牧師の読書日記 

読んだ本の感想を中心に書いています。

9月17日(火) 「三国志 八」 吉川英治著 新潮文庫

2013-09-17 06:27:30 | 日記

 三国志をしばらく読み進めていなかったが、ここ最近は農作業が落ち着いてきたので、三国志を久しぶりに読み進めることができた。今日からまたカボチャの収穫で忙しくなるのだが。

 ずっと自分の国を持っていなかった劉備が自分の国「蜀」を持つに至った。この頃には彼のもとには優秀な人材がたくさん集まっていた。軍師孔明、五虎大将軍関羽、張飛、趙雲、黄忠、馬超などである。非常に優れた知性を持った孔明が蜀の憲法、民法、刑法を起草して国家の土台を固めていく。非常に優れた力と勇を持った将軍たちが様々な戦いに勝利していく。そして彼らは劉備という人物を中心に堅く心が結ばれていた。

 魏の曹操と呉の孫権もそれぞれに力をつけている。しかし劉備も含めて彼らは年を重ねてきている。死が迫ってきているともいえよう。これから総力戦になっていくであろう。いよいよクライマックスに向かっていく。