自然被爆量
「微弱な放射線の人体への影響は、まだよく分かっていない。放射線は確実に人体に影響を与えるものの、それがイコール有害とは限らないからである。
一度に100ミリシーベルト以上の被曝でがんになる人が増えはじめるとされているが、臨床的に実際に健康被害が確認できるのは一度に200ミリシーベルト以上である。
このように、一度に大量の放射線を浴びると健康を害するが、毎日少しずつなら問題はない。人体には、問題を回復させる能力が備わっているからである。
大宇宙は放射線に溢れている。宇宙は危険なのである。
宇宙の一部である地球は生物が住みやすいような自然の保護はあるが、放射線が0というわけでもなく、日本にいれば年間約1.5ミリシーベルト、世界平均で約2.4ミリシーベルトの自然放射線を浴びる。
少しの放射線被曝はむしろ健康に良いとまで言われており、ラジウム温泉やラドン温泉などの放射線は湯治で人気が高い。」
以上の記載は全て間違い!
「ウェークアップ!」の辛坊治郎は数字の単位も分からぬ馬鹿なのか?
ここのブログ大好きだしほんといいブログだけど
間違いは間違いで指摘させていただく。
今回の原発事故でどうしても腑に落ちない点が
今日考えていてふと解決した。
人間て宇宙からの放射線いっぱい浴びてるけどそんなに影響ないのかな?
でも癌になるのも放射線の影響あるんじゃないかな?
なんて考えていた。
まず上記が間違いだという説明。
放射能泉である「ラジウム温泉」はなぜ安全なのか
「ラドンは放射線の中でもα線を放射しますが、α線はγ線やβ線と比べて非常に高いエネルギーを持っています。しかし、
α線は紙も通れないほどに透過力が弱いため、体内に取り込んでも体外までエネルギーが出ていきません。そのため、細胞に直接大きなエネルギーを放射して強い刺激を与えることになるのです。ちなみに、
体内へ入ったラドンの50%は30分で消え、約2時間もたてばほとんどのラドンが尿などから排出されます。」
2点重要なことがある。
①ラドンはアルファ崩壊なので体外被曝はほとんど考慮しなくて良い。
②半減期が非常に短いのでもし体内に入ったとしてもすぐに消えてしまう。
(放射能被害は積算値であることを確認しておいて欲しい)
ここから、今回の放射線被曝に関する論点のすり替えについて考察したい。
まず、人間が宇宙から受けるのは太陽の核爆発(核融合)によるガンマ線の直接被曝であるということ。→
太陽放射
次に、原発問題で作業員が受けているのは原子炉からの核反応によるガンマ線、中性子線の直接体外被爆が殆どでそれにプルトニウム、ヨウ素、セシウム、ストロンチウムなどの内部被曝が加わっている。
《原爆と内部被曝》
「原爆の場合の、直接浴びた一次放射線はガンマ線、中性子線です。中性子線
は電子を吹き飛ばしてイオン化させるのではなく、原子核にぶつかり、原子を
放射能化します。この場合主としてベータ崩壊の放射能となります。核分裂し
てできた原子はいずれも半減期の短いベータ崩壊放射能です。黒い雨などに含
まれる放射能の大部分は半減期の短いベータ崩壊です。」
ここが難しいところなんですけどちゃんと理解してね。
原発の作業員は高濃度直接体外被曝+高濃度内部被曝。
宮城や、茨城の放射能数値が通常よりも高いのはどうしてか?
風向きや雨で放射能濃度が変わることから明らかなように
ヨウ素やセシウムなどの放射能物質が飛んできて体に付着したときの数値なんである。
原子炉からの直接の被曝ではない!
太陽からの放射線は放射能物質が地球にまで吹かれて飛んできてるのではない。
太陽からのガンマ線はそのまま体を貫いていってしまう。
でも茨城の放射能は除染しなければそのまま体にくっついてるんだよ。
しかもそれを飲み込んでしまったときは
半減期の比較的長いヨウ素、無茶苦茶長いセシウムが体内被曝を引き起こす。
つまり、茨城の人は風で飛んできた放射能物質による低濃度体外被曝+
低濃度内部被曝(作業員が吸い込んでるよりはるかに少ない)なのだ。
以上より何をすり替えているかというと、
①自然界には放射能物質(半減期の長い物質)による人体の被曝というものはそもそも存在しない。
(レントゲンもCTも放射能物質であるヨウ素、セシウムなどを放出していない。ガンマ線を出すので宇宙からの放射線に近い)
②宇宙からの内部被曝はない。
そもそも自然界に存在しない現象を、あたかも常に放射能物質に取り囲まれた世界で安全に暮らしているかのように表現しているのである。
…でさっきの資料
《アメリカにおける原子力発電による低線量被曝》
「 図5にはアメリカにおける小児の歯中のストロンチウムー90含有量と原子
力発電年間稼働率の関係を示したものです。ストロンチウムー90含有量は原
子力発電の稼働率上昇とともに直線的に増加しています。
図6には、ニューヨーク、サフォルク群における小児がんと歯中のストロン
チウムー90の関係を示したものです。両者の増減は良く一致しています。体
内に取り込まれた放射能が、小児がんを誘発していることが示されています。」
低濃度内部被曝が危険性がないと言っているのは実験室の中での話で
実際には発がん被害が証明されているし
イラクでおなじみ
劣化ウラン弾は内部被曝を引き起こし
その危険性が叫ばれているのを忘れないでいただきたい。
劣化ウランとはなに?
人体への影響
「120ミリ砲の場合、劣化ウランの貫通体の重量は約4700グラム、30ミリ砲で約300グラムです。衝撃による燃焼(1200度で発火する)で、このうち70%~20%が酸化ウランの微粒子となって大気中に飛散します。
厳重に密閉して永久保管すべき核のゴミを、景気良くばら撒くのですから結果は云わずともです。いったん酸化ウランの微粒子を体内に吸い込むと肺などにたまり、放射線のつよい化学毒性により癌など健康障害を起こすと言われています。」
後遺症
「湾岸戦争後、帰還兵やその子供に奇病が発生していますが、これが劣化ウランの後遺症でした。女性兵士キャロル・ビコーさんは脳障害・甲状腺異変に襲われ、彼女には甲状腺の無い子供が生まれています。(毎日新聞より)
イラクの子供たちにも奇形児・先天性欠損児、白血病・癌が多発しています。」
普通に考えて危険だと思うものは危険に決まっている!