↓アルチの不思議な木(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
旅行期間:2012年9月15日~9月23日
6日目
朝起きて外を見ると今日も快晴。
朝日が差し込む2階の部屋の外の一角で、
スタッフが持ってきてくれたモーニングティーをいただきます。
屋根はあるものの、ここは完全な外なので直に外気が入り込むのですが、
風もなく空気もカラッとさわやかでかなり気持ちがいい。
この山の空気を嗅ぐとなんでこんなに幸せな感じになるのだろう。
一息ついたあとは朝食です。
おかゆが美味しい!
山名さんが日本のお米を渡して作ってもらったのですが完璧。
その他にラダックのパンも出てきたのですがこちらもいけます。
9時。
まずは、ホテルのすぐ脇にあるアルチ・チョスコルを訪問。
細い路地を抜けると、壁の向こうに一本の木がありました。
=====ガイド=====
チベットのグゲ王国の僧侶ローツァワリンチェンサンポがカシミールに向かう際、
いろいろなところにいってお寺を作っていた。
シェイとティスセの間にニャルマチョスコルという僧院の跡があるが、
ここがリンチェンサンポがラダックに来た時のメインのお寺だった。
チョスコルというのは、聖なる場所とか聖域という意味。
彼がニャルマに来たとき、この周辺にいくつかのチョスコルや洞窟のゴンパを作った。
ここの山を越えていったところに、スムダチェンモというゴンパがあるが、
そこも彼が作った。
彼がニャルマに来たとき、スムダ出身のスカダンシェラが彼の弟子になった。
そして、スムダにゴンパを作ってほしいとお願いされ作ることになったが、
スムダに向かうとき、それを聞いたアルチの人にもお願いされた。
しかし、今からスムダに行かなければならなくどれだけ時間がかかるかわからないから、
帰ってきてから考えましょうと言って、この木の場所に持っていた杖を刺し、
大事にしてくださいと言い残し出発していった。
その後、スムダにゴンパを建てて帰ってきたとき、その杖が木になっていた。
それをみたリンチェンサンポは、ここは非常に大事な場所だと確信し、
お寺を建てることにした。
それが、これから見学するアルチ・チョスコル。
以前、パルダンさんがここに来たときには、
中が空洞になっている大きな木があって、その中で子供たちが遊んでいた。
今はその木は倒れてしまったが、その木の芽から今の木が育った。
そしてこの木は全ラダックやカシミールの方でも見たことがなく、
写真を見せていろいろな場所の人に聞いたが知っている人はいなかった。
そのため、リンチェンサンポの杖がどこの木なのかわかっていないし、
すごく不思議な力を持った木とされている。
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