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Cisco試験応援サイト「CCstudy」管理人“はっと”のブログ
自身もCCIEを目指しています。

CCNP新試験の内容

2006年11月09日 23時13分51秒 | CCNP
シスコが毎年実施しているイベント「Networkers2006」へ行ってきました。
シスコの人が,シスコを使っている人のために,シスコのことをしゃべるイベントです。

シスコ技術者認定試験を紹介するブースがあって,そこでパンフレットを配っていたので,もらってきました。
そのパンフレットには,12月から始まるCCNP新試験で加わる項目がわりと具体的に書いてあったので,そのまま抜き出して紹介します。



●BSCI
変更内容:約20%
・Cisco IOSルーティング機能
・マルチキャスト
・IPv6

●BCMSN
変更内容:約20%
・ゲートウエイ冗長化プロトコル
・ワイヤレスクライアントアクセス
・スイッチドネットワークにおけるセキュリティ機能

●ISCW(旧BCRAN)
変更内容:約80%
・MPLS
・サイト間IPSecVPN
・シスコデバイスの強化
・Ciscoファイアウォール
・ネットワークセキュリティの強化
・CiscoIOS IPS

●ONT(旧CIT)
変更内容:約80%
・VoIP
・QoS
・DiffServ QoS
・AutoQoS
・WLANセキュリティ

英語版はすでにリリースされているようなので,徐々に内容が明らかになってきそうですね。

CCNP新試験は12月15日から

2006年09月09日 22時36分18秒 | CCNP
ちょっと前に「CCNPの試験内容が大きく変わるらしい」という記事を書きました。
そのときは「日本でのスケジュールは近日中に発表されるそう」なんて書きましたが,
早くも発表されました!

新試験の具体的な内容はこちらに記載されています。
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/event/tra_ccc/ccc/certprog/paths/professional/ccnp.shtml
日本語版の新試験は12月15日から配信開始。
今の試験は来年3月31日で終了です。

新試験の試験範囲を見て気づいた点を。

●BSCI
・CiscoISRを使うことがうたわれた
・マルチキャストがBSCIに(もともとBCMSNだった)
・IPv6が拡充
・シングルOSPFが範囲外に

●BCMSN
・無線LANの追加
・音声VLANの拡充
・スイッチのセキュリティ機能(IEEE802.1Xなど)の拡充

●ISCW(旧BCRAN)
・セキュリティに特化した内容に
・一部残ったWANはCATVとxDSL。ISDNは範囲外に
・MPLS,IPsec,ファイアウォール,IPSなど導入

●ONT(旧CIT)
・完全にQoSに特化した内容に
・全く別の試験になった

確かに,今のBCRANは「時代遅れ」という感じがあるし,CITは「中途半場」という感じがありました。
その代わりに問われることになったのが,「セキュリティ」と「QoS」です。
今CCIEには「Security」と「Voice」というカテゴリがあるので,
それを考えると理解できるような気がします。

自宅ラバーズ的には,これまでの自宅ラボでどの程度対応できるのかが心配なところです。

ISCW?ONT?

2006年08月22日 23時54分32秒 | CCNP
だいぶブログの更新が滞ってしまいました。

来年からCCNPの内容が変わることは以前から知っていました。
「IPv6が範囲に入るんだろな~」とか「シミュレーション問題が変わるのかな~」くらいの軽い変更の気持ちでいたので,詳しくチェックしなかったのです。
でも昨日,あらためてシスコのWebページを見てみたら…
…ISCW?……ONT??…試験名が変わっている…(爆)
内容も大幅に変わるみたいですね。

今のBCRANはISCW(Implementing Secure Converged Wide Area Networks)に変更です。
VPN,IPsec,Firewall,IPSなどが試験範囲に入るみたい。
略して「セキュリティ」なんて呼ばれるのかな。

それからCITはONT(Optimizing Converged Cisco Networks)に変更です。
こちらはズバリ「QoS」ですね。
VoIPの知識も問われるみたいです。

アメリカは来年から,日本の変更スケジュールは近日中に発表されるそうです。
先日あったCCIEの試験範囲の変更予告より,今回のCCNPの方がインパクトがあります。
実機を使って勉強しようと思ったら,集める機器もこれまでとは違ってきそうですね。

反省しきりのCIT合格

2006年01月07日 22時48分35秒 | CCNP
今日,CCNPの残る一科目,CITを受けてきました。
結果は,

合格!

これでCCNPになりました。
CCNAに合格したのが2005年の1月なので,CCNP取得までに1年かかったわけですね。
勉強意欲が持続さえすればCCNPは取得できると思っていましたが,なんとかここまで来ることができました。

とはいえ,今回のCIT試験は反省しきり。
自分の努力不足と実力の無さをあらためて実感しました。
点数も,合格点ぎりぎりの818点です。
シミュレーション試験が3問出たのですが,結局ping疎通までいったのは1問だけ。
残りの2問は,いくつかの問題解決はできましたが,結局,疎通までには至らず。
「今回はダメか…」と半ばあきらめつつ結果を見たら合格でした。



試験中に思ったのが,「こんなんじゃCCIE合格なんて夢のまた夢だな」ということ。
もっともっと力をつけなければダメだと実感しました。
以上,反省。

とはいえ,これでCCIEに向けて走り出せます。
まずはWittenExam。
CCNPまでは参考書や問題集があるのでそれを買ってこなせばよかったですが,
実は,CCIEの筆記試験ってどうやって勉強すればいいのかよくわかりません(爆)
やはり海外の問題集をWebで購入して解いてみるのかな?と思っています。
でも,新試験に対応した問題集ってあるのでしょうか?
ってことで,まずは勉強方法を探ろうと思っています。

私がこう思うってことは,きっとほかの人もそう思ったことがある人が多いのでは。
こういう情報がCCstudyの掲示板に集まると,CCIE試験目指す人の役に立つのにな~なんて思いました。
と,なにげに誘導してみる(笑)。

年末の受験?

2005年12月23日 01時06分05秒 | CCNP
仕事が年末進行で,すでにくたびれぎみのはっとです(笑)。
まぁ毎年のことだからへこたれないさ(泣)
とはいえ,年末は人並みに(29日から3日まで)休めることにはなっている。
やっとCITに向けて本格的に勉強できるぞ~
と思って,今日アールプロメトリックのWebサイトを見てみたら,

        休業期間
2005年12月29日(木)~ 2006年1月3日(火)

とありました。
そりゃ,テストの人たちだって休みはとるよね(爆)。

CCNP取得が今年の一つの目標だったんですけど,今年中のCIT取得は無理そう。
でも気持ちを切り替えて,結局CITは年始に受けることにして,今日予約を入れました。
慌てて勉強してまぐれで合格してもあまり嬉しくないですしね。
それに,CITはシミュレーション試験でEIGRPやBGPの試験が出るみたいだし,そこで勉強したことをCCstudyに吐き出しながら試験勉強すれば一石二鳥だ!
という,自分にやさしい結論です(笑)。

「合格のためには睡眠削って毎日猛勉強!」という方法もあるかもしれません。
でも結局大事なのは自分にとって一番いい勉強方法を自分で選択することかな,なんて思います。
このサイトを見てくれている人も,仕事と勉強を両立させて頑張っている人が多いと思います。
こういう苦労もCCstudyは応援します。

さて,年末休むためにも,もうちょっと仕事頑張るか。

CCNP勉強法(BSCI編)

2005年11月01日 01時25分36秒 | CCNP
最近仕事が忙しくてCCstudyのラボのコンテンツがなかなかアップできません。
そんなときこそブログでストレス解消(ん?w)

今日は,これまでの経験を生かしてBSCIの勉強法などを書いてみたいと思います。
といっても私も修行中(?)の身なので,偉そうなことは書けません(爆)
あくまでも私なりの勉強方法です。

試験に合格するだけなら,この二つの問題集をある程度こなせばOKです。
徹底攻略Cisco CCNP BSCI問題集[642-801J]対応
Cisco CCNP問題集 BSCI編642-801対応
王道すぎるかな?(笑)
問題的中率だと黒本,解説がていねいなのが日経本って感じでしょうか。
わたしは,まず黒本をやって,わからなかったらところがあったら日経本を見てみて確認するという感じで使いました。
問題集を二つやってみるというのは,なかなかオススメです。
両者ともに出ている記述があれば「これは基本だから押さえておいたほうがいいな」とか判断がつきます。
それに,1冊を繰り返していると,どうしても回答を覚えちゃうんですよね。

で,BSCIの場合は,難関はIS-ISとBGPかもしれません。
私はそうでした。
なんていうか,IS-ISはほかのプロトコルとは世界が違い,用語もコマンドも独特です。
そんなIS-ISは,プロトコルが作られた背景みたいなものを理解できるとわりと頭に入ってきます。
IS-ISが作られた背景には,「OSIという理想郷を目指してすばらしいプロトコルを作ろう」という考えがありました。
そのために,いろんなことを定義しまくって,考え方も複雑になってる。
「これが当時の人が考えた理想のルーティング・プロトコルか~」みたいなところを考えながら勉強するわけです。
ちなみに私は,ここ↓を参考にしました。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~aji/30min/23.html

もうひとつのBGPが難しいのは,使う人の視点が違うからです。
RIPやOSPFやEIGRPは企業ネットワークをイメージできれば大丈夫ですよね。
でもBGPは視点が大きく,インターネット全体になります。
なのでBGPを勉強するときは,気持ちをプロバイダの管理者に切り替えなければいけません。
プロバイダの視点で考えると,どうやって数万の経路情報を配布するかとか,どのプロバイダからどのプロバイダへ優先的に経路情報を流すかとか,そういうことが大事だということがわかると,これも頭に入りやすくなります。

プロトコルを作った人や使う人の「気持ち」を攻略するという感じですね。
これを「気持ち学習法」と呼びます。
(↑ドラゴン桜のパクリです(爆))