芦原やすえの気まぐれ便り

原発のない町つくりなど、芦原やすえの日々の活動をご紹介します。

島根原発3号機適合性審査に向けた手続きをストップし、周辺自治体に事前了解権を!

2018-06-11 22:37:49 | 原発
5月22日に、中国電力が島根原発3号機の適合性審査申請のために事前了解願をもって来てから、島根県や松江市、そして周辺自治体に対して様々な市民グループが事前了解を認めないよう要請し続けています。
 島根原発・エネルギー問題県民連絡会では5月24日には鳥取県に対して要請に行ってきました。6月4日には、境港市議会、米子市議会、雲南市議会、松江市議会に、それぞれ島根原発3号機の適合性審査申請に関する陳情書を提出してきました。
 境港と米子にはそれぞれ9件の陳情、雲南には7件、松江には1件と数は多いのですが、1件の陳情の中に複数項目を入れると、その中の1項目に対して反対が多くなった場合に、他の項目も含めて全て不採択となる可能性が高く、1項目づつの陳情としましした。
 主要な内容は、「松江市と不平等の安全協定を改定すること。改定できるまで、3号機の適合性審査に関する判断を行わないこと。島根県と鳥取県に、それぞれ原発に係る専門家も交えた「検討委員会」を設置することを求めていただきたい。その結論が出るまで、同じく判断を行わないこと。市民説明会を中電に求めること。市民の十分な理解が得られるまで判断をしないこと。実効性のある「避難計画」ができるまで、適合性審査申請を行わないように中電に求めること」です。
 安来市と出雲市については、陳情受付の締め切りが過ぎていましたので、出せませんでしたが、市長との面談を求めています。雲南市議会は議長がいらっしゃいましたので、少し説明をさせていただきました。議長は、私たちの説明に対して「その通りで、趣旨は良くわかります」と言われ、安全協定の改定を求めることについては、強く興味を持たれました。松江市に対して、「財政的な面だけで決めていただきたくない」と述べ、立地自治体の意向を優先するような判断に向けた動きに、大きな不満を持っていらっしゃるのが良くわかりました。また、提出した陳情項目に対して「核のゴミ問題はないのか」と聞かれ、かなり原発が抱えている問題について把握されているようでした。

 この日、1日をかけて回り、かなり疲れましたが、今、手を尽くさなければ、3号機は稼働の方向に加速的に動いてしまいます。これらの自治体に対しては、さらに市長との面談を求めていますので、適合性審査にかける前に、本当にこれ以上の原発が必要なのか、実効性のない「避難計画」のままで稼働に向けた手続きを進めていいのか等、十分な検討を行い、市民への説明も含めて時間をかけて議論すべきだとうたえて行きます。
 
皆さんにお願いです!

私たち島根と鳥取の市民に手を貸してください。

各自治体に働きかけて欲しいのです。

電話をかけてください。

”もう、原発はいらないから、3号機の審査申請を認めないでください!”と

”住民の命を守るために、これ以上原発を動かすことがないように頑張ってください”と、伝えてください。


島根県原子力安全対策課 0852-22-5931
松江市原子力安全対策課 0852-55-5615
雲南市総務部危機管理室 0854-40-1027
出雲市防災安全課    0853-21-6268
安来市総務部防災課   0854-23-3074
米子市防災安全課    0859-23-5337
境港市総務部自治防災課 0859-47-1070

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