~旅とアート~

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おすすめ小説第18弾

2012-04-14 12:03:29 | おすすめ小説
最近読んだ小説の一言レビュー第18弾。
また読みたくなった再読本を含め、人気作家の作品ばかりです。
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【送料無料】夜は短し歩けよ乙女

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。(「BOOK」データベースより)
---感想---
また綺麗な夢の世界を見させてもらった。あの登場人物たちと李白さんの電車に乗ってみたい。この本を読んで「電気ブラン」を知り、実際に飲んでみることができた。


【送料無料】つくもがみ貸します

お江戸の片隅、お紅と清次の姉弟2人が切り盛りする小さな店「出雲屋」。鍋、釜、布団と何でも貸し出す店ですが、よそにはない奇妙な品も混じっているよう。それらは、生まれて百年を経て、つくもがみという妖怪に化した古道具。気位高く、いたずら好きでおせっかい、退屈をもてあました噂超大好きの妖たちが、貸し出された先々で拾ってくる騒動ときたら…!ほろりと切なく、ふんわり暖かい、極上畠中ワールド、ここにあり。(「BOOK」データベースより)
---感想---
自分の家にあんなにたくさんつくもがみがいたらちょっと面倒くさいけど、出雲屋でバイトするなら面白そう。江戸の生活や文化がとても好きで、この時代の本を読むとドラえもんに頼んで連れて行ってもらいたくなる。今後、つくもがみと人間が会話することを望む。


【送料無料】告白

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!“特別収録”中島哲也監督インタビュー『「告白」映画化によせて』。(「BOOK」データベースより)
---感想---
再読。初めて読んだときは、第一章でやられてそのまま読み終わってしまった感じだったが、今回はそのあともジンジンと脳みそに響いてきて、より感じるものがあった。後書きにもあったが、ここで語られていることを鵜呑みにしていいのかどうか考えると収拾がつかなくなるので、やっぱり鵜呑みにしようとおもう。


【送料無料】陽気なギャングが地球を回す

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。(「BOOK」データベースより)
---感想---
とても読みやすかった。伊坂さんの作品らしく、いろいろな伏線が張られていてそれが後になって意味を持ってくるのが楽しい。驚きはあまりなかったが、気軽に何か読みたいときには最適。


【送料無料】陽気なギャングの日常と襲撃

嘘を見抜く名人は刃物男騒動に、演説の達人は「幻の女」探し、精確な体内時計を持つ女は謎の招待券の真意を追う。そして天才スリは殴打される中年男に遭遇ー天才強盗四人組が巻き込まれた四つの奇妙な事件。しかも、華麗な銀行襲撃の裏に「社長令嬢誘拐」がなぜか連鎖する。知的で小粋で贅沢な軽快サスペンス!文庫化記念ボーナス短編付き。(「BOOK」データベースより)
---感想---
4人の日常の話だが、やっぱり色々な問題に巻き込まれていく。ちょっとしたことが後でちょっとづつ絡んでいくのは伊坂さんの作品らしくて楽しい。


【送料無料】出世花

不義密通の大罪を犯し、男と出奔した妻を討つため、矢萩源九郎は幼いお艶を連れて旅に出た。六年後、飢え凌ぎに毒草を食べてしまい、江戸近郊の下落合の青泉寺で行き倒れたふたり。源次郎は落命するも、一命をとりとめたお艶は、青泉寺の住職から「縁」という名をもらい、新たな人生を歩むことに―――。青泉寺は死者の弔いを専門にする「墓寺」であった。直に死者を弔う人びとの姿に心打たれたお縁は、自らも湯灌場を手伝うようになる。悲境な運命を背負いながらも、真っすぐに自らの道を進む「縁」の成長を描いた、著者渾身のデビュー作、新版にて刊行
---感想---
湯灌という職業を始めて知った。高田さんの作品は他のもだいたい読んだが、その当時のことがとても勉強になる。みおつくしなどに比べると、涙の量は少なかったが、やはりほろりとさせてくれた。


【送料無料】街の灯

昭和七年、士族出身の上流家庭・花村家にやってきた女性運転手別宮みつ子。令嬢の英子はサッカレーの『虚栄の市』のヒロインにちなみ、彼女をベッキーさんと呼ぶ。新聞に載った変死事件の謎を解く「虚栄の市」、英子の兄を悩ませる暗号の謎「銀座八丁」、映写会上映中の同席者の死を推理する「街の灯」の三篇を収録。(「BOOK」データベースより)
---感想---
初めて北村作品を読んだ。レビューを見て読んでみようと思ったが、う~~ん・・私にはちょっと合わなかった。この前に高田郁さんの本を立て続けに読んでひどく感動し、心のテンションがそのレベルにある状態で読んでしまったためか、特に何の感動もなく終わってしまった。また時間をおいて読んだら違う感想を持つかもしれない。


【送料無料】玻璃の天

昭和初期の帝都を舞台に、令嬢と女性運転手が不思議に挑むベッキーさんシリーズ第二弾。犬猿の仲の両家手打ちの場で起きた絵画消失の謎を解く「幻の橋」、手紙の暗号を手がかりに、失踪した友人を探す「想夫恋」、ステンドグラスの天窓から墜落した思想家の死の真相を探る「玻璃の天」の三篇を収録。(「BOOK」データベースより)
---感想---
1巻よりも読み応えがあった。おそらく英子が少し成長したからだと思う。ただやっぱり謎が簡単に解かれすぎな感があり、そのあたりは自分にはちょっとものたりない。あとがきを読んで、これ以降の展開に興味をもった。


【送料無料】砂のクロニクル(上巻)

民族の悲願、独立国家の樹立を求めて暗躍する中東の少数民族クルド。かつて共和国が成立した聖地マハバードに集結して武装蜂起を企む彼らだったが、直面する問題は武器の決定的な欠乏だった。クルドがその命運を託したのは謎の日本人“ハジ”。武器の密輪を生業とする男だ。“ハジ”は2万梃のカラシニコフAKMをホメイニ体制下のイランに無事運び込むことができるのか。山本周五郎賞受賞作。(「BOOK」データベースより)
---感想---
再読。イラン、イラク、ロシアなどの民族対立の話で重いが、その分すごい読み応えがある。いつか現地に行ってみたい。


【送料無料】砂のクロニクル(下巻)

機は熟した。運命の糸に操られるかのようにマハバードには様々な人間が集まっていた。革命防衛隊副部長のガマル・ウラディ、隊員のサミル・セイフ、クルド・ゲリラのハッサン・ヘルムート、過去を抱えた女シーリーン、そして二人の“ハジ”も。それぞれの思惑が絡み合い、マハバードは今、燃え上がる-冒険小説の第一人者が渾身の力を込めて描く壮大なる叙事詩。山本周五郎賞受賞作。(「BOOK」データベースより)
---感想---
今回も「外史」の存在をこれでもかと実感させられた。何かが起きてそれを考えるとき、表に出ている部分だけで判断するのではなく、その裏にもまた別の事実があるかもしれないことを一度推測してみてから結論を出していきたいと思う。おすすめの本だ。



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