今日は中小企業大学校で人吉市の(花まる学園大学)の開講式があったので参加してきました。今年で6年目、市長から講師では?と茶化されましたが(いつも生涯学習です)と答えました。“とことん歴史学”のコースです。4回の講座で学習します。今日はオリエンテーションと鶴嶋さんの講演‘熊本城’でした。
今日から“やまえのほとけ展”の展示物を紹介していきます。
今日は日本遺産の構成リストにもあがっている城山観音堂の「木造十一面観音菩薩立像」です。なぜか立像と書いて(りゅうぞう)と読みます。今日の写真(頭部だけ)です。
このブログでも何回も登場している仏さまです。ポスターにも登場してもらっている仏さまです。作った人は(慧麟:えりん)・・・詳しくはわかっていない仏師さんです。作られたのは応仁3年(1469)です。仏さまの台座の後ろに書かれてあります。
十一面観音は文字どおり11の顔を持った観音さまのことです。中央の大きな顔(本面)の他に11の顔(小面)があります。ところが本面と小面合わせて11面というのもあるようです。
城山観音堂の十一面観音さまは1つの本面と11の(小面)があります。小面はそれぞれ作られていて頭部に埋め込まれています。6つは残っているのですが5つはなくなっています。
正面の3面(2欠)と左の3面(2欠)、右の3面、後頭部に1面(欠)、頭頂部に1面あります。それぞれの顔の表情が違っているのです。右側は優しい顔、左側は怒った顔です、残念なことに後頭部の顔は“笑い顔”のはずなのですが無くなっているので見ることはできません。
一つの仏さまでも、そんなことを知って見ると面白いものです。いい表情の仏さまです。ぜひ、ご覧になってください。
今日の天気(
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今日から“やまえのほとけ展”の展示物を紹介していきます。
今日は日本遺産の構成リストにもあがっている城山観音堂の「木造十一面観音菩薩立像」です。なぜか立像と書いて(りゅうぞう)と読みます。今日の写真(頭部だけ)です。
このブログでも何回も登場している仏さまです。ポスターにも登場してもらっている仏さまです。作った人は(慧麟:えりん)・・・詳しくはわかっていない仏師さんです。作られたのは応仁3年(1469)です。仏さまの台座の後ろに書かれてあります。
十一面観音は文字どおり11の顔を持った観音さまのことです。中央の大きな顔(本面)の他に11の顔(小面)があります。ところが本面と小面合わせて11面というのもあるようです。
城山観音堂の十一面観音さまは1つの本面と11の(小面)があります。小面はそれぞれ作られていて頭部に埋め込まれています。6つは残っているのですが5つはなくなっています。
正面の3面(2欠)と左の3面(2欠)、右の3面、後頭部に1面(欠)、頭頂部に1面あります。それぞれの顔の表情が違っているのです。右側は優しい顔、左側は怒った顔です、残念なことに後頭部の顔は“笑い顔”のはずなのですが無くなっているので見ることはできません。
一つの仏さまでも、そんなことを知って見ると面白いものです。いい表情の仏さまです。ぜひ、ご覧になってください。
今日の天気(


