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部活動での疲労骨折について考えたい

2022-11-16 07:34:54 | バレーボール

ご無沙汰です.

私の周りで,高校生の疲労骨折が多いようです.そこで,感じたことを書いてみます.

 

スポーツ傷害はスポーツのケガや痛みを総称したもの.

その中に,スポーツ障害 と スポーツ外傷があります.

スポーツ外傷は,「一度の力で生じるケガ」です.捻挫・突き指・骨折など.

スポーツ障害は,同じ部位に繰り返し負荷が加わり生じるもの.疲労骨折・ジャンパー膝・慢性的な肩痛腰痛があります.

 

スポーツ障害にスポットをあてて書きます.

 

スポーツ傷害は,Overuse syndrome.「使い過ぎ症候群」です.

 

部活動で,疲労骨折が出た時,一番の原因は,「使い過ぎ」です.要するに,練習メニューが多すぎた.となります.

自宅で,自主練習をしていない人が疲労骨折を起こした場合は,明らかに部活動の練習メニューが原因になります.

女性アスリートの場合は,月経異常等も絡みますが,この月経異常も 栄養摂取不足や練習のし過ぎから生じますので,

選手の全身を見ていないことになります.

 

痛みがあって,病院受診.その時に疲労骨折の診断.

指導者から,「こんな時期にケガをするなんて」と叱られる選手が多々います.

いやいや,私の考えでは「練習メニューに間違いが無かったかどうか,気にならないの?責任は感じないの?この指導者は?」と.

 

練習がつらいと休むことが出来ない部活動.無理に練習をさせて疲労骨折が生じたら,(言い過ぎがかもしれないが)「傷害罪」ではないの?と

感じてしまいます.そこまで実際に指導者に詰め寄る気持ちはありませんが,「人の子供を預かって指導するのだから,少しは責任を感じてほしい」と思います.

突き指や捻挫は,最低限起きるケガではあるので,仕方は無いでしょう.しかし使い過ぎ症候群に分類されるけがは是非一考していただきたいです.

 

医療の知識は,医師にはかなわないでしょう.なので,指導者は勉強していただきたい.スポーツ専門の医師が,講演会をしているのであれば,

講演会に出席してほしい.しかし,その講演会に指導者が積極的に来るのは見たことがありません.指導者としての資格更新で必要な時にのみ

講演会に出席しているのを見かけますが.最近ではネットでも診断名から検索できますので,ケガや痛みの勉強をしていただければと思います.

 

長々と書きましたが,私は医療関係者です.使い過ぎ症候群の子供たちが病院にかかると,切なくなる・・・・・・.

大会が近くなるとそのような子供たちが増えてきます.子供たちは「指導者から ケガをしたと叱られるので,練習内容を変更しないで続けたい」と言います.この子供たちの言葉に違和感を感じるのは私だけでしょうか・・・・・.

 

まあ,だらだらと書いてみましたが,最後まで一人でも読んでいただける人がいれば幸いです.