Ken寝る書庫

読んだ本の紹介(+α)

ケルベロスの肖像

2012-12-30 15:36:31 | Weblog
ケルベロスの肖像
ケルベロスの肖像
posted with amazlet at 12.12.30
海堂 尊
宝島社
売り上げランキング: 7,170


<感想>
バチスタシリーズもいよいよクライマックス。AIセンター設立と、それを巡る悲喜交々。様々なスピンオフシリーズが出されているのが有名だが、さすがにここまでの長編シリーズともなると、それらも全て読んでいないと所々で意味が掴めなくなる。特に、ブラックペアンシリーズと、モルフェウスの領域を読んでおくと、本作には対応可能かもしれない。次は「スリジエセンター」を読む予定。
<読書期間>
12月27日~29日

人生はワンチャンス!

2012-12-30 15:26:09 | Weblog
人生はワンチャンス!   ―「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法
水野敬也 長沼直樹
文響社
売り上げランキング: 850


<感想>
「夢をかなえるゾウ」の作者による名言集。ただの名言集なら買うことはないのだが、犬の写真が一言ごとに載っていて、それにやられた。タイトルも明らかに犬を意識したものになっているし。誰かに渡せるようにページごとに切り取り線が入っているが、残念だがどれも渡し難い可愛いものばかり。犬の写真集を買ったような気分。
<読書期間>12月21日~27日

コンサル日記

2012-12-27 23:08:37 | Weblog
コンサル日記
コンサル日記
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斎藤 広達
飛鳥新社
売り上げランキング: 277,167


<感想>
ファームから独立した個人コンサルタントを主人公として、様々な案件を元にしたライトタッチ小説。ビジネス小説の側面もあれば、恋愛小説の側面も合わせ持っており、色々な面から楽しめる。同時に、どのテーマも深掘りし切れていないため、個人的にはもう少しビジネス面にフォーカスして欲しかった。
<読書期間>
12月23日~26日

100円のコーラを1000円で売る方法 2

2012-12-26 20:41:46 | Weblog
100円のコーラを1000円で売る方法2
永井 孝尚
中経出版
売り上げランキング: 746


<感想>
前作の続きのストーリーとなっており、本作では競争戦略にフォーカスしている。競争戦略ということから、競合他社についての記述も前作よりも多くなり、より実践的な内容になっている。気軽に読める作品として巷でも好評のようであり、書店でも見かけることが多い。
<読書期間>
12月19日~23日

百年法 下

2012-12-16 00:20:03 | Weblog
百年法 下
百年法 下
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山田 宗樹
角川書店(角川グループパブリッシング)
売り上げランキング: 5780


<感想>
下巻では話はクライマックスにどんどんと近づいて行く。登場人物がそこそこ多いのにどのキャラも頭に残っているのは、エピソードがどこで切っても印象的なものだからかもしれない。クライマックスも非常にエキサイティングかつ感動的。この作品は映画化も出来るだろうし、ぜひ観てみたいと思う。
<読書期間>
12月11日~14日

百年法 上

2012-12-16 00:12:41 | Weblog
百年法 上
百年法 上
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山田 宗樹
角川書店(角川グループパブリッシング)
売り上げランキング: 5863


<感想>
知人の勧めで読んでみた。著者の作品にはあまり馴染みがなかったが、癖もなく読みやすい。何よりもこのSFの場面設定が非常に魅力的ですぐに惹き込まれた。SFはともすると説明的な文調になりがちだろうが、見事に自然な文章に仕上げている。経時的で、語り手も交互に替える方式も見事。すぐに下巻に飛びつくことになる。
<読書期間>
12月7日~12月10日

残り全部バケーション

2012-12-12 18:15:09 | Weblog
残り全部バケーション
伊坂 幸太郎
集英社
売り上げランキング: 171


<感想>
伊坂作品を書きたてホヤホヤで読みました。まさにブックカフェ効果。まるで「陽気なギャングが~」のような文調で話は進んでいくものの、しっかりとしたストーリーや軸が存在しているため、章が変わっても安心感がある。根源的なテーマから話が外れないからこそ、ある程度羽目を外せるという伊坂ワールド全開の作品。ホヤホヤを読めて良かった!
<読書期間>
12月12日

大きく、しぶとく、考え抜く。―原田泳幸の実践経営論

2012-12-10 13:46:28 | Weblog
大きく、しぶとく、考え抜く。―原田泳幸の実践経営論
原田 泳幸
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 1695


<感想>
原田さんの本は2冊目。前作と同じような内容の記述も多いが、気にならない。本質に切り込んでくる論調は読んでいて清々しい。また、ジョブズについての記述が多めに盛り込まれている点は、原田さんならでは。巻末の、ユニクロ柳井さんとの対談も興味深い。
<読書期間>
12月7日~9日

JORGE JOESTAR

2012-12-08 11:40:30 | Weblog
JORGE JOESTAR
JORGE JOESTAR
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舞城 王太郎 荒木 飛呂彦
集英社
売り上げランキング: 4713


<感想>
JOJOのノベライズシリーズだが、もはや原作の世界観をぶち壊し過ぎており、JOJOシリーズに分類したくない一冊。著者の自我と、自身の作品の登場人物を登場させるエゴのせいで、駄作の極みに達している。800ページ近い分量で、読むのをやめようと思ったことが何度あったことか。速読ならぬ読み飛ばしで最後は意味が分からないまま終了。時間の「無駄無駄無駄・・・」にしかならないので、JOJOファンは気になるだろうが、手に取らない方が良い。
<読書期間>
12月1日~8日

仕事は楽しいかね? 2

2012-12-02 14:39:09 | Weblog
仕事は楽しいかね? 2
仕事は楽しいかね? 2
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デイル・ドーテン
きこ書房
売り上げランキング: 2896


<感想>
シリーズ2作目。前作は自身のビジネスの進め方に焦点を当てたが、本作は管理職となった主人公に、上司としてのあり方を話すストーリーになっている。前作と同様に具体事例を数多く交えた進め方になっているが、少し冗長な感は否めない。ただ、目次をみるとやはり興味をそそられるようなタイトルの章が並んでおり、良書なのだろう。
<読書期間>
11月26日~12月2日