DrKの株日記

現役医師が仕事の合間をぬって株と格闘するブログ

国民医療費、最高の32兆円

2006年08月26日 | 今の医療について
昨晩は米国株下げて短期下降トレンド入り。
日本株は来週一杯は調整かな。


昨日のニュースで
国民医療費、最高の32兆というのがありました。

前年比+5737億円(1.8%)の増加で3年連続で過去最高となるようです。

この数字をどう考えるかです。

老人はこれからも増えているので
どんどん増加していくのも無理は無いのですが
医療費は約半分が保険料から支払われるので
国と地方自治体の負担は11兆1743億円となっています。

参考に平成18年度の国債費は18兆7616億円(前年比+3194億円)
新規国債発行予定額は29兆9730億円です→財政の現状

つまり年間に借金返済に充てられるお金が
医療費の増加分どころか
国の医療費負担そのものより多くなっていることがわかります。

今回の発表は平成14年度分で
この年には薬価と医療材料費が1%引き下げられているので
実際はもう少し前年比で上げていたことでしょう。

医療費の増加がいつも声高に叫ばれますが
国が負担する医療費の増加分は
借金の返済額の増加分よりも少ない額
なんですよ!(5737÷2=2869 <3194 ) 医療費の増額が国を破綻させるのではなく
借金の返済が国民を苦しめているんですよ!

借金さえなければ医療費の増加分なんて皆無に等しいのです。

役人は自分に都合のよい数字だけ出して
自分たちの責任はとらず
とにかく金を巻き上げようとするヤクザです。

国から出される数字には
国民を意図的に洗脳しようとする
役人の思惑が必ず含まれていて
我々は常にその裏に隠された真実を探る必要があるのです。


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