芦原やすえの気まぐれ便り

原発のない町つくりなど、芦原やすえの日々の活動をご紹介します。

3・11福島原発事故に思う。島根原発の再稼働を本気で止めよう!

2021-03-11 22:26:14 | 原発
今日は、たくさんの方が福島原発事故から10年目になる思いを投稿されているのを読ませていただきました。
 福島原発では、溶け落ちてしまった核燃料を取り出すこともできず、溜まり続ける汚染水は海に流せ!と、この国は迫っています。「原発事故さえなかったら…』と書き残して、自ら命を絶たれた方もあるように、多くの住民を苦しめ続けている原発事故。放射能の影響に不安を抱き、島根に避難をしてこられた方のお話を聞くと、避難を選択した住民たちと事情を抱えて自宅での生活を続ける住民との間の軋轢が、お互いに心を閉ざす状況になっているのだとか。聞いていて苦しくなります。
 立地自治体に住む私たちも、福島の事故後、他の町の住民から「松江市民は金をもらっただろう!」と責められることもあります。むかしむかし、確かに電気料金の割引分(年3000円程度だったと思う)が勝手に口座に振り込まれたことはあります。私たちは、そのお金をカンパしていただいて、反原発の活動費に充てたこともありました。ただ、そのお金で「原発のおかげ」などとと思った市民はいないと思います。私たち市民は原発建設を決める決定権はありませんでしたし、隣接市であった松江市からは、ただの一度も意向を聞かれたこともありません。結果的には、確かに建設されてしまったわけですから、他市住民からは許せん!と思われても仕方ないかも知れません。
 けれども、住民どうしで責め合う関係を作っていくことに、どうしても違和感があります。原発を建設してきた電力会社や推進してきた国の責任が問われることなく放置されてしまう結果になるからです。住民が心を閉ざし、ついには自死してしまうことは望む結果なのでしょうか?
 こんなことを思いながら、それでも、立地自治体に住む同じ市民に言わなければなりません。福島県民の苦しみは、島根原発が事故を起こし、避難することになれば、私達も味わうのだと!
それでも、原発の再稼働を許すのですか?本気で止めましょうよ!
 今日は、お昼休みの時間に、駅前で「島根原発の再稼働を止めよう!」と、リレートークを行いました。聞いてくれた市民に伝わるといいのですが!(写真は2014年に訪ねた福島県富岡町の駅近くの街並みで、破壊された建物がそのまま残っていました。現在は整備されています)

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