風箱の徒然ブログ

旅の思い出話から、木工、日常の徒然を気ままに

宮崎県立芸術劇場の大オルガンの思い出 2

2008-02-25 22:17:49 | オルガン
休憩時間に、木製足場の最上段によじ登り、パチリ。
実はけっこう恐かった。


オルガンが完成に向かっていき、演奏台周りも整ってきました。
オルガンの音色を変えるレギスターの名前を書く作業を頼まれました。

治具を使い、60以上のネームを書きました。
カリグラフィとか好きなので、楽しい作業でした。


完成したラベルをレギスターのノブに貼っていく時は、文字がバラバラにならないよう慎重に。


作業が休みの日に、オルガンの天井に上がり、一人記念撮影。
これは、ホールの客席側に三脚を立てて設置したカメラを、赤外線リモコンで遠隔操作して撮影しました。


オルガン内部で記念撮影。
ペダル鍵盤の大きなパイプが、背後に立っています。


こうして約半年に及ぶ全ての作業が終わり、オルガニストの試奏を聴いた時は、力が抜ける感じがしました。
ああ、これでここでの作業が終わるんだな、みたいな。

宮崎は居心地が良くて、住んでもいいなあなんて思ったこともありましたっけ。

そして完成した姿です。


今もこのオルガンは、宮崎の聴衆の耳に響いています。
これからもずっと歌い続けてほしいと願うばかり。