~旅とアート~

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エベレスト街道トレッキング記#28END-バンコク経由で帰国

2010-12-31 11:36:11 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓バンコク・スワンナプーム国際空港(タイ)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

11日目~12日目

6時半起床。
いよいよネパール最終日です。

7時、朝食を食べに行くと、
大阪組のメンバーがいたのでご一緒させてもらいました。
そこで、出発まで時間があるので、タメル地区まで買い物に行く話をすると、
そのうちの一人も行くということで、
あとでロビーで待ち合わせをして一緒に行くことにしました。

8時。
ホテルを出て歩いて10分ほどのタメル地区へ向かいます。
路上には、小さな火を囲む子供達の姿がありネパールの貧困を垣間見ました。
車がビュンビュン行きかう大通りの横断歩道を地元の人について無事渡り目的地へ。

ガイドさんからは8時くらいからお店が開くと聞いていたのですが、
実際はまだほとんど営業前の状態でした。
戻るのもなんだし、一応一通り見て周ることにしましたが、
私が欲しい、こちらの紙で作ったカレンダーがなかなか見つかりません。
同行した人は欲しいものをゲットしたので
もう諦めて帰ろうかと思い始めた頃、お店を発見。
ネパールらしくてリーズナブルで実用的なお土産を買うことができました。




目的を果たしたのでホテルへ戻り、私はネパールのお茶を買うために
ホテルの敷地内にあるスーパーマーケットへ寄りました。
24時間営業と書いてありますが、中は薄暗くお客さんもいません。
やってるのか確認して入り、定員さんにネパール産のお茶を聞いて買いました。

これでお土産はもう大丈夫!と思い部屋へ向かうと、
ホテルの中のお土産屋さんが目に留まり、ちょっと見てみることに。
ここで、花の刺繍をした財布とエベレストの写真のカレンダーがあったので
最後のネパールルピーを使ってゲット。
部屋に戻って購入したお土産をスーツケースに入れるともうパンパンです。

10時45分、ロビーに集合して出発。
30分ほどで空港につくとすごい数の搭乗客が建物の外に並んでいました。
どうやら建物に入るときのセキュリティチェックで行列ができているようです。

 


やっと中に入り、タイ国際航空のカウンターでグループチェックイン。
搭乗口の待合室まで行くと、ここもすごい人で溢れかえっていました。
50分遅れでなんとか搭乗。
帰るのが寂しい反面、やはり飛行機に乗るとホッとします。




14時半離陸。
セルフモニターがないので、機内では本を読んだり眠ったりして時間を過ごします。




18時半、バンコクに到着。
ここでは4時間の長い乗り継ぎ時間があるのですが、
スワンナプーム国際空港は、お店がたくさんあるのである程度は時間が潰せます。
集合時間まで椅子に座って本を読み、会社へ配る用のお土産をひとつ買ってゲートへ。




22時半、定刻で離陸。
夕飯はバンコクの空港で食べておいたほうがいいとTさんは言っていましたが、
3時ごろ機内食が出たので、食べるとしても軽くでいいかもしれません。
(私は食べずに乗りました)




6時すぎ、無事成田に到着。
荷物も最初の方に出てきてあっという間に帰路へつけました。
空港でスーツケースを宅配に預けて、
新しくできた成田スカイアクセスアクセスを利用し帰宅です。

今回は本当に天候に恵まれ、すばらしいトレッキングができました。



エベレスト街道トレッキング記 おしまい



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エベレスト街道トレッキング記#27-ネパール民族舞踊と伝統料理

2010-12-30 10:33:48 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓ネパールの伝統会席料理(ネパール)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

10日目

その後も少し歩きながらバスまで行き、17時半にホテルへ到着。

 

 


このあとまだ夕食があったので、帰ってきてからにしようかと迷ったのですが、
もうがまんできずに、念願のたっぷりお湯シャワーを浴びました。

18時半。色々仕度をしているとすぐに夕食の時間。
ロビーに集合し、近くのネパール料理のレストランへ向かいます。
ここでは食事をしながら民族舞踊の鑑賞。

縦長の部屋の端にステージが設けられ、長いテーブルが縦に3列並んでいます。
後ろの方のテーブルの人はほとんど見えない感じですが、
私達は幸い、真ん中の一番前の席に案内されました。

 


続々と他の観光客も集まり、料理が運ばれてきました。
昼間に食べた蕎麦御膳ほどのインパクトはありませんでしたが、
さすが都会のレストランというだけあって品数豊富で味もなかなか。

 

 

 


少し食べたところで民族舞踊の始まりです。
かわいい衣装を着た踊り子さんたちがテーブルの間を通ってステージへ。
民族衣装が大好きな私にとっては、食事より釘付けです。

力強く軽快な踊りが繰り広げられ、
そういう自分達の踊りを持っている彼らを羨ましくも思いました。
いろいろな民族の踊りと衣装が披露され、
その間には、彼らの文化を紹介する小芝居などもありました。

 




およそ2時間、たっぷりと踊りと食事を楽しみホテルへ帰還。
今夜は寝袋なしの大きなベッドでゆっくり眠りました。

 
ホテルの近くにはケンタもある / アンナプルナホテル



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エベレスト街道トレッキング記#26-生き神様クマリ登場

2010-12-29 20:38:29 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓カトマンズの世界遺産ダルバール広場(ネパール)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

10日目

ほどなく旧市街のダルバール広場へ到着。
ここには17世紀に栄えたカトマンドゥ王国の王宮があった場所で、
たくさんの寺院が建てられ、中には生き神様の住まうクマリの館もあります。

  


最初はガイドさんの説明を聞きながらみんなで歩き、クマリの館へも入りました。
中には小さな中庭があり、それを取り囲む建物の3階には、
クマリが顔を出す窓があります。
ガイドさんが今日出る時間を確認し、またその時間に来ることにしました。
 →クマリとは

  
クマリの館 / クマリが顔を出す窓


一旦広場に出て、自由時間。
ここは結構広いので急ぎ足で周ります。
広場にはたくさんの人が行き交い、道端や石段の上では色々な露店が出ていて、
カラフルな服を着た女性達が買い物をしていました。
またここにきて道を歩く牛たちも見かけ、ネパールに来たことを改めて実感。
そんな様子を撮影していたらあっと間に時間が過ぎてしまいました。

 

  

 

 

 


再び集合し、クマリの館へ。
中はたくさんの観光客でひしめいていました。
係りの男性が現れ、クマリを拝むさいの注意事項を説明。
写真はNGなので撮影はできませんでしたが、
入り口でお母さんたちがポストカードを売っています。




そうこうしていると、綺麗にお化粧をしたクマリが窓のところに登場。
とても神聖なものだということはわかっているので、
自然と厳かな気持ちで拝見しました。
しかし、なんだか口がモゴモゴ動き、
小学生がカッコつけてガムを噛んでいるような出で立ち。
私の中では、まるで後光でも射すかのような畏怖堂々たる姿を想像していたので、
ちょっと拍子抜け。
やはり、生き神様とはいえ、若干5~8歳の子供なのだから、
それもいたしかたのないことなのでしょう。

集まった観光客の、

こんな感じ?

という空気を残しつつ拝観はあっけなく終了。
一同すごすごとクマリの館を退散しました。



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エベレスト街道トレッキング記#25-カトマンズ市内観光

2010-12-28 21:08:27 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓スワヤンプナート寺院の仏塔(ネパール)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

10日目

部屋に荷物を置いた後、12時半にロビーに集合。
まずは腹ごしらえということで、カトマンズのサンセットビューホテル内にある
「ヒマラヤそば処」へ向かいます。
そこは、高級マンションが建つ見晴らしのいい住宅街にありました。
手入れされた庭に綺麗な花が咲き誇り、店内は日本そのもの。

 


こちらのシェフは日本の長野で蕎麦打ちの修行をした方で、
ヒマラヤで採れた蕎麦粉を使っています。
席に着き待っている間、まずはエベレストビールで乾杯。
ラベルには登山者が描かれてステキなデザインだったので思わず撮影。




しばらくして大きなお盆に乗ったそば定食が運ばれてきました。
その見事なビジュアルにみんな歓声。
いくつもの蕎麦料理が並び、天ぷらや蕎麦湯までちゃんとあります。

 




お腹が空いていたので余計でしたが、
そばがつるつるしこしこで本当に喉越しがよく、蕎麦掻や天ぷらも文句なし。
カトマンズでは高級なレストランになると思いますが、
こちらに来たらぜひ、ここのヒマラヤ蕎麦をご賞味いただきたい。

お蕎麦のあとは、楽しみにしていた世界遺産カトマンズの市内観光です。
時刻は14時。
外はサンサンと太陽の光が降り注いでいます。
暑い中バスに乗り、市内を通り抜けてスワヤンプナート寺院へ。
途中、いくつか信号がありましたが、これは日本の支援で設置されたそうです。

40分ほど走ってたどり着いたスワヤンプナートは、
郊外の高台にある仏教の寺院で、
バスを降りてからも少し階段を登っていかなけばなりません。
市内観光とはいえ、
暑くてほこりっぽいカトマンズの町を見て周るのは結構体力がいります。

 

 




野生の猿が走り回る寺院は、さすが観光名所だけあって観光客がたくさんいました。
頂上に着くと、カトマンズの町が一望でき、
大きな目が描かれた白と金色の仏塔が真っ青な空に輝いています。
そのネパールらしさと美しさに一気にテンションアップ。
ガイドさんの説明を聞いた後、自由時間になったので、ここぞとばかりに写真撮影。
しかしツアー故に時間が限られ、駆け足で周りましたが全部は見きれませんでした。

 

 

 


30分ほど見学したあと、少々不完全燃焼のまま次はダルバール広場へ。
途中でバスを下りて、まずはトイレ休憩を兼ねて
ネパールの民芸品を売っているお土産屋さんに立ち寄りました。
そろそろ日本へのお土産を買わなければと思っていたので期待したのですが、
残念ながらほしくなるようなものがなく何も買いませんでした。

その後、そのお店から町の中を散策しながら広場へ向かいます。
今までいたヒマラヤの奥地とは違って、
人と車と家々がひしめくとても雑多なアジアの都市という感じ。
どこを見ても魅力のある被写体でシャッターを押す手が止まりませんでした。

 

  

 



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エベレスト街道トレッキング記#24-ルクラ~カトマンズ

2010-12-26 10:58:53 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓ルクラの町並み(ネパール)
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~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

10日目

6時。朝起きると、すっかり雨はあがっていました。
一番心配だったカトマンズまでのフライトは果たして大丈夫か?
この路線は欠航になることが多く、ツアーには予備日も設定されていましたが、
天気が悪くなると何日も閉じ込められてしまうそうなのです。

山が朝焼けをしていたので、朝食前に外へ写真を撮りに行きました。
ロッジの目の前がすぐに空港なのですが、すでに乗客が集まっています。

道を少し下り、見渡しのいい場所までくると、
ヌンブールの山が真っ赤に染まっていました。

 
ヌンブールの朝焼け / 空港


何枚か撮っていると、Tさんもやってきて、

今日飛びますよ

と、予定通りツアーが進められることに安心顔。
帰国してから聞いたところによると、
私達がカトマンズに戻った次の日から天候がくずれ、
何日もフライトが欠航になったとか。
そのためルクラの町に足止めされた旅行者があふれ大変だったそうです。


宿泊したシェルパロッジ


7時半、山での最後の朝食。

 




9時、再び食堂に集合し、空港からの連絡を待ちます。
日当たりのいい中庭に出て30分ほど待っていると、
私たちの乗る飛行機がカトマンズを飛び立ったという連絡があり、
さっそく目の前の空港に向かいました。


ロッジの中庭


すぐにセキュリティーチェックを受け、搭乗口で待っていると
たいして待つこともなくすんなり飛行機に乗れました。




10時、離陸。
崖に向かってスピードを上げ山間に飛び立ちます。
これでヒマラヤの山ともお別れかと思うと寂しいですが、
天気に恵まれ素晴らしい景色を毎日満喫できたので、
その満足感と最後まで歩ききった達成感でいっぱいでした。

 

 
滑走路の向こうは崖




山岳フライトを経て、10時半、無事カトマンズに到着。
飛行機を降りてすぐに乗った空港のバスで、
空港の外まで連れて行ってくれました。
楽なシステムです。

 


空港の駐車場で待っていたカトマンズ担当のガイドさんたちと落ち合い、
荷物を待ってまずはアンナプルナホテルに出発。
こちらも天気がよく、日差しも強くてかなり暑い。
みんなもちょっとお疲れ気味です。

カトマンズの喧騒の中をしばしば渋滞しながら進みます。
ホテルに着いて煌びやかな涼しいロビーに入ると、
一気に文明の中に戻ってきたんだと実感。
熱いシャワーが浴びれること、大きなベッドで眠れること、
快適な部屋で休めることがとてもうれしく思いました。


ホテルの部屋


予定通りこの日に飛行機に乗れたので、
今日の午後はカトマンズの市内観光に出かけます。
実は、トレッキングとともにこれも楽しみにしていました。



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エベレスト街道トレッキング記#23-モンジョ~ルクラ

2010-12-23 12:28:54 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓滝つぼで休むヤク(ネパール)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

9日目

朝6時、今日もがんばって早起きしクーンビラの朝焼けを見に行きました。
しかし今回もイマイチ。
諦めて荷造りをするため部屋に戻りました。

 


7時半、朝食。
お馴染みの全部乗せお粥です。

 


9時、出発。
ルクラまで最後のトレッキングです。
木々の生い茂った山々を眺めながら2時間ほどのんびり歩き、
行きに泊まったパグディンのサンライズロッジでティータイム。

 




その後昼食場所のトドコシまで緩やかに下ります。
12時45分ロッジに到着。
今日は少し雲が多くて、
ここから見えるはずのクスムカングルの山は見えませんでした。

 

 




13時半出発。
ここからルクラまで3時間の予定です。
しばらく歩いていると、だんだんと雲が低くなりポツポツと雨が降り出しました。
今回のトレッキングで初めての雨です。

レインウェアをはおり、もう写真も撮れないのでカメラをザックに収納。
両手が自由になりだいぶ歩きやすくなりました。
雨が強くなる前に着きたかったので、ちょっとピッチをあげて歩きます。

みるみる雨脚が強くなり、石畳の道がけっこう滑りました。
ルクラの入り口までの最後の坂道を上りきり、
メインストリートを小走りで走りぬけシェルパロッジに到着。

時計を見ると15時10分。
なんと予定よりも1時間半近くも早く着きました。
後続も次々と到着し、全員無事にゴール。
しかし感動もそこそこに、濡れた体がどんどん冷えてくるので、
まずはとにもかくにも着替えをするためすぐにチェックイン。
部屋に入ってひとまず落ち着きました。




その後、部屋は寒いので暖炉(まだ火は入ってない)のある食堂に行くと、
何人かのメンバーがすでにきていて、残りの人もいつのまにか集合。
生姜の利いたチャイを飲みながら、
暖炉のまわりを囲むように椅子を並べておしゃべりをしていると、
ロッジの人が暖炉に火を入れてくれました。
するとすぐにジワジワと暖かくなり、すっかり体の芯からホカホカ。
やっぱり薪のあたたかさは違います。

 




そんなまったりとした時間もあっという間に過ぎ、18時半、夕食の時間です。
今日はトレッキング最後の食事で、ネパールの定番定食ダルバート。
パーパルというパリパリのスナックみたいのが美味しかったです。
さらに、メンバーの一人が誕生日を迎えたということで、再びケーキが登場。
今回のツアーでは、ホテルエベレストビューのも含め4回もケーキを食べました。

 

 


食後、今までお世話になったシェルパの人たちともお別れということで、
ロッジの地下にあるバーで打ち上げをすることになりました。
冷え切った室内で上着を着込みながら、ロクシやビールで乾杯。
あとは音楽に合わせてシェルパダンスです。
下山したとはいえ、ここはまだ標高2800mなので、
お酒を飲みながらのダンスはけっこう息があがりました。

 
 

シェルパの人たちは踊りが大好きでみんな楽しそうに踊っていますが、
さらにそれを盛り上げてくれたのが添乗員のTさん。
ヒゲダンスから恐らくオリジナルの踊りまで披露し、歓声を浴びていました。
まさに体をはった仕事です。

しばらく私もノリノリでしたが、夜も9時になると眠くなり部屋に退散。
本当に健康的な体になってしまいました。

シェルパのみなさん、ありがとうございました。





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エベレスト街道トレッキング記#22-ナムチェバザール~モンジョ

2010-12-21 20:43:50 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓ナムチェバザールの仏塔(ネパール)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

8日目

今日のお昼には、Tさんがにぎったおにぎりが出ました。
インスタントの五目御飯ですが、ひさしぶりで美味しかったです。

 


お腹一杯食べ、13時出発。
今日はこのあとモンジョまで歩きます。
ロッジを出て歩き始めるのを待っていると、
今回のトップに若手のLくんが指名されました。
初めてのトップということでみんなの祝福の中出発。


若手のホープ


町の中心を通り抜け、村のゲートをくぐります。
ここでナムチェバザールともお別れ。

 


あとはしばらく急坂を下ります。

 


13時45分。
瞬く間に、行きにエベレストを初めて見たトップダラに到着。
今回も見てみましたが、雲がかかっているし、
今までもっといい条件でたくさん見てきたので、みんなあまり興味を示さず休憩。




さらに黙々と下り、急坂の手前にあったつり橋を渡ると、
しばらく川沿いの平坦な道になります。

 

 
サーダーのKさん


途中で休憩しつつ来た道を戻っていくと、
サガルマータ国立公園のゲート手前の登りになりました。
急な階段が続くのですが、喉を痛めて鼻水も咳も出る今の私には、
息が止まるかと思うほど苦しく、軽い呼吸困難状態でした。


息が止まるかと思った急坂


ヨロヨロになりながらなんとか登りきり、モンジョのロッジに到着。
時刻は15時半です。
今回もシャワーとトイレつきの部屋に泊まることができました。
今日はもうシャワーも解禁になり、堂々と浴びて汗を流します。
さっぱりしたところで、夕食までの間熟睡。
ほんの短い間でしたが、疲れが取れました。

 
サミットハウスの部屋 / 部屋のロック


18時半、夕食。
食堂に行くと、私達以外にもたくさんの登山客がいました。
暖炉に火もたかれ、とても暖かい。

今日のメニューは、日本のカレーとネパールのカレー。
ごはんを真ん中に乗せたお皿に半分ずつルーがかかっています。
どちらもおいしいですが、概ね日本に軍配があがりました。
禁酒も解けたので、おじ様たちはビールで乾杯。
デザートにはコックさん手作りのエベレストケーキも登場しました。

 

 
手前が日本のカレー


まだあと一日歩きますが、ここまで来たらもう終わったも同然です。
夜、外に星を見に行ってからベッドに入りました。



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エベレスト街道トレッキング記#21-朝焼けに燃えるヒマラヤそして下山

2010-12-19 16:36:11 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓朝焼けのエベレスト山群(ネパール)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

8日目

6時前に起床。
ここにきて、満足するような真っ赤に染まる朝焼けも夕焼けも見ていなかったので、
最後の望みをかけて外に出ます。
近くの高台にはすでに数人の泊り客がカメラを持ってスタンバっていました。
私の三脚はたよりなかったので、体をホールドできる庭の石垣に陣取ります。

少しすると、空に薄く広がるうろこ雲が赤くなり始め、
次第にその色が濃くなってきました。
その赤い雲を山頂に抱いているタムセルクがまるで燃えているようです。
さらに、遠くの山間には雲海が広がり、ピンクの雲の絨毯が広がっていました。

 

 


うわ~~~

これは間違いなく、今まで見た中で一番の朝焼けです。
早朝のため小声で歓声を上げながら夢中でシャッターを切りました。
そして、朝日が山間に差し込み始め、タムセルクの向こうから日の出。

 


こんな絶景を見られるとは、
がんばってここまで登ってきた甲斐がありました。

ひとしきり感動したあとは部屋に戻り急いでパッキング。
そのあと7時に朝食です。




8時半、ホテル出発。
出発するとき、ホテルのマネージャーのタラさんからカタをいただきました。

いよいよ今日から下山です。
最後のエベレストビューを写真に収めてまずはナムチェバザールまで。
ホテルの番犬プチョも一緒についてきました。
前方にコンデリを眺めながら坂を下り始めると、
昨日よりもたくさんの登山客が下から登ってきます。
日本人も…というより、その多くが日本人でした。

 

 

 

 


あっという間に下まで下り、町のはずれにあるビジターセンターに行きました。
ここからもエベレスト山群がよく見えます。
またここには、資料館が併設されていて、
エベレストの登山記やチベット仏教の展示物を見学することもできます。

 

 
シャンボチェの丘を登る登山客が見える


次はビジターセンターのすぐ近くにある博物館へ行きました。
ここでは、シェルパ族の家の様子やエベレスト登山の写真などを見ることができます。

 


今日の見学はここまでで、行きにナムチェバザールで泊まったロッジでお昼です。
町全体を見下ろせる坂を下りながら、10時50分にロッジに到着。
なんだかみんな最終目的を達したせいか、気が抜けたような感じです。

 


ランチは12時からということで、ここでじっとしているのももったいないし、
それまでの間町中を散策しに出かけることにしました。

シャンボチェの丘への道はとても混んでいましたが、
逆に町中は登山客もまばらで静かでした。
少しメインストリートをふらふらしたあと、特に買いたいものもないので
眺めのよさそうな町の上の方に進路変更。
迷路のような細い路地を適当に登っていきます。
サンサンと太陽の光が降り注ぐ町とヒマラヤの絶景が広がりました。
30分ほどのんびりと写真を撮りながら歩いた後、ロッジへ戻ります。

 

 



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エベレスト街道トレッキング記#20-夕暮れのヒマラヤと天の川

2010-12-18 12:31:16 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓夕暮れのエベレスト山群(ネパール)
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~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

7日目

そろそろお昼なので、学校の脇の道を通って帰路につきます。
再びひと山越えなければならないのですが、この道がきつかった。
正規の道は遠回りなので、地元の人が使う道を行ったのですが、
これが山の急斜面をほぼ直登するというまさに心臓破りの坂。
今までで一番というくらいぜーぜー喘ぎながらなんとか登りきりました。

しかし、ほっとしたのもつかの間、
登ったそこにはヤクがいていきなり現れた人間に驚き臨戦態勢。
闘牛場で見かける今にも向かってきそうな勢いです。
一緒にいたガイドさんが威嚇して先行グループは事なきを得ましたが、
後続グループはちょっと襲われかかったそうです。




丘を下りほどなくホテルに到着。
今日は昨日とは打って変わって泊り客で賑わっていました。
どうやらほかにふたつのツアーが来ていて、
そのうちのひとつが私達と同じ旅行会社のものでした。
彼らは、ここには1泊だけしてカラパタールまで行くとのこと。




時刻はすでに13時。もうお腹がペコペコです。
部屋に荷物を置いて昼食。
ホットサンドとホクホクのフライドポテトが美味い。

 


午後は自由時間だったのですが、
散策はせず、ホテルの庭で写真を撮ったりしてました。

 
ホテルの庭から / エベレスト

 
アマダブラム / ローツェ


雲が湧いてきたので一旦部屋に戻り、しばらくしてから様子を見に外へ出ると、
カラパタール組みの一人がいたので庭に椅子を並べておしゃべり。
行程表を見せてもらうと、まだまだ長い道のりが記されていました。

 
湧き出る雲 / 雲間から覗くエベレストとヌプツェ


ますます雲が出て冷えてきたので夕食まで部屋で休憩。
しばらくたちストーブで暖まっていると、
Tさんが来て夕焼けが見えると教えてくれました。
さっそくカメラを持って外へ出ると、
雲の間からピンクにそまるタムセルクが覗いています。
もうちょっと雲がなければよかったのですが、そればかりは仕方がありません。
夕焼けが終わると、だんだんと雲も晴れ、
今度は雪を被ったヒマラヤの山々が、藍色の空にうっすらと白く輝き始めました。
とても静かで神秘的な美しさです。

 
夕日に染まるタムセルク / 雲海






19時。1階の食堂で夕食。
今日はホテルに来てくれたことの感謝の意味を込めて心づくしの日本食とのこと。
出てきた料理は、天ぷらにコロッケ、たけのこやしいたけの煮付けなどで、
天ぷらには大根おろしもついていました。
そして、最後にはケーキのサービスもあり。

 


また、ここのホテルのマネージャーのタラさんは、
毎年夏の間は日本の剣岳の内蔵助山荘で働いているということで、
日本語もペラペラ、山歩きの達人でもあります。


タラさん


夕食後、カラパタール組みに向けたガモーバッグの講習があり、
私達も見学させてもらうことにしました。
ガモーバッグとは、高山病になった人をこの中に入れて、
外の空気を送り込み気圧を上げた空間を作り出すもので、
救助のヘリが来るまでの間の応急処置に使うものだそうです。




聞けば、今いるシャンボチェより先からどんどん危険になり、
最終目的地のカラパタールまでたどり着けるのは、全体の6割ほどだとか。
その間で脱落した人は、最初に脱落した人のところまで下山してみんなを待ち、
歩けないほどの重症になってしまったらガモーバッグのお世話になるらしい。
本当に命がけのトレッキングです。

講習も終わり、解散。
ホテルの裏に行くと、天の川が良く見えるとの話を聞いたので行ってみました。
確かに、まわりの明かりも少なく、庭で見るより遥かにたくさんの星が見えました。
バルブをしやすいように改良したカメラをセットし、再び星空撮影に挑戦。
あとでパソコンで見ましたがやっぱり難しい。
でも、あの宇宙のような空は目に焼き付きました。


天の川が見える



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エベレスト街道トレッキング記#19-シェルパの里クムジュン村

2010-12-15 21:00:02 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓クムジュン村とアマダブラム峰(ネパール)
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~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

7日目

しばらくここからの展望とお茶を楽しんでクムジュン村に出発。
ホテルの脇から続く道を下っていきます。
木々がなくなり視界が開けると、右手にタムセルクやアマダブラム、
前方にクーンビラ、そしてその麓にクムジュン村が広がっていました。

 
クーンビラ峰とクムジュン村




上から見る村は、目新しいマッチ箱のような家が並んでいて、
ひなびた山奥の村というイメージとは少し違いました。
ここは人口2千人の小さな村で、多くの優秀なシェルパの出身地だそうです。
登山客の案内の仕事をするシェルパ族は他の部族より裕福なんだとか。




村の中に入ると、今までに比べてなんだかとても静かです。
まず他の観光客がまったくいなく、村人さえあまりいない。
さらに家からも話し声とか生活の音がほとんど聞こえてこないのです。

 


シェルパ族の聖なる山クーンビラに抱かれたこの村だからか、
なんだかとても神聖な空気に包まれているような気持ちになりました。
クーンビラの山肌には鳥葬のための祭壇も見えます。


祭壇


メインストリートからわき道に入って、クムジュン村のゴンパに向かいます。
畑や民家の間をくねくねと通り抜けていくと、働く村人たちに遭遇。
ヤクの世話をしている人や、ミシンで裁縫をしている人、
畑仕事をしている人、洗濯をしている人など、
村の奥に入っていくとだんだんと村人の数が増えていきました。

 



  


しばらく歩くとゴンパに到着。
白い壁にマニ車がならんだ建物とヒマラヤの山が良く似合います。
狭い入り口から中に入ると小さな中庭があり、
それを囲むように観覧席が設けられていました。

 


管理人の人が本殿の鍵を開けてくれて、中に入ります。
薄暗い部屋にはご本尊の仏像と経典などがあり、
典型的なチベット仏教のゴンパなのですが、
ここには他にはないイエティの頭皮が保管されているのです。
ガラスのケースに大切に安置されていて、私たちにも見せてくれました。

 
本殿の仏像 / イエティの頭皮


なるほど

ちょっと大きめな黒い頭です。
確かに、小柄なシェルパ族が住むこの一帯で、
これだけ大きな頭をもった何かがいたら、雪男と思うかもしれません。

本殿から出て、ゴンパの中庭から大きなマニ車が見えたのでその部屋に入ってみます。
壁には仏像の絵がびっしりと描かれ、
斜に差し込む光が幻想的に絵を浮かび上がらせていました。
中央のマニ車を引っ張るように回すと、
静かなゴンパの中に鐘がチンと鳴り響きました。

 


少し休んでから、管理人の人にお礼を言って外に出ます。
再び細い路地を通って、今度は学校に向かいました。
この学校は、エベレスト初登頂を果たしたエドモント・ヒラリー氏が建てたもので、
クムジュンの子供だけでなく、ナムチェバザールの子供達も通ってきます。

 


校庭に入ると、ちょうど小学校低学年くらいの子供達が、
日当たりの良い一角で教科書を広げて勉強をしていました。
近くに寄ってみると、照れながら教科書に書いてある文字を読んでくれました。



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