見学となってます。

UR都市機構の係りの人が丁寧に説明してくれたので

とても分かりやすい“現地公開の見学”で良かったです。


また、A~C棟自体が「ストック再生実証試験」ということもあり

もともと“現地公開”を念頭に計画されているみたいで

各住戸の各所にパネル展示で説明があったり

実際に施工方法や施工前・施工後を閲覧できるようになってました。

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各棟別と各住戸ごとにコンセプトが明確になっていて

順序良く見学が出来るプログラムに構成されています。

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UR都市機構が行う“団地改修”というこなので

各種多様な技術・工法を実験に使っていて

コストなど民間ではできない大胆な

“団地改修”という印象を受けました。 

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階段室型団地に共用廊下を増設したり

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階段室を取っ払ってエレベーターを新設したり

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上下4戸を1戸の住戸にしたり

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既存の梁を撤去して、梁せいが小さいものを設置したり

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間取り変更の対応させるための取外し可能な柱があったり 

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最上階の住戸を撤去して減築したり

その他、大胆な“団地改修”や実験プランを見ることが出来ました。

 

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「利益を度外視して“団地改修”の技術・工法を実験をすると

 ここまで出来るのかぁ~~」と感心してしまいます。

“現地公開”の所要時間は約2時間半。 

最後に4ページほどのアンケートを記入して終了です。

いやぁ~~勉強になりました。

 

 

全体的な感想としては“団地改修”の技術・工法を確立させるために

民間ではできない大がかりな実験を行うことで

将来的に生かされる実例になりそうですかね。

しかし、コストや需要、法整備の問題で、

これがどこまで民間が活用でき、活かされるのかは疑問です。

 

今回、見学をして一番気になったのは各住戸の計画がイマイチなこと。

古い団地をせっかく“改修”して新しく生まれ変わったのに

間取りや全体的なプランニングがあまり考慮されていない。

今回の見学で、魅力ある住戸が1~2戸しかなかったのが残念。

もともとカタチありきのプランニングは分かりますが

住みづらく、今のニーズに合っていない印象を受けました。

はやり、UR都市機構だからかもしれませんが。。。

 

 

ちなみにネットで予約が出来るみたいですが

来年の3月ぐらいまで詰まっているそうです。

予約は下記のサイトから出来ます。

ルネッサンス計画1「ひばりが丘団地ストック再生実証試験」  

URL:http://www.ur-net.go.jp/rd/rn1/

 

 

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