きもの屋日記

きもの屋2代目の日々。大好きなきもの屋の日常をご紹介します。

2018 春 真渕先生の染め帯

2018年02月04日 15時05分15秒 | 日記
昨年の夏頃に

30年以上のおつき合いになる

東京友禅作家 真渕貴昭先生に

お願いした染め帯が出来上がってきました

年内には染め上がってきていたのですが

すぐに一点はお客様にお求めて頂けたため二点になってしまいましたが

それぞれ全然違う個性に仕上がっています




黒地の帯は信州飯田の白生地に

白地は丹後のシボが強い鬼縮緬の生地風をそのまま生かして染めました

いつも真渕先生には驚かされます

それは当店からの依頼で別注で染めて頂いているのですが

同じ人が染めたとは思えないできあがりなのです



作家さんというのは個性やタッチが作品に出るものなのですが

そういうものを全く出さず誂えに徹する感じ

個性や作風という枠を超えた技術の高さに作家と言うより

職人という言葉がしっくりくるような感じです!!

もちろん真渕先生の作風も大好きです

しかし長いおつき合いの信頼関係だからこそ

できあがるオリジナルの誂え帯び

是非店頭でもご覧ください!!