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まんまる笑顔の真ん中で

~いろんなことがあっても いつも
笑顔で 前を向いて 生きて行きたい~

白い記憶

2014-08-04 09:52:30 | 想い出話

 

今日も暑いですね。

夏休みだから お子さん連れて お出かけっていう方たくさんいると思うけど

なんだか ニュースで知るのは 痛ましい事件事故ばかり。。

最近 雨が降れば洪水になるし(四国の友達が心配です~大丈夫かなぁ)

中州に取り残された親子が川を四駆で渡ろうとして流されたという事故を知ると 残されたお父さんは

この先どうやって生きて行かれるんだろうと 想ってしまう

この前の

佐世保の事件も 痛ましくて ここに書くのもどうかと思ったけど。。

中高校生っていう 一番の思春期は 親の寄り添い方って

とても重要なのだと思う

 

 

白い記憶。。

 

私のブログを昔から読んでくださっている友達は何度も書いているから知っていると思うけど

私は

中学の時 ほんのささいなことから いじめの標的にされて

不登校 留年の過去がある

そのささいなことも覚えているし いじめていたこの顔も名前も憶えているのだけど

その

教室で独りぼっちだった 数か月の記憶が ない

思い出そうとしても

あまりに辛かったのか 想いだそうと思っても 想いだせない。。。真っ白だ

 

前にこのことを書いたとき 

記憶がないっていうのは思い出したくないからだねってコメントをいただいたことがあるけど

きっと

そのとき 学校で座っていても 一人の自分を 自分自身が信じられず

受け入れられなくて

違う自分を存在させてそこで 頑張っていたのだと思う

だから 記憶が真っ白なのかな。。

 

不登校になって 1か月

死にたいとか 消えてなくなりたいとかたくさん考えていた

仕事をしている両親に 嘘をついて暮らしていた

 

~行ってきます~

 

ちゃんと朝は 鞄をもって外に出て 登校していたけど 公園で

時間の過ぎるのを待っていた

だから

数か月後

担任の先生が 家庭訪問で 訪れたとき

学校に 来ていないことを知った母と父。

あの 驚きと悲しみと

そして一番が この子はどうして こんな子になったんだろうっていう

残念な 諦めたような顔をしたのが 忘れらない。

子供は

親から 残念だと思われる 

どうしてこんな子になっちゃったの?っていう言葉が 一番 胸に刺さることを あのとき 知ったのかもしれない

そして

親は

先生と 長い協議の末

一人娘の私を 

勇気をもって決断して ある静岡の養護学校(不登校の子や病気で就学できない子が入学する)ところに

入れることにしたのだった

そこには

たくさんの小学校から 中学3年まで 色々な子がいて 親から虐待を受けていた子もいて

同じ寮に 暮らしていた。 ・・・6人くらい1部屋だったと思う。

そこで

私は 色々な感情を 持ち始めた

それまで

一人っ子で 先輩との付き合い方 下の子の面倒 を知る由もなかった私

集団生活の中で

生活するのには たくさんの我慢や身のこなしを覚えていくしかなかった

いかに 自分を出して 

認めてもらって 仲良く暮らして行けるか。。 

今思えば ここで 今の私の人格が作られたように思う(笑)

それは今の私の 財産になっている

 

不登校の原点の・・

好きだった友だちが そばから離れてしまったこと

些細な出来事 

人のせいばかりにしていたことが

ここで暮らして数か月して

自分の 人を受け入れない 内気な性格が要因していたこと いろいろ。。

 

辛い時間でもあったけど

友だちを作る事の大事さ

人を信じたり 愛したりすること

留年した1年で 自分自身で 知ることが出来たのかもしれない

 

そうして

また

元の中学に 一年留年してもどったときは 

性格が かなり変わって(笑) 部活にも入り( いじめた同級生が先輩の部活だよ) 

勉強も頑張って 友だちもたくさんできて 

今がある

 

もう

アラフィフで(笑)

こんなこと 忘れてもいい記憶なのだけど(笑)

今の時代に生きている 子供たち

こうした いじめや 陰湿な事件がおこるたたびに想いだす 

 

あの時

一人娘を 勇気を出して あの学校に送り出した 両親もすごく悩んだんだろうなとか・・

1年会えないからね。

 

親として

子供が

一番必要な時にそばにいてあげることも大事だけど

子供が

何かかから抜け出したくて あえいでいるときに 

道を促して背中を押してくれることも ありがたい

 

なによりも 

いつのときも 子供から逃げないで 見つめてあげることかな。

いつか

子供は

一人で歩いていくんだもの。

 

暑い夏

あのとき

養護学校の国語の先生が

初めてほめてくれた俳句

~ ふと見れば

  木々の緑の優しさに 忘れし笑顔 思い出す君 ~

・・・君というのは自分の事だったんだと思う。

 

いつも 

暑い夏ベランダに出て 空を見上げると

あのときがあったから 今があるなあって お母ちゃんに感謝してる(笑)あはは。

 

白い記憶

 

ひとりぼっちの記憶は今も思い出せないけど

今の私は

この白い記憶とともに あるんだ。 想いだせなくても大事な記憶。

 

心が育つように

痛ましい事件や事故が起きない世の中に

なってほしいと思います。

 

そうそう。。この前の映画~

好きっていいなよ もただただきゅんとする映画ではありませんでした。

メッセージ性もあって とっても素敵な青春映画でありました。 また なにか見に行こうっと(笑) 

今週も頑張ろうね~

 

 

~この記事をアップした後

すぐに コメントでブログ友達のnorinorimiffyさんが

この歌を送ってくれました。ありがとうございます。 記事に張り付けさせていただきました。

 

今 一歩踏み出せなくて

悩んでる子供たち お母さん 

きっと

明日はある

信じて。。少しずつ 歩いて行ってくださいね。

アンジェラ・アキ 『手紙~拝啓 十五の君へ~』