日々のつぶやき

人生半ばを過ぎた中年男のつぶやきです。。。

ローマ人の物語 ユリウスカエサル を読み返しています

2012年10月08日 | 日記
三十代の後半に読んだ塩野七生さんの「ローマ人の物語」のユリウスカエサルの部分をふと読み返しています。

文庫本では8巻目から13巻までの部分で、まだ8巻を読了しただけだったのですが、30代前半のカエサルがスペインのガディスでアレクサンダー大王の像に向かって「アレクサンドロスが世界を制覇した齢になったのに、自分は何ひとつやっていない」(塩野七生著 ローマ人の物語より)とつぶやくシーンがあり、以前読んだときは自分もそのカエサルの齢に近かったので「カエサルもそんなことを考えたんだ」と愉快に読んだものですが、50歳になって「何ひとつやっていない」状況で読むと又違う思いがありました。

ノーベル賞を受賞した山中教授も同い年だし、オバマ大統領も同い年で、そこまでいかなくても同い年で偉くなっている人は一杯居て、石川啄木の「共が皆我より偉く見ゆる日よ」の気分です・・・

でも、言い訳(何のために?何故?・・・意味不明?)をするとカエサルの時代の平均寿命より今はもっと長くなっているのだし、カエサルの時代の30代は今の50代とそんなに変わらないのでは・・・?

と思ってみたり、
「大多数の人は偉く何てならずに人生楽しんでいるのだし、やっぱりそう思う方が楽だし」
とだんだんイージィーな方へと考えが向かって、
「ま、どうであれ、人生は良いもんだ」と思うしかないですねえ。。。

とりあえず、本を読んでカエサルの人生に思いをめぐらせることを楽しみますか?

とりとめもないつぶやきですみませんです^_^;