宮古島のゆったり生活

愛知県から引っ越してきました。
家のこと,周りの様子をゆったりと紹介していきます。

綾道 平良北コース巡り 7. ⑨

2017年08月09日 | 史跡・文化財


昨日の続きで今日は漲水御嶽向かいの ⑨蔵元跡。

「蔵元」とは琉球王朝(首里王府)の各島での行政庁。

「在番」と称す王府側からの派遣監視役の下,島人の

トップ以下が仕事をしていた役所。

さらに,支所の形で村番所が設けられていた。

何といってもいずれも収税が第一だっただろう。

 ※薩摩藩からの琉球統治の監視役も在番奉行と称した。

 ※城辺地区村番所跡について,本ブログで6回(9か所)の

  訪問記あり。

 

さて,蔵元跡と言っても形や名残りは一切なく,今は民家。

以前は木製標柱もあったのだが,今は無い。

ひょっとして写真を撮っていたかもと思って探したけれど

見つからず。

 

かつて石畳前には,ここら一帯の案内板(宮原昌茂氏の

回想図)が立っていたが,これも今は無い。

これが昨日のボヤキにつながるのだが。

しかし,漲水御嶽からの海側に公園があり,その入口に

再現した蔵元楼門があり,その階段の壁に回想図と同じ

パネルが埋め込まれているのでこれで様子がわかる。

これを見ると,大きな蔵元屋敷,祥雲寺前まで続く石畳道,

漲水御嶽は波際にあったなどいろんなことがわかる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  [蔵元跡]

 

  矢印に「蔵元跡」の標柱があった


 

   蔵元楼門(再現)             左階段壁にパネル


   パネル  漲水御嶽の近くには船が


 コースマップと合わせてみた  クリックで拡大

  ⑤観音堂 ⑦石畳道 ⑧漲水御嶽 ⑨蔵元跡

 

  <公園周辺>

 

 

   公園側から楼門           中央赤い屋根は宮古神社


 

  トックリヤシ        平良港埠頭から  奥にクルーズ船

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする