風呂上りに飲み物(ライフガード、もちろんカロリーオフ)を買いに外に出ると、普段よりたくさん星が見えた。
いつもは夜空も薄ぼんやりと明るく、金星や火星のように明るい星しか見えないのに、今日は真っ暗で、小さな星がポツポツと見えた。
台風一過。昔から台風が通り過ぎて行った後は、静かだったり、涼しくなったり、いつもより空が澄んでいたり、いつもは見られない遠くのテレビ局が見られたり、なにかがあってむしろ好きだった。
今回のようなあまりに酷い傷跡を残していくと、とてもそんな事は言えないが。
自分が子供のころは、日本はもっと静かな雨がたくさん降っていたような気がする。
毎週土曜日になると雨が降るので、自分は土曜日を「雨の日」と呼んでいた。それぐらい。
夏になると夕方には夕立があって、日が暮れるとすうっと涼しくなる。
そんな記憶が確かにある。
いつから変わってしまったんだろう?
不機嫌にカンカンだらだらと人が死ぬほどの暑さが続き、時々思いだしたように癇癪のような激しい雨とえげつない台風がやってくる。
昔は、確かに、こんなに騒がしい気候ではなかった。
地球温暖化防止とか、人類の未来のために、とかいうキャッチフレーズ。
自分はなにか喉に引っかかるような違和感を感じる。少なくとも、自分では滅多にそういう言葉を使わない。
例えば、の話。
もう、コンピュータが使えなくなります。
携帯電話も使えません。テレビも見られません。ゲームも出来ません。
自動車も電車も飛行機も、今の五分の一です。
世界が50年前、いや100年前の状態に戻って、もう一度やり直すことができます。
どうしますか?
こんな選択があったなら、自分は少し迷っただけで、コンピュータを捨てるな、その他諸々も、と最近思うことがある。
50年前でも100年前でも、巻戻れるのなら素晴らしい、と思う。
これ以上、進まない、という選択は、ネガティブではない。
特に崖っぷちに立っているときは。
もはや、この世界のどこに、前の年より沢山自動車を売らねばならないような理由があるのか?
人間の顔の毛穴が見えるほどの映像を、なぜ家庭のテレビで、見る必要があるのか?
コンピュータにしがみつくように張り付いて仕事をする。えくせる?わーど?めーる?
それは気持ち悪いことだと思わないか?
それって、単なる計算機兼通信機だよ???
(なんか、とりとめもなく話が大きくなってしまったな、^^;;; )
読んだよ!
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