風箱の徒然ブログ

旅の思い出話から、木工、日常の徒然を気ままに

パンク

2008-02-01 23:18:56 | 1996~97原付日本一周
大分から宮崎に向かって走っていた時だった。

突然、ケツが振られたので、あわててバイクを止めた。


4cm位の錆びた釘が、ブッツリと後タイヤに刺さっていた。
プライヤで抜き取り、チューブを出したら、穴ではなくて、裂けたようになっていて反対側まで貫通していた。
ゴム糊とパッチで傷を塞ぐ。


さあ、これでOKだろうとタイヤを戻し、空気を入れるが、ちっとも膨らまない。
再びチューブを、今度は全部引っ張り出した。
リムに当たっている所のチューブが裂けたように穴が開いていた。

パンクをして、重い荷物を積んだ状態で50mほど引きずったため、チューブが傷んだのだろう。
他にもないか点検したら、小さい穴がいくつもあった。

一応見える所はすべてパッチで塞いで、再び元に戻し、今度は平気だろうと空気を入れたらまたダメだった。
おかしい。
虫ゴム?他に穴があるのか?

時計は16:00を回っている。
日が落ち始め、焦りが出てくる。
チューブの予備は無い。

「バイク屋だな・・・」

あきらめて、近くの酒屋に助けを求めた。
電話をしてくれたが、どこも休みだった。
無理も無い、日曜だったから。

店の人の勧めで、近くの自動車整備場のドアを叩いたが、ここも休みだった。
しかし、ああそうですかと引き下がるわけにもいかず、この近くにテントを張らせてほしいとお願いする。
明日になっても良いから、待つことにした。

そうしたら、店の反対側に廃車が数台あり、この中で寝ればテントより暖かいだろうと言う店の人の勧め。

ありがたく軽のバンに一泊させてもらう事にした。
寝る場所は確保できた。
こんな所でパンクしてしまうなんて。
まあでも仕方無いさ。

雨の中パンクしなくて良かった。
夜になって、車の中でラジオを聴いていたら、雨が降ってきた。

荷室の床のリブがゴツゴツしているが、ぜいたくは言えない。

軽のバンは、良い生活空間になるな、などとうつらうつらしながら考え、眠りに入った。

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