~旅とアート~

世界の秘境巡りの旅行記と絶景写真。
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エベレスト街道トレッキング記#09-いよいよサガルマータ国立公園へ

2010-11-30 21:26:44 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓谷間に架かるつり橋(ネパール)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

5日目

5時半起床。
モーニングノックよりは早い時刻ですが、
クーンビラの朝焼けを見たかったのでがんばって起きました。
外に出て少し歩くとその姿が前方に綺麗に見えるポイントがあります。
そこにある椅子に座って日が当たるのを待っていると、
他のメンバーもポツポツと現れました。
6時すぎ、ようやく朝日が当たり始めましたが、
残念ながら期待したほど赤くならなかったので諦めて退散。


朝日を浴びるクーンビラ(5761m)


7時に朝食を食べて8時出発です。
太陽の日差しはまだ山に隠れていて谷間まで届きません。

 


今日はナムチェバザールまで行くのですが、
今回のトレッキングの中で一番きつい道のりで、
かなりな急坂を数時間登らなければならないとのこと。
しかし、時間的には余裕があるのでそれほど不安は感じません。
Tさんも、

どんなにゆっくりでもいいので自分のペースで歩いてください

と言っているので、
逆に、好きなペースで歩けるので今までよりも気が楽なくらいです。

ロッジを出て少し行くと、サガルマータ国立公園の入り口がありました。
サガルマータとはネパール語でエベレストのことを意味し、
世界の名だたる高峰が連なるクーンブ山群一帯の世界一高所にある国立公園です。
ここから先が、ユネスコの世界自然遺産に登録されている地域になり、
入るには入域許可証(要顔写真)が必要です。
私達のツアーの場合はツアーリーダーがまとめて携帯していました。

  
許可証 / ゲート


マニ車が並ぶゲートを抜けると、しばらく急な下り坂が続き、
前方にはクーンビラ峰が聳えていました。

 
下り坂 / クーンビラ峰


つり橋を二つ渡り、石がごろごろしている川原を進みます。

 
ひとつ目の橋 / ふたつ目の橋


ドゥード・コシ川


川原が終わったところで上を見上げると最後の長いつり橋が見えました。
あの橋を渡るといよいよ急登の始まりなので、
ここで上着を脱いで薄着になっておきます。


橋の左側の斜面を登っていく



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エベレスト街道トレッキング記#08-モンジョ村ののどかな風景

2010-11-29 20:50:19 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓モンジョ村の段々畑(ネパール)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

4日目

お母さんにお礼を言ってロッジに戻ります。


サミットハウス


しかしまだ時間がたっぷりあるので、今度は丘の上に登ってみたいと思い道を探索。
少し行くと、石垣に挟まれた細い脇道を発見しました。
どこに続いているのかわかりませんでしたが、
とりあえず上に向かっているので進んでみます。
人二人は並んで歩けない細い道の両側は民家や畑が並び、
洗濯物が干されたり、家畜が休んでいたりととてものどかな風景です。

 
民家の間の細い道 / やがて山道に


民家が途切れ視界が開けると、片側が山の斜面、片側が崖という場所にでました。
崖の下を見ると、山間の斜面にいくつもの段々畑が広がり、
そこに住む人々が農作業をする姿が見えました。
小さな子供も、自分達のできる仕事を手伝っています。
そこには傾きかけた太陽の日差しが山の間から差し込み、
なんだか昔話に出てくるような、
別世界ではないけれどちょっと時間の違う世界を見ているようでした。

 
農村の風景


道はまだ先に続いていましたが、
太陽の位置を見るともうすぐ山に隠れそうだったので引き返すことにします。
ほんのひと時でしたが、とても素敵な時間と風景を堪能することができました。

 
4時前には陽が山に隠れ始める


ロッジに戻り、今度はタムセルク峰の夕焼けを鑑賞。
外の椅子に座って刻々と変化する空と山を見上げていると、
真っ白な頂がだんだんと赤く染まっていき、暗くなった夕空に輝いていきます。
周りの高い山に太陽光が遮られて頂上付近しか色がつかないのが残念でしたが、
それはそれで美しかったです。
しばらく見とれていましたが、寒くなってきたので部屋に戻りました。

 
だんだん赤くなるタムセルク


19時に夕食。
メニューはきのこスープとモモやパスタのメイン。
お腹も一杯になり今日も早寝です。

 



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エベレスト街道トレッキング記#07-モンジョで学校と民家訪問

2010-11-28 10:45:14 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓エベレスト街道で休むシェルパたち(ネパール)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

4日目

昼食後、再び集合して近くの小学校とゴンパまで散歩に出るということで、
その前に、太陽が出て暖かいうちに部屋にあるシャワーを浴びることにしました。
Tさんからは、

シャワーを浴びると体力を消耗し高山病になる可能性もあるので控えたほうがいい

と言われていましたが、
今までの経験上、このくらいの標高ではまったく問題ないので、
それより心配な風邪を引かない程度にささっと熱いお湯で汗を流します。
トレッキング中はシャワーを浴びれないと聞いていたのでこれは嬉しい誤算でした。

14時、散歩に出発。
ロッジから10分ほどで学校に到着しました。
今日はお休みということで子供達の姿はありませんが、
山を切り開いて造った校庭と平屋の校舎はいかにも学校っぽい。
このあたりには学校はここしかなく、昨日宿泊したパグディンの子供達は、
毎日あの山道を歩いて通学してくるのだとか。
シェルパの人たちが身体的に強いのも頷けます。

 
学校 / 学校から見える風景


ゴンパは学校から丘を少し登ったところにありました。
チベット仏教らしい彩られた装飾が青空に映えてとても綺麗。
こちらも今日は誰もいないとのことで中には入れませんでした。

 
ゴンパ


ふと登ってきた方を振り向くと、モンジョの村が一望できました。
山間の本当に小さな集落で、
眼下には今歩いているエベレスト街道が細く続いています。
その素朴さに世界中で有名な登山道とはいえ、やはりヒマラヤの奥地なのだと実感。

 
モンジョ村 / エベレスト街道

 


来た道を戻ってロッジに戻りましたが、
まだ時間があったので一人でメインストリートを散歩してみることにしました。
とはいっても、本当に小さな村なのですぐに端っこまで到着。

 

  

 


折り返して戻る途中、ある民家の前でTさんに呼び止められました。

今この家で民家訪問しています

とのことで中に入ってみると、
ツアーのメンバーが揃って椅子に座り、
そこの家のお母さんが作ってくれたモモをご馳走になっていました。
モモとは、ネパールやチベットでよく食べられる餃子みたいな料理です。
私もさっそく加わりひとついただきました。
皮がモチモチしていて、おやつにちょうどいい。

 
モモ / キッチン


続いて、こちらの地酒ロクシも味見させてもらいました。
この家で作ったもので、味はうすい日本酒といった感じ。
しかしアルコール度数は40度以上あるそうで、
高山病が心配されるこれからの行程を考えみんな舐めるだけに止めました。


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ネパールヒマラヤエベレスト街道の写真(スライド)公開

2010-11-27 16:06:36 | 画像・イラスト
↓エベレスト街道の写真(ネパール)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


現在旅行記を掲載中の、

エベレスト街道トレッキング

の際に撮影した写真を私のHPに公開しました。

天気にも恵まれエベレストを含むヒマラヤの絶景をたくさん撮ることができたので、
興味のある方はぜひご覧になってみてください。
ネパールエベレスト街道の写真はこちら



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エベレスト街道トレッキング記#06-パグディン~モンジョ

2010-11-25 21:52:00 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓ヒマラヤの名峰タムセルク(ネパール)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

4日目

朝6時半。
部屋に電話はないので、モーニングノックで起床。
と言っても、私も含め、ほとんどのメンバーがすでに起きていた様子。

ガイドさんたちが、
各部屋にモーニングティーとお湯を入れた洗面器を配ってくれます。




ここは谷あいの村なので、夜は明けているけれどまだ日が射さず薄暗い。
しかし、窓から空を見上げると雲もなくいい天気そうでした。

7時半。
朝食を食べに昨日の食堂へ行きます。
メニューはお粥と味噌汁。
そして、添乗員さんが日本から持参してきたふりかけなどが並びます。

 


出発までまだ時間があったので外に出てみると、
ロッジの後ろにコンデリ峰のヌプツェが朝日を浴びて聳えていました。

 


8時半、出発。
今日は、モンジョ村まで約3時間の行程です。
昨日までは下りでしたが、ここからは登りがメインなので、
あまり厚着をしないで出発しました。

途中、ヒマラヤの麓に住む人々の生活を垣間見ながら、
休憩しつつのんびりと進みます。

  

 
元気な子供達

 


山道の途中で木々が開けたところに出ると、
そこからヒマラヤの名峰タムセルクの雄姿が見えました。
ヒマラヤひだが行く筋も入った真っ白な姿が、澄んだ青空に映えて本当に美しい。




さらに山道は続きます。

 


しばらく行くと滝があり、そこの向かいの坂を登るとロッジがありました。
ここでチャイをいただきながら大休止。

 


その後はしばらくなだらかな道が続き、大きな畑を持った民家が点在しています。
畑には主に葉物の野菜が育っていました。
このあたりからもタムセルクが綺麗に見えます。

 

 


さらに進むと長いつり橋が現れ、シェルパ族の聖なる山クーンビラ峰がお目見え。
少し急な上り坂を登って曲がり角を曲がると、
エベレスト街道の両脇に並ぶ集落が現れました。
今日の目的地モンジョ村です。

 

 


さらに静かなメインストリートを奥まで登っていくとロッジに到着。
時刻は11時半。
予定通り3時間で着きました。

 
メインストリート / ロッジの食堂


昼食の前に先に部屋に入ることになったのですが、
今日はトイレとシャワーがついたちょっといい部屋に泊まれることになりました。

トレッキング中のロッジは基本的に予約はできず、
現地に着いてから、ツアーを率いるサーダーのコネクションで決まるそうなのですが、
そのつながりの度合いによって、同じ値段でもいい部屋を割り与えてくれたりと、
同行するサーダーの力量次第で、ロッジの良し悪しが決まります。
ひいてはそのトレッキング自体の質が決まるといっても過言ではないでしょう。

 


12時半、昼食です。
今回は、チベタンブレッドと野菜とりんご。
どこまでもヘルシーですが、これが地元の人たちが食べる日常食なのです。

 



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今までありがとう

2010-11-24 20:51:33 | 日記
↓ヒマラヤで見た満天の星と天の川(ネパール)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


実は、今月の17日に私の祖母が亡くなりました。
ネパールから帰ってきたのが13日だったので、帰国してすぐのことです。

もう年なのでそれなりに体は弱っていましたが、
寝たきりになるような深刻な病気ではなく車椅子で動けるくらいで、
こんなに急に亡くなるような兆候はありませんでした。

看護婦さんの話によると、
夜、病院で眠ったまま亡くなったらしいとのことで、
何より苦しまずに最期を迎えられたということに心底ほっとしました。

なんの予告もなくあっさりと逝ってしまった最期は、
自由奔放に生きてきた祖母らしいものだなと思います。
そして、祖母の命日は、祖母の姉が亡くなった日の次の日(確認されたのがその日なので、もしかしたら同じ日に息を引き取っていたかもしれない)というのも仲の良かった姉妹では偶然ではない気がします。



今までかわいがってくれてありがとう、おばあちゃん。
どうか煌く星になっていつまでも見守っていてくださいね。



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エベレスト街道トレッキング記#05-タドコシ~パグディン

2010-11-22 20:28:37 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓エベレスト街道に点在する巨大なマニ石(ネパール)
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~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

3日目

15時出発。
パグディンまで下るとはいえ、
ここからは結構登りもちょこちょこあり思った以上に歩き応えがありました。

 

 
民家の畑にはたくさん野菜が植わっている


大きなマニ石をいくつもやり過ごしながらドゥード・コシ川沿いに進みます。
ドゥードはミルクという意味で、その名の通り緑掛かった乳白色。

 

  

 


ドゥード・コシ川


陽もすっかり山に隠れた頃、パグディンの村に到着。
賑やかな一角を通り抜け、つり橋を渡ったところに今日のロッジがありました。

 
パグディンのメインストリート

 
つり橋 / 泊まるロッジ


時刻は16時15分。
チェックインをしている間、別棟のラウンジで一息入れていると、
汗が冷え急速に体が冷えてきます。

くじ引きで部屋を決め鍵をもらって部屋へ行くと、
シングルベッドが2つあり、窓からは綺麗に手入れされた庭が見えました。
トイレは共同、シャワーはありません。
シェラフとインナーシェラフが各自に配られ、
シェルパが運んでくれた着替えなどの入ったダッフルバッグを部屋で受け取ります。

 
ロッジの部屋 / 窓から見える庭


19時。
本館1階の食堂で夕食です。
席に着くと、添乗員のTさんから「健康手帳」なるものを渡されました。
今回の山歩きは標高の高い場所を歩くので、高山病予防と早期発見のために、
今日から毎日朝晩食事前に血中酸素濃度を計測し手帳に記録していくのです。
パグディンは2600m程度で高山病の恐れはありませんが、
ここで、自分の平地での数値を図っておいて今後の基準としていきます。


食堂


計測が終わるといよいよ食事。
今夜のメニューはダルバートというネパール式の定食で、
ごはん、カレー、野菜の炒め物などが盛られ健康的で美味しい。
お代わりも自由でお腹一杯です。

 
ダルバート


食事が終わるともうやることがないので、部屋に入って休みます。
ベッドの上に敷いたシェラフにくるまって日記などを書いていると、
うつらうつらとしてきて、9時ごろには眠くなってしまいました。

明日もまた早いので、歯を磨いて就寝です。
ほこりで喉が痛いのが気になります。



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エベレスト街道トレッキング記#04-ルクラ~タドコシ

2010-11-21 20:20:43 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓エベレスト街道を歩くゾッキョ(ネパール)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

3日目

今日は、パグディンまで約3時間の行程。
パグディンは標高2652mということでルクラより200mほど下ることになります。

私たちの一行には、
シェルパ族のガイドさんが3人ついて一緒に歩いてくれることになりました。
先頭にベテランのTさん、中間に若手のLくん、そして最後尾にサーダーのKさんです。

ルクラのメインストリートを通り、
村のゲートを抜けるとドゥード・コシ川への下りが始まります。

 
ルクラのメインストリート

 
燃料の薪 / シェルパの人たちの荷物

 
ルクラの村


村のゲート


道は石が敷き詰められているところもありますが、
そうでないところは土のままで、晴れて乾いていると砂埃が舞い上がります。
そして、ところどころにゾッキョ(荷物を運ぶヤクなど)のフンが落ちています。

  

 

 
バッファーローの肉


しばらく行くと、お経が彫られた大きなマニ石が現れました。
エベレスト街道を歩いていると、ところどころにこういうポイントがあり、
そこを通る場合は必ず左周りで歩くことになっています。




大きな荷物を担いだシェルパの人々やゾッキョとすれ違いながら途中のロッジで休憩。
ここからは、コンデリ峰とシェルパ族の聖なる山クーンビラが見えました。
昨夜水筒に入れてもらったお湯でのどを潤しすぐに出発。

 
クーンビラ / コンデリ 
 

途中、長いつり橋を渡りますが、
思った以上にしっかりとした造りでそんなに恐怖感はありません。

 

 

 


13時半タドコシに到着。
ここのロッジで昼食です。

 
ロッジ


キッチンに行ってみると、釜戸に火がたかれ、
先回りしたコックさんが料理をお皿に取り分けていました。
メニューは、焼きそば、フライドポテト、サラダ、ヤクのチーズなど。
どれも口に合いましたが、とくにポテトとチーズが美味。

 


ランチ


お腹もいっぱいになり、コックさんたちが食事をしている間、
チャイ(ミルクティー)片手にロッジの前から見えるクスムカングール峰を観賞。
山と山の間から立派な雪山が覗いています。
切り立った雪山を見ると、ヒマラヤに来たんだなと実感します。


クスムカングール



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エベレスト街道トレッキング記#03-カトマンズからルクラまで山岳飛行

2010-11-16 20:35:20 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓カトマンズからルクラまでのヒマラヤ展望フライト(ネパール)
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~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

3日目

早朝6時20分。
ボックスに入った朝食を受け取ってホテルを出発。
荷物になるので空港に行くまでのバスの中で食べてしまいました。


朝食


まだ時間も早いのに、国内線の空港はたくさんの搭乗客でにぎわっていました。
というのも、山間部へ行くフライトは早ければ早いほどフライトの可能性が高く、
午後になると天候が崩れだして、ほとんど飛ばなくなるためです。

 
国内線の空港


今回搭乗するイエティ航空のカウンターでグループチェックインをし、
アナログの計器で荷物の重さを計ります。

 
アナログの計器


その後、男女別のセキュリティチェックを受け待合室へ。
搭乗案内の電光掲示板などはないので、係員のアナウンスで、
自分のチケットに押されたアルファベットが呼ばれるのを待ちます。


待合室


一応フライトの時間は決まっていますが、準備が出来次第順番に飛ぶので、
そのときになってみないといつになるのかわかりません。
私達は、7時半発の予定でしたが、
機材のトラブルで結局9時すぎになってしまいました。
しかし、欠航も多いこの路線でこの程度の遅れで飛んだのはむしろラッキーだとか。

乗り込んだ小型機は定員15~16名程度の小さなもので、
機内はお世辞にも綺麗とは言えません。
数年前、カトマンズからポカラへ向かったとき乗ったブッダエアの方がよかったです。
(こっちは新車だった)

 
機内


たったひとりの客室乗務員が耳栓(綿)とアメを配り終えると、
昔の戦闘機のような大きなエンジンがうなりを上げいよいよ離陸。

 
大きなエンジン


天気はすこぶる良好で、まさにヒマラヤ展望フライト日和です。
飛び立ってしばらくすると、さっそく真っ白に連なるヒマラヤ山脈が見えてきました。
この景観を楽しむには、行きは左、帰りは右の席につくことです。
席は決まっておらず早い者勝ちなので、
搭乗が始まったらすばやい行動を心がけましょう。


ヒマラヤ山岳フライト


 
ヒマラヤの山々


フライト時間は約40分。
山間のわずかなスペースに無理やり作ったと思われるルクラの空港に無事着陸。
ここの滑走路は崖に向かって下り坂になっていて、
着陸は上り坂方向、離陸は下り坂方向という、
この傾斜を利用したなんとも力技的でスリル満点な離発着となっています。

 
ルクラの空港


ルクラの標高は2827m。
飛行機から降りると、若干息が切れ空気の薄さを感じました。
しかしその分、ヒマラヤには確実に近づき、
目の前にはコンデリの西峰ヌプツェが聳え立っています。

 
空港の向こうに見えるコンデリ(6187m)


空港に集まっている見物人たちの間をぬって、すぐ目の前のロッジに入り休憩。
ここで、これからエベレスト街道をともに歩くシェルパたちと顔合わせです。
サーダー(シェルパのリーダー)のKさんをはじめ、
ガイド、コック、ポーターあわせて10名のスタッフが私達をサポートしてくれます。
大きな荷物はポーターさんが運んでくれるので、
自分達は、カメラや雨具などの貴重品だけ持てばいいことになっています。


ルクラの町


11時、ポーターたちの荷造りを待って、いよいよ出発。
憧れのエベレストを見に、往復約1週間のトレッキングの開始です。



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エベレスト街道トレッキング記#02-カトマンズ散策とチベット料理

2010-11-15 20:39:45 | ネパールエベレスト街道トレッキング記
↓カトマンズのタメル地区(ネパール)
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~旅行期間2010年11月2日から11月13日~

2日目

今日のホテルは観光客に人気のタメル地区に程近いアンナプルナホテルです。


ホテルの部屋


まずは荷物を置いて、タメル地区へ散歩へ出かけました。
人と車とほこりが入り乱れるカトマンズの喧騒は相変わらずでしたが、
ただひとつ変わったかなと思うことは、道を歩く牛が減ったこと。
車の間を闊歩する牛の姿も楽しみにしていたので、その点はちょっと残念でした。

ホテルからタメルまでは歩いて10分ほどで到着。
ごちゃごちゃと小さな店が軒を連ねる路地を車やリキシャをよけながら歩きます。

 

 


自由時間を与えられたので、その間に、
ネパールっぽいシャツと、パン屋さんでクロワッサンとスコーンを買ってみました。
外国人観光客が多いだけあって、パンはなかなか本格的で美味しかったです。


チーズスコーン


その後、しつこい客引きを振り払いつつホテルに戻り、ちょっと休憩してから夕食。
近くのチベット料理のお店に行きました。


チベット料理のレストラン


チベット料理と聞いてもしやと思ったのですが、
案の定、出てきたメニューは、あの忘れもしない怪獣のような名前の、

ギャコック

という鍋料理。
チベットのラサに行ったときに初めて食べたのですが、
みんなドン引きしたくらいかなりクセのある代物です。

しかし、ここで食べ逃しては夜が辛い

ということで、恐る恐る食べてみるとこれがおいしい。
立ち上る香りもよく、表面にギトギトの油も浮いてなくていい感じ・・・
明らかにラサで食べたものとはスープが違いました。
聞くと、チキンと魚から出汁をとっているとか。

なるほど、ラサではヤクのスープだったので違うはずです。
クセも油っこくもなく、カトマンズ版のギャコック鍋はいけました。

 
地ビールのグルカ / モモ

 
チベタンブレッド / スープ

 
ギャコック / ヨーグルト


お腹も一杯になり、ホテルへ戻って明日からのトレッキングに備え荷造りです。
貴重品や雨具は自分で持つ小さなザックに入れ、
それ以外のトレッキングに必要な荷物はシェルパが運ぶダッフルバッグにパッキング。
トレッキングに持っていく必要のない荷物は
スーツケースに入れてホテルに保管しておきます。

またカトマンズからルクラまでは飛行機で移動するので、
危険物とみなされるストックなどは機内持ち込みはできません。
水は手荷物でOKでした。

明日からは山小屋泊まりが続くので、
大きなベッドと熱いシャワーとはしばらくお別れです。



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