Ken寝る書庫

読んだ本の紹介(+α)

私という運命について

2011-08-26 18:11:21 | Weblog
私という運命について
白石 一文
角川書店
売り上げランキング: 58861


<感想>
著者の作品は2作目。キャリアの女性を主人公に、恋愛や結婚を軸に人生と運命についてストーリーが展開する。ややドラマじみた展開ながら飽きさせないのは著者の筆力か。考えさせられるテーマから終始離れないところに、著者のぶれない姿勢が垣間見える。
<読書期間>
8月22日~8月24日

絶対ブレない「軸」のつくり方

2011-08-26 18:07:38 | Weblog
絶対ブレない「軸」のつくり方
南 壮一郎
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 2909


<感想>
楽天イーグルスの創設に携わった人物の話。自身のやりたいことに気づき、実現するまでの紆余曲折が描かれている。若干、著者の自己主張が強く感じるが一貫した行動力には感銘を受ける。スポーツビジネスに興味がある人には無論、そうでない人にも○
<読書期間>
8月18日~8月22日

ジェネラル・ルージュの伝説 海堂尊ワールドのすべて

2011-08-26 18:03:04 | Weblog
ジェネラル・ルージュの伝説 海堂尊ワールドのすべて
海堂 尊
宝島社
売り上げランキング: 56773


<感想>
速水医師の若き日を描いた書き下ろしと、海堂作品の誕生秘話が書かれた、いわゆるファンブック。書き下ろしを目当てに読んだが、各作品の誕生の背景が興味深い。海堂尊の作家としての資質や人間性、さらには戦略性が垣間見える。マニアでなくとも読み応えあり。
<読書期間>
8月18日~8月19日

下町ロケット

2011-08-17 22:58:21 | Weblog
下町ロケット
下町ロケット
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池井戸 潤
小学館
売り上げランキング: 23


<感想>
3時間で一気読み。直木賞受賞作の勲章を引っ提げて、濃密な時間をプレゼントしてもらった。「空飛ぶタイヤ」と似ているが少し違う展開。もちろん根底に流れる熱さに変わりはない。胸がジンとする展開、痛快な場面、再考の読後感。企業小説の醍醐味が凝縮されている。読んで良かった!!
<読書期間>
8月17日

俺俺

2011-08-17 22:53:26 | Weblog
俺俺
俺俺
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星野 智幸
新潮社
売り上げランキング: 72778


<感想>
オレオレ詐欺をきっかけに自己と他者の境界線が不明瞭となり、いつしか周りに何人もの「俺」が溢れるというストーリー。予想に反した展開に、衝撃的に読み始めたのだが途中で後悔。考えさせられるメッセージが込められているが、長い。この手の展開は星新一のような短さが良い。表紙のインパクトで手に取った感も否めない。
<読書期間>
8月17日

KAGEROU

2011-08-15 11:36:36 | Weblog
KAGEROU
KAGEROU
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齋藤 智裕
ポプラ社 (2010-12-15)
売り上げランキング: 2135


<感想>
水嶋ヒロのデビュー作で有名な一冊。書き出しと途中までは良かったが、隠し切れていた非現実感や、ともすればファンタジー感が最後に出てきてしまった。テーマも面白いし読者を惹きこむ文体も良いだけに残念。著者が水嶋ヒロであることを知らずに読めばまた違った感想を抱くかもしれない。
<読書期間>
8月14日

書くだけで人生が変わる嫌なことノート

2011-08-15 11:31:37 | Weblog
書くだけで人生が変わる嫌なことノート―仕事、自分、家庭、人間関係…
嫌なことノート普及委員会
アスコム
売り上げランキング: 42791


<感想>
有楽町のブックカフェで1時間ほどで読了。嫌に感じたことを書き留めることで、自分が嫌なことをしない人間になるということを主に述べた1冊。確かに手法は面白いが、言っていることは真新しいことではなく手段論に過ぎない。一手段を学ぶために読むなら有意義な一冊だけど、ノートを書くこと自体が嫌なことになってしまったら、本末転倒かも。
<読書期間>
8月14日

猛毒国家に囲まれた日本―ロシア・中国・北朝鮮

2011-08-15 11:23:16 | Weblog
猛毒国家に囲まれた日本―ロシア・中国・北朝鮮
宮崎 正弘 佐藤 優
海竜社
売り上げランキング: 163510


<感想>
ロシア・中国・北朝鮮に対しての日本の在り方を、宮崎正弘と佐藤優が対談形式で綴っている。佐藤優の著書に比べると、対談形式のためか冗長な文章が多く、論点もブレがち。ただし、異なる視点から切ることの面白さは滲み出ている。編集の大変さが窺い知れる、知的レベルの高い対談。
<読書期間>
8月1日~8月12日

アリアドネの弾丸

2011-08-12 12:20:19 | Weblog
アリアドネの弾丸
アリアドネの弾丸
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海堂 尊
宝島社
売り上げランキング: 1362


<感想>
ちょうどドラマが始まったが、まずは原作を優先。本流のバチスタシリーズを読むのは久々で、「イノセントゲリラ~」以来。亜流の作品の方が最近は面白い中で、本作ではミステリーへの原点回帰とAIの融合が見事に図られた。初期の作品を読んでいるかのうようなスリル感を味わえて満足の一冊。
<読書期間>
8月5日~8月12日

少女

2011-08-01 12:27:14 | Weblog
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)
湊 かなえ
早川書房
売り上げランキング: 10666


<感想>
一人称で交互に2人の少女の視点で描かれている。手法は著者らしいが、他の作品ほどはキレが良くない。ラストになるにつれて面白くなるが、全体としてはイマイチ。表紙のデザインも怪しい本のようで、何か気になってしまった。
<読書期間>
7月27日~7月31日