井川圭子のアドレスを表示しながら考えている北沢。
帰る最中、岩田から電話があった。
「今日は、ありがとう。彼女も会ってよかった。って、喜んでいたよ。」
そして、北沢は帰宅し、就寝しようとしたら、なんと、井川からこんなメールが入ってきた。
「今夜、ヒマ?二人で久しぶりに会わない?」
北沢はドキッとした。友人の結婚まで考えている彼女から、こんなメールが入ってくるなんて、もし、それが岩田にばれたら・・・。友情は崩れていくに違いない。
北沢はあえて彼女にこんなメールを送った。
「また3人で会えばいいじゃん。」
数分後井川からメールが入ってきた。
「私、岩田君とより北沢君とのほうが、結構気があうような気がするんだけどな~」
北川は驚いた。そんなことを言われたこともそうだが、彼女は現在付き合っている岩田よりも、俺のほうに気があるのか。と、ちょっとうれしい気がした。
しかしだ、北沢から見て二人は本当に幸せそうに見えるんだけどな~。と思いながら、仕方なくこんなメールを彼女に送った。
「わかった。今夜二人で会おう。もちろん、岩田には内緒で・・・・。」
送った直後北沢には岩田に対し「申し訳ない」と言う気持ちでいっぱいだった。
自分は友情より愛情を取ってしまった。そんな気がしたのだ。
数少ない彼女の出来るチャンスでもある。しかし、それがよりにもよって中学からの友人の彼女だなんて・・・。
それで、いいのか俺・・・。なんか、情けなくなるようにも思えるよ。友情も愛情も両方大切にしたい。だけど・・・・。やりきれない気持ちがメールを送った直後北沢は思った。
そして、井川と北沢は2人だけでご飯を食べることになった。仕事やプライベートの話など・・・。
井川はどうも話によると銀行に勤めているらしく、岩田とは友人の紹介で付き合ったそうだ。井川は寿退社のために働いているらしい。しかしそんな井川にもこんなことを言われた。
「親のひいたレールの上にいる、そんな気はしないの?」
同じ事を岩田にもいわれた。たしかに、そんな気はしている。でも、冒険する勇気が北沢にはなかった。「これでいいのだ。」と自覚をしている。
そして、食事も終わり会計する際、2人分を出した。まるで、デートのような気がしてきた。
北沢の車の中で井川と2人きり。井川がメールのことについてまた聞いてきた。
「岩田君より、北沢君のほうが気が会うような気がするけどな~。」
北沢は黙ってしまった。でも、心の中では葛藤があった。友情を取るべきか、岩田との長い友情を捨てて井川と付き合うべきか・・・。
とにかく、彼女を自宅まで送り帰ろうとする際、井川が「まだ私帰りたくない」といってきた。
そのときである、井川の携帯から着信が岩田からだった。そしたら彼女は「今、女友達と飲んでる、心配しなくても大丈夫。」と、ウソをついたのである。
北沢は迷った。もう、夜の12時過ぎ、どこへ連れて行こうか・・・。そして、どうすべきが一番丸く収まるかを考えていた・・・。
つづく
追伸
どうも全5話では終わる気配はないかもしれません。なんとか、終わらせるようにはしますが・・・・。
どんどん、矛盾点が出てきたらコメントに指摘をして下さい。でも、直さないと思いますので、よろしくおねがいします。
帰る最中、岩田から電話があった。
「今日は、ありがとう。彼女も会ってよかった。って、喜んでいたよ。」
そして、北沢は帰宅し、就寝しようとしたら、なんと、井川からこんなメールが入ってきた。
「今夜、ヒマ?二人で久しぶりに会わない?」
北沢はドキッとした。友人の結婚まで考えている彼女から、こんなメールが入ってくるなんて、もし、それが岩田にばれたら・・・。友情は崩れていくに違いない。
北沢はあえて彼女にこんなメールを送った。
「また3人で会えばいいじゃん。」
数分後井川からメールが入ってきた。
「私、岩田君とより北沢君とのほうが、結構気があうような気がするんだけどな~」
北川は驚いた。そんなことを言われたこともそうだが、彼女は現在付き合っている岩田よりも、俺のほうに気があるのか。と、ちょっとうれしい気がした。
しかしだ、北沢から見て二人は本当に幸せそうに見えるんだけどな~。と思いながら、仕方なくこんなメールを彼女に送った。
「わかった。今夜二人で会おう。もちろん、岩田には内緒で・・・・。」
送った直後北沢には岩田に対し「申し訳ない」と言う気持ちでいっぱいだった。
自分は友情より愛情を取ってしまった。そんな気がしたのだ。
数少ない彼女の出来るチャンスでもある。しかし、それがよりにもよって中学からの友人の彼女だなんて・・・。
それで、いいのか俺・・・。なんか、情けなくなるようにも思えるよ。友情も愛情も両方大切にしたい。だけど・・・・。やりきれない気持ちがメールを送った直後北沢は思った。
そして、井川と北沢は2人だけでご飯を食べることになった。仕事やプライベートの話など・・・。
井川はどうも話によると銀行に勤めているらしく、岩田とは友人の紹介で付き合ったそうだ。井川は寿退社のために働いているらしい。しかしそんな井川にもこんなことを言われた。
「親のひいたレールの上にいる、そんな気はしないの?」
同じ事を岩田にもいわれた。たしかに、そんな気はしている。でも、冒険する勇気が北沢にはなかった。「これでいいのだ。」と自覚をしている。
そして、食事も終わり会計する際、2人分を出した。まるで、デートのような気がしてきた。
北沢の車の中で井川と2人きり。井川がメールのことについてまた聞いてきた。
「岩田君より、北沢君のほうが気が会うような気がするけどな~。」
北沢は黙ってしまった。でも、心の中では葛藤があった。友情を取るべきか、岩田との長い友情を捨てて井川と付き合うべきか・・・。
とにかく、彼女を自宅まで送り帰ろうとする際、井川が「まだ私帰りたくない」といってきた。
そのときである、井川の携帯から着信が岩田からだった。そしたら彼女は「今、女友達と飲んでる、心配しなくても大丈夫。」と、ウソをついたのである。
北沢は迷った。もう、夜の12時過ぎ、どこへ連れて行こうか・・・。そして、どうすべきが一番丸く収まるかを考えていた・・・。
つづく
追伸
どうも全5話では終わる気配はないかもしれません。なんとか、終わらせるようにはしますが・・・・。
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