ダイイング・アイ 2010-11-29 00:56:48 | Weblog ダイイング・アイposted with amazlet at 10.11.29東野 圭吾 光文社 売り上げランキング: 28099Amazon.co.jp で詳細を見る <感想> ミステリー色が強く非現実感が目立つ作品。その点については賛否が分かれそうな気がするが、東野圭吾の多彩さは相変わらず。個人的にはもう少しシリアス感の強い作品が好みであったために、タイトルに関しての期待感を透かされた感はあった。 <読書期間> 11月26日~11月27日
ララピポ 2010-11-25 19:07:03 | Weblog ララピポposted with amazlet at 10.11.25奥田 英朗 幻冬舎 売り上げランキング: 313279Amazon.co.jp で詳細を見る <感想> 奥田英朗らしさが満載だが、下ネタも満載の1冊。非常にユーモアあふれており楽しめるが、下ネタが×な人は無理な内容かもしれない。表紙まで下ネタなので、外で読むのも憚られる。タイトルの意味が終盤に分かると、ただの下ネタ小説ではないことが分かる。 <読書期間> 11月22日~11月24日
リカ 2010-11-24 14:06:03 | Weblog リカposted with amazlet at 10.11.24五十嵐 貴久 幻冬舎 売り上げランキング: 476483Amazon.co.jp で詳細を見る <感想> 五十嵐貴久のデビュー作はホラーサスペンスであることを初めて知った。 デビュー作からテンポの良さ、読みやすさを発揮しているが、「ホラーサスペンス」としてはどうなんだろうか。出会い系サイトの恐怖に着目した点では現代社会の恐怖を上手く表現しているが、人物像を振らぼり出来ていないだけに記憶には残らない作品に分類されてしまう気がした。 <読書期間> 11月22日~11月23日
即答するバカ 2010-11-18 20:00:12 | Weblog 即答するバカ (新潮新書)posted with amazlet at 10.11.18梶原 しげる 新潮社 売り上げランキング: 12715Amazon.co.jp で詳細を見る <感想> 電車移動が多いため、軽い新書が持ち運びに便利。タイトルが目を引く本だが、「さおだけ屋~」のように中身との関連性がどこまであるかが怪しいケースもあるので、良く吟味して選択。タイトルと中身とは当たらずとも遠からずであるが、言語の重要性に関して非常に分かりやすく風刺も聞いた書き方で、読みやすかった。営業に従事する人にとっても読んでおいて損はない1冊。 <読書期間> 11月12日~11月18日
30代にしておきたい17のこと 2010-11-14 20:24:14 | Weblog 30代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)posted with amazlet at 10.11.14本田 健 大和書房 売り上げランキング: 126Amazon.co.jp で詳細を見る <感想> コンパクトにまとまっていて大変読みやすい本。30代に絞って書いているだけあって、一般論とはまた違った視点で現実論を書いてある点が○。 <読書期間> 11月10日~11月13日
ボックス! 2010-11-10 22:48:02 | Weblog ボックス!posted with amazlet at 10.11.10百田 尚樹 太田出版 売り上げランキング: 8216Amazon.co.jp で詳細を見る <感想> 「永遠の0」で素晴らしいインパクトを与えてもらった百田尚樹の作品をもう1冊。「永遠の0」であまりに期待感のハードルが高くなりがちだが、その辺りも考慮して、外れでもしょうがない程度の軽い気持ちで読んでみた。ページ数はかなりのボリュームだがタッチが軽く青春ボクシング小説として充実した内容となっている。たくましく変身していくことの喜びが読み手によく伝わってきて、登場人物への感情移入をさせるのが上手い著者であることが改めて分かった。 <読書期間> 11月7日~11月10日
とんび 2010-11-06 11:41:03 | Weblog とんびposted with amazlet at 10.11.06重松 清 角川グループパブリッシング 売り上げランキング: 48801おすすめ度の平均: 家族の形が整っていることが、幸せの前提条件ではない 後半はほぼ泣きっ放しでした。 嫌なやつがひとりも出てこない できるなら、こんな「親父」になりたい。 泣かせます。Amazon.co.jp で詳細を見る <感想> 重松作品らしさが凝縮されている1冊。古臭くて不器用な父親と息子の半生を描いており、時系列で考えてもページ数で考えても読みごたえがある。それでもテンポの良さを保ったまま書ききっている点で、こういった作品を書きこなれている著者の姿が見え隠れした。主人公の姿にはもどかしさを感じることがたびたびあったが、人間味あふれる憎めない良いキャラターであった。 <読書期間> 11月1日~11月5日