CCstudy by はっとblog

Cisco試験応援サイト「CCstudy」管理人“はっと”のブログ
自身もCCIEを目指しています。

スイッチング・ラボ始動

2007年11月25日 22時33分04秒 | CCstudy
CCIEを目指す上で,まだまだ「基礎体力」がないことがわかりました。
そこで,しばらくは初心に戻って,CCstudyのラボ・シナリオをアップしていきます。

ラボ試験を受けて感じたことは,「スイッチング技術に関する比重が高まっているのでは?」ということ。
それに,そもそもレイヤー2技術がしっかりできないと,その先のIGPやBGPが成り立ちません。
そこでまず,「スイッチング・ラボ」と第して,スイッチに関する技術をアップしていく予定です。

手始めに,これまでずっと「やりたいなぁ」,「やらなきゃなぁ」と思っていたIEEE802.1X認証をアップしました。
LinuxのFreeRADIUSをRADIUSサーバーにして動作検証してみました。
FreeRADIUSの設定ファイルもアップしましたので,再現できるようになっています。
IEEE802.1Xは,BCMSNやONTなどでも出題範囲に入っているようなので,CCNPを目指す人にも参考になるのでは?なんて思っています。


自宅ラボ2.0

2007年11月21日 00時18分41秒 | 自宅ラバーズ
ちょっと前から「自宅ラボを押入れの中に入れられないか」と思っていました。
機器の電源を24時間ずっと入れたとして,誰にも触られず,騒音も心配ない環境がほしかったからです。
ってことで,さっそくやってみました(爆)

押入れ,オープン!

高さ70cmのラックを二つ購入して,その二つのラックに機器を収容しました。
押入れ一段分を開けるために,パソコン関連のガラクタやら本やらをガサッと売り払いました(爆)
ラックを入れる前には,中の木くずが飛ばないように,念入りに掃除をして,内部を乾燥させてから入れました。

扉をぱたん,と閉じるとこうなります。

閉じたとしても,完全に密閉されているわけではなく,扉と扉,扉と床の間に1~2cmくらいの隙間があります。
右下に見えるのがケーブルで,コンソール・ケーブルとLANケーブルと電源ケーブルの3本を隙間から入れています。

騒音に関してはまあまあ快適です。
電源を入れっぱなしで過ごしても問題なくテレビが見られます。
気になるのは温度です。
北側の部屋にある押入れなので,いつでも温度は低めなのですが,全部の機器の電源を入れて扉を閉めて,しばらく経ったあとに扉を開けると,少しモワッとします。

試しに,今日一日ずっと全機器の電源を入れっぱなしにしてみました。
ときどきshow environment allコマンドで調べてみたところ,
Cisco2600は「normal」で,Catalyst3550は「OK」だったので,一応は安心。

でも心配だったので,一番熱が籠るであろう上側に温度計を設置して観測。
すると,温度は31℃,湿度は22%程度でした。
床の上だと,温度は25℃,湿度は35%程度でした。
(意外と湿度が違うのに驚きました。)
機器の仕様を調べてみたら,Cisco2600(XM含む)の動作温度は0~40℃で,Catalyst3550は0~45℃Cisco2500も0~40℃でした。
一応は,動作範囲内に納まっているようです。

でもでも,室内温度が31℃というのは,心配と言えば心配です。
それぞれの機器に手を当ててみたところ,熱いのはCisco2500ということが判明。
おそらく静音化したからでしょう(爆)
静音タイプのファンから元のファンに戻すか,これらだけ外に出そうかとも思っています。

様子を見つつ,しばらくこの状態で使ってみようと思っています。

Catalyst静音化報告(失敗編)~gonzoさん~

2007年11月13日 17時31分31秒 | 自宅ラバーズ
また,自宅ラバーズから静音化報告が届きました。
何と今回は,完全に電源が入らなくなっちゃったという「失敗談」です!
報告していただいたのは,gonzoさんです。
「自分の失敗談をほかの自宅ラバーズの役に立ててもらえれば」と了解を得て,CCstudyで紹介させていただくことにしました。

静音化に挑戦したのは,Catalyst2900XLです。
これが,箱を開けたところ。
ファンが三つ付いているので「かなりの轟音」だそうです。



これが電源部分で,黒いカバーを取り外したところです。
ファンが二つ見えますね。



静音ファンは,SilenXのSX-04020-14という型番のものを使いました。
http://www.oliospec.com/seion2/sx0402014.html
スペックは以下です。
回転数 3000rpm
風量  6CFM
音具合 14dBA


一番右側のファンを交換する際,作業スペースを確保するため,電源部分を一時撤去します。



すべてのファンを交換した状態です。
試しに電源を入れて稼働させてみると「すごい静かになった!」



ここで,電源部分を覆っていた黒いプラスチックのカバーを戻し忘れているのに気づいたそうです。
まだ,Catalystの電源(コンセント)を入れたままの状態です。
そこで,電源部分をいったん取り外して鉄板(Catalystの上蓋)に置いた時・・・
火花がバチッ!と飛びました!
目の前に黒い煙が立ち込め,焦げ臭い匂いが・・・。
どうやら電源部のコンデンサをショートさせてしまったようです。


その後,Catalystの電源を入れるも稼働せず。
完全に壊れてしまいました・・・。

以下が,gonzoさん自ら語っていただいた教訓です。
内部を触ったり動かしたりする際には,必ず電源を抜くこと!
電源を入れる際には必ず完全にねじ止めをして,固定をしてから行うこと!
電源部分は,本当に丁寧に扱うこと!


gonzoさん,ご協力ありがとうございました。
私もかつて,自作PCを静音化したときに,電源ケーブルを入れたままコネクタ・ピンを抜き差ししたことがあって,ピンを焼き溶かしてしまった経験があります。
最悪,感電という可能性もあるので,これから静音化をしようと思っている人は,電源ケーブルを抜いて作業をするということを忘れないようにしましょう。
このときのより詳しい内容は,gonzoさんのブログ「色即是空」にありますので,ご覧いただければと思います。

東京でCCIE Voice受験が可能に

2007年11月10日 15時00分58秒 | 雑談
東京でCCIE Voiceのラボ試験が受験できるようになったみたいです。
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/event/tra_ccc/ccc/whats_new/2007/info071022_1.shtml

実はこれ,10月中旬にCCIEのラボ試験を受けたときに,プロクタのジェームスさんが
「今月中にVoice試験が受験できるようになるよ」と言っていました。
部屋の隅にすでに機器環境が整えてあって,PCの前にIP電話機が数台置いてありました。
で,ラボ試験を受けている最中に,試験のデモをやっていました(笑)
(ブログで公表しようか迷ったんですけど,一応正式発表を待っていました。)

自宅ラバーズ仲間のsuracherさんが,さっそく受験宣言されてますね。
お互い頑張りましょう。

Networkers2007に行ってきた

2007年11月07日 11時39分34秒 | 雑談
シスコのプライベートイベント「Networkers2007」に行ってきました。
ゆりかもめにゆられて「ホテル日航東京」に到着。



いくつかセッションを聞いてきました。
話をしていた人は,シスコのテクニカルサポート部隊(TAC)の人でした。
難しくてついていけない部分もありましたが,最前線にいる人の話が聞けてためになりました。
あと,エンジニアの中でも「技術をわかりやすく説明できる」域まで達するのは,大変なんだろうな~なんて思いながら聞いていました。
テクニカルサポート部隊というのは普段は裏方ですが(たぶん),毎年こうして活躍の場があるとモチベーションが上がっていいことだ,なんて感じました。

今日は最終日なので,噂(?)のCCIEナイトが開催されるみたいです。
来年には出席したい!

CCIEラボ試験を受けてきた(対策編)

2007年11月02日 18時48分23秒 | CCIEラボ試験
前回前々回と,CCIEラボ試験を受けた感想を書いてきました。
受けてみて,用意しなければいけない環境や,磨かなければいけないスキルなどがわかってきました。
今回は「自分の場合,突破するためには何をする必要があるの?」といったことを書いてみます。

●自宅ラボの拡充
私の場合,勉強するだけの環境を整えることが先決だと感じました。
とはいえ,これが自宅ラバーズにとって大きな壁。
特に,ラボ試験ではレイヤー3スイッチが4台使われている,という現実があります。
現在,我が自宅ラボにあるレイヤー3スイッチは,Catalyst3550が2台。
ってことで,近いうちにもう2台追加したいと思っています。
悩みどころは,Catalyst3550にするか?Catalyst3560にするか?ということ。
これ,以前からずっと悩んでいたのですが,そろそろ決断の時期が来たみたいです^^;
今の時点で,3550ならオークションでEMIが10万円くらい,3560なら8ポートタイプのIP Baseが13万円くらいでしょうか。
ラボ試験の演習が3550でもできそうなら3550がいいとは思っていますが,3560は機能的が追加されている部分もあって悩んでいます。

●CCstudyのラボ・シナリオを追加
ラボ環境が整うまでの間は,初心に戻ってCCstudyのラボ・シナリオを作りたいと思います。
まずとりかかりたいのが,ラボ試験でも問われるレイヤー2のシナリオです。
具体的には,FEC,IEEE802.1X,STPなどスイッチの各種機能に関するものと,フレームリレーなどかな?と思っています。

●IEWBのLabシナリオを再開
そうこうしているうちにラボ環境が整ったら,IEWBの演習を再開したいと思います。
演習していてわからないことがあったらCCstudyのラボ・シナリオに勉強結果を披露していく形で,実践と勉強を繰り返していきます。
少なくとも来年にはシナリオのやり込みに入りたいと思っています。

●自宅ラボの移設
構築した自宅ラボは,朝家を出た後でも1日中稼働している状態にできればいいな~と思っています。
そのためには,「他人に触られない」ことと「静音化」の二つをクリアする必要があります。
そこで悩んでいたのですが,今「ラボ全体を押入れの中に入れられないか?」という計画を立てています。
冷却(風まわり)の心配などもありますが,気温の低い冬の間にちょっとやってみようかと思っています(笑)
これは実現したら報告しますね。

これらのことは,これまで自分の中にずっとモヤモヤとあったものでした。
こうして書いてみると,考えていることが整理できてスッキリしました。
ラボ試験の次の挑戦は,2008年4月に決めました。
どこまで計画通りに行くかわかりませんが,やってみたいと思います。
(中でも「押入れ計画」は意外と楽しみだったりします^^;)