きもの屋日記

きもの屋2代目の日々。大好きなきもの屋の日常をご紹介します。

2020 ルバース・ミヤヒラ吟子 ~初夏~

2020年06月28日 16時26分30秒 | 日記
コロナ騒動の終息がまだ見えない中ではありますが

6月に入り車屋呉服店も新たにリスタートを切り

無事に展示会も終えることもできました

6月初旬に入ったルバース・ミヤヒラ吟子さんの帯も

直ぐにお嫁入り🎶



お客さんに許可をもらい写真撮りとアップを!!(笑)

最後か最後かと思いながら入って来ては

お客様の手元へ

今回もお店にあったのは一週間ぐらいです

以前のブログでもご紹介いたしましたが

2018年12月に他界されており現在どれだけの数が

流通市場に出ているのか見当もつきませんが

減っていくのは間違いありません

当店でもあと何反取り扱えるのか・・・



今回の帯はシンプルな色遣いで

コーディネートのしやすさも魅力です


2020 加工賃

2020年06月13日 13時29分48秒 | 日記
きものを扱うお店では加工賃と言って

染み抜き・洗い張り・丸洗いなど

お手入れ関係の工賃から

お仕立て代・寸法直し・半襟付け・解れ直しなど

仕立て屋さんを動かすものまで様々な加工があります

一口に仕立てと言っても

訪問着・留袖・小紋などものによってお仕立て代も違いますし

手縫い・ミシンそして近頃では海外仕立てなどもよく耳にします

お店によっては仕立てのスーピード迄

工賃に反映しスーピード価格などと称してるところもあるとかないとか

お店それぞれの考えで差がそれぞれあるのは、仕方が無いとも思います

例えば加工賃でしっかりと利益を上げようと考えるのと

着物や帯に必ず付随しているものなので利益というよりは手間賃としてだとか

全て技術料ですから難しいことや高い技術力を要するものは工賃が上がります

しかしいくら難しいから・超一流の仕立てだからと言って

工賃が天井のぼりだと違うのかなぁ~と思ってしまう

地域のお店として高い工賃で最高をではなく

需要に適した工賃で最高の仕上げをが地域のお店としてあっているのかと

先日も家族ぐるみでお付き合いをしている方から

縫い紋の注文を頂きました

縫い紋も縫い方によって価格が異なります

出す職先によっても異なり仕上がりもかなり違います

今回もそうでしたがお客様の要望を聞いたうえで

意向に合った加工をするべきかと・・・

染み抜きなどもそうですが少し工賃をかけてでも

出来るだけキレイにして欲しいお客様と

最小限の工賃の中で最大限の加工と・・・

皆さん使用頻度や着物に対する思い入れによっても

お金のかけ方が変わるのは当たり前のことで

意向に沿ったいくつかの提案や選択項をお客さんにお話させて頂き

ご相談をしっかりとしたうえで決めていくのがいいのかと

お客さんの求めるものに答える事ができる

お店を目指して日々勉強です(^^♪

下の写真は同じ紋を違う縫い方で仕上げたものです