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~旅とアート~

世界の秘境巡りの旅行記と絶景写真。
各国料理レストランの食べ歩きレポートや旅行情報など写真満載で発信。

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パキスタン(フンザ)旅行記#23-パキスタンの芸術品と旧シルクロード

2010-05-19 20:44:58 | パキスタン(フンザ)旅行記
↓山肌を横切る旧シルクロード(パキスタン)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより



~旅行期間2010年3月26日から4月5日~

8日目

ガーネットを拾ってウキウキ気分(特に女性)で、
ランチをするラカポシビューポイントに向かいます。
この場所は、ラカポシが目の前に見える景勝地なのですが、
今回は雲に隠れて下半分しか見れませんでした。


ラカポシビューポイント


食後に、先ほど民家訪問を行ったときにいただいた杏とアーモンドを食べようと思い、
硬いアーモンドの殻を割るのに悪戦苦闘していたら、
レストランのスタッフが数人がかりで一生懸命割ってくれました。
さらに、ウルタルが見れなかった私達のために、
見えたときに撮った写真を持ってきてくれたりして、みんな本当に親切。


写真を飾ってくれた


お腹も一杯になり出発。
すると、ドライバーさんがさっきの所で買ったお土産がステキだと言うので、
それが前から順番に回ってきました。
それは木でできた果物入れのような入れ物なのですが、
それがとても芸術的で、今までどこの国でも見たことのないものだったので、
誰からともなく、

私も欲しい

という話になり、戻ることになりました。
再びさきほどのレストランへ行き、併設されている小さなお土産屋さんに突入。
私も小さめのをひとつ買いましたが、これは本当になかなかの民芸品です。


木の枠を立てると重なり合った木が少しずつずれて入れ物になる


芸術品


たくさん売れてニコニコの店員さんとお別れし再び出発。
途中、旧シルクロードが見える場所があったのでちょっと見学し、
今日の宿泊地ギルギットへ向かいました。


矢印のところが旧シルクロード



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パキスタン(フンザ)旅行記#22-ムルタザバード村とガーネット探し

2010-05-17 21:07:54 | パキスタン(フンザ)旅行記
↓ムルタザバード村の子供達(パキスタン)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより



~旅行期間2010年3月26日から4月5日~

8日目

アリマバードを後にし、30分ほど走ってムルタザバードで下車。
ここはさらに標高が低いので、りんごの花が満開でした。






のどかな村を歩いていると、また子供達が出てきました。
その後からその子たちのお母さんもきたので、
Nさんが写真を撮ってもいいか聞くと、快くOKしてくれました。
そのお母さんの家の庭で撮影。
なかなか女性の写真は撮れないので貴重な一枚です。




お母さん達にお礼を言って、再び散策開始。
綺麗な青空が広がり、真っ白なりんごの花がとても綺麗です。
ほんの15分ほどの散歩でしたがとても気持ちのよい時間を過ごすことができました。


工事中の人たち


バンに乗り込みしばらく走ると、また断崖絶壁の道になりました。
ここはガーネットの鉱山があり、道の脇にもたくさん転がっているとか。
今までにもそういう話を聞いて、フンザの散歩のときにもみんなで探しましたが、
ほんのちょっとしか見つからなかったので、ここは最後のチャンスと、
急遽道の脇にバンを止め、ガーネット探しをすることになりました。
与えられた時間は15分。
みんな真剣に地面とにらめっこです。


崖っぷちでガーネット探し


すると、あちこちから、

あったーー

という声が上がり始めました。
探すのが慣れてきたのか、私も次々と発見。
時間切れになったときは、10個ほど手のひらに握っていました。

これでいくらくらいだ?

とすっかり目が$マークになってしまいましたが、
聞くと、片手に山盛りで1ドルくらいだとか…
やはり、世の中そう甘くはないです。



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パキスタン(フンザ)旅行記#21-アリマバードで突撃お宅訪問

2010-05-15 10:36:32 | パキスタン(フンザ)旅行記
↓自分の文房具を見せてくれた登校途中の女の子(パキスタン)
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~旅行期間2010年3月26日から4月5日~

8日目

朝5時15分、ドアコンコンのモーニングコールで起床。
朝が早いので、朝日が見れそうならモーニングコールをするという話だったので、
これは見れるかもしれないと外を見ると、相変わらず雲が広がっていました。

完全防備でロビーに行くと、ちょっと微秒なので一応行ってみましょうとのこと。
参加者は少なく、最初は5,6人で登ります。
頂上についてしばらく待ちましたが、晴れる気配はありません。
薄手のダウンにフリース、シャツを着込み、ニット帽を被っていますが、谷からの風が冷たい。
天候の回復は見込めないと諦めてホテルへ戻りました。


どんより…


朝食を食べ、9時にホテル出発。
今日からは、今まで来た道をイスラマバードへ向けて戻っていきます。
ジープでまずは、前日まで泊まっていたホテルへ行き、Hさんが運転するバンに乗り換えました。
一緒にフンザダンスをしたホテルのスタッフたちとお別れし、
今日の宿泊地ギルギッドへ向かいます。


カリマバードのホテル


途中、花の綺麗な村に寄り道しながらののんびり行程です。
最初にアリマバードという村に立ち寄りました。
ここは、フンザよりは標高が低いので杏の花の時期はもう終わっていますが、
かわりに、りんごや洋梨、さくらなどの花が咲いていました。
道には、ちょうど登校時で、たくさんの子供達が登校しています。


手をつないで仲良く登校


しばらく散策していると、白い花が満開の洋梨の木がある家を発見。
塀の外からみんなで眺めていると、その家の人が私達に気づき中へ招き入れてくれました。


大きな洋梨の樹


庭はとても広く、いろいろな果実の樹があり、牛やヤギも飼育していました。
家の子供達がいろいろ案内してくれて、
帰りにはご主人から風呂敷いっぱいの干し杏やくるみをいただきました。


広い庭


ご主人と子供達


ここでもパキスタンのホスピタリティに感動です。



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パキスタン(フンザ)旅行記#20-フンザの展望地ドゥイカル

2010-05-11 20:59:07 | パキスタン(フンザ)旅行記
↓ドゥイカルの丘からの夕焼け(パキスタン)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより



~旅行期間2010年3月26日から4月5日~

7日目

結構急な斜面を10分ほど登ります。
途中、イーグルなどの形をした岩がありSさんが説明してくれました。


イーグル


頂上に着くと、確かに谷が一望でき、晴れていたら名だたる高峰も見えるそうです。
今回のツアーでは、ここから夕日に染まる風景を見ることになっているのですが、
まだちょっと時間が早いので、ここは一時撤退。




麓の町もみえる


ホテルに着くと、ウェルカムチャイでおもてなしされました。
冷え切った体に熱くて甘いチャイが本当に美味しかったです。


フロントとレストランのある棟


ホテルのテラスから


ホッと一息ついたところで、別棟にある部屋へ行きました。
ここは標高2700mほどあるのでちょっと冷えますが、
部屋には小さな電気ストーブがひとつあるのみ。
寝るときには湯たんぽが支給されるとのことですが、
この寒さでぬるいシャワーを浴びるのは危険かもしれません。


部屋のある棟


夕日鑑賞の時間がきたので、ロビーに集合。
頂上まで行ってしばらく待ちましたが、
依然として雲が広がっていてあまり綺麗な夕焼けは見れませんでした。
翌朝も日の出を見る予定なので、今回は諦めてホテルに戻ります。


崖淵で夕焼けを眺める地元の人




お待ちかねの夕食はホテルのレストランでいただきます。
今日はよく歩いたので、おなかもペコペコ。
こういうとき、ブッフェはありがたいです。
ここでもフンザウォーターがありましたが、今回は見るだけにしました。




おいしい食事とメンバーとの旅話で楽しいひと時でしたが、
明日の朝は早いので、湯たんぽを抱えて早々に引き上げました。



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パキスタン(フンザ)旅行記#19-カリマバードからドゥイカルへ

2010-05-10 20:46:24 | パキスタン(フンザ)旅行記
↓山肌に広がるじゃがいも畑(パキスタン)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより



~旅行期間2010年3月26日から4月5日~

7日目

ホテルでランチを食べ、部屋でちょっと休憩。


ホテルからの眺め


15時に再び出発し、今日のホテルがあるドゥイカルへ向かいます。
ジープに分乗し、里山の山道を登っていくのですが、途中の写真スポットのところで、
景色が良かったので歩いて登りたいと申告し、
荷物だけ車に積んで後の行程は徒歩で行くことにしました。






眺めのいい山道をメンバー数人とSさんとでのんびり登っていきます。
日差しは強いですが、標高が2300mほどあるので吹く風が心地いい。




しばらくいくと、先に行った私達のジープが停まっているのを発見。
写真ストップかなと思っていると、どうやらドライバーさんの親戚の家を見学しているようです。
私達もさっそく合流し、家の中へお邪魔しました。
絨毯の敷き詰められた部屋にはたくさんの飾り付けがしてあって、とても派手。
話によると、結婚式(だったと思う)がありその飾りだとか。
デコトラもそうですが、本当にパキスタンの人は飾るのが好きみたいです。


キラキラの飾り


ここで再び徒歩組みが数人増え、一緒に歩きます。
どんどん登って視界が開けると、幻想的なフンザの深い谷が広がっていました。
山道の脇には、綺麗に整備されたジャガイモ畑も見えます。


光が差し込むフンザの幻想的な谷


ジャガイモ畑




山の中にもモスクがある




時間が経つにつれ、日も傾き始め標高もあがってきたせいか、風が寒く感じます。
この冷たい風は氷河から吹き降ろしてくるそうで、山頂に近づくにつれ強くなってきました。
上着はみんな車に乗せたままなので、
そろそろホテルについてほしいと思うのですが、なかなか姿があらわれません。
傾斜が緩くなり、畑の間をしばらく行くとテントサイトがあり数張りのテントが見えました。


だんだん標高もあがってきた


キャンプサイト


その脇を通り角を曲がると、ついにホテルの姿が。
ホッとしながら最後の坂を登っていくと、
ホテルの脇の丘から、先に着いたジープ組みが歩いて下りてきました。
なんでも、その丘の上に登るとフンザの谷と周りの山々が一望できるそうで、
私達もホテルに行く前に、この勢いのまま登ってみることにしました。



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パキスタン(フンザ)旅行記#18-桃源郷里山ハイキング

2010-05-09 12:22:38 | パキスタン(フンザ)旅行記
↓杏の花の間から見えるバルチット城(パキスタン)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより



~旅行期間2010年3月26日から4月5日~

7日目

その後は、郵便局に寄ってお土産に国内用の切手を買い、
つづいてその後ろの山を杏を見ながらハイキングです。


郵便局


杏の木のアーチをくぐりながらなだらかな斜面をゆっくりと登っていきます。
民家も点在しているので、いたるところで子供達と遭遇。
学生の女の子たちは、私達の学校にも遊びに来て!と声をかけてくれて、
学校で習ったという踊りを見せてくれました。


習ったばかりの踊り


一面ピンクの花に囲まれながらの散歩は、なんだか昔話の中に紛れ込んでしまったような感じ。
本当にフンザは、桃源郷という言葉がぴったりの場所です。

それではその桃源郷の散歩の風景をたっぷりとご覧ください。


ハイキングスタート






春霞の桃源郷






昔話の世界




花のアーチ


牛の解体作業


カササギ






遠くからでも声をかけてくれる


お手伝い




早く足をついた方が負け



約2時間半ほどのハイキングを終え、一旦ホテルに戻ります。



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パキスタン(フンザ)旅行記#17-ハセガワ・メモリアルスクール

2010-05-08 09:48:24 | パキスタン(フンザ)旅行記
↓ハセガワ・メモリアルスクールの朝礼(パキスタン)
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~旅行期間2010年3月26日から4月5日~

7日目

9時ホテル出発。
今日はこれからカリマバードの観光です。
まずは「ハセガワ・メモリアルスクール」へ向かいます。
朝の散歩で通ったバザールを再び抜けるとすぐに到着。
この学校は、ウルタルで雪崩に遭い亡くなった登山家「長谷川恒男」さんの意志を継ぎ、
奥様たちが建てられた学校で、現在は580人ほどの生徒が通っているそうです。




門をくぐって校庭に入ると、そこではちょうど朝礼をしていて制服を着た学生達が集まっていました。


校長先生のお話を聞く生徒達


話をしていた校長先生が私達に気づき、こちらへどうぞと生徒達の前に私達を呼び寄せ、
この学校やフンザと日本との関係の説明などをみんなに話しました。
続いて、歓迎のしるしと低学年の生徒たちが踊りを披露してくれました。


踊りを踊ってくれた子供達 / 近所の子供


お返しに、メンバーの中の元大学教授が代表で挨拶をし、踊りのお礼にみんなで「ふるさと」を合唱。


日本代表


すると今度は、またお返しに生徒たちが「長谷川さんの歌」というのを披露してくれました。
この歌はその名の通り、この学校を設立した長谷川さんのために作られた歌で、
歌詞の中にも、

♪♪♪はせがわ~~♪

と名前が出てきます。


ハセガワさんの歌を披露 / その歌にあわせて踊る


生徒たちとの思いがけない心温まる交流を終えた後、構内を見学。
小さな子供たち用のかわいらしい教室から、骸骨のいる実験室、
パソコンが並べられた情報処理教室、日本語の本も並べられた図書室など、
その内容はとても充実しているように感じました。
ちなみに、授業はすべて英語で行われるそうです。






骸骨がいる実験室


日本語が書かれた図書室のプレート


涼しげな構内


子供らしいかわいいメモ


最後に校長室に立ち寄って、チャイとクッキーをいただきながら先生の話を聞きました。
校長室の外の壁には、長谷川さんの大きな写真が飾ってあります。
先生のお話によると、この学校はとてもレベルが高く、
日本からの援助によって学費も安く抑えられているので、かなり入るのが難しいのだとか。
また、それらの支援にとても感謝されていました。


机の上にはパキスタンの国旗とともに日本の国旗も置かれている


とてもいい顔をされている長谷川さん / 雪崩に遭ったウルタル峰


校舎を出るときに気持ちばかりのドネーションを寄付し、
なんだか充実した気分で学校を後にしました。



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パキスタン(フンザ)旅行記#16-フンザの絶景広がる朝の散歩

2010-05-01 09:04:44 | パキスタン(フンザ)旅行記
↓ディラン峰と杏の花(パキスタン)
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~旅行期間2010年3月26日から4月5日~

7日目

早朝6時。
部屋のカーテンを開けると、目の前に真っ白な雪山が飛び込んできました。

晴れてる!

やっと綺麗に見れた高峰たち。
またいつ雲に隠れてしまうかわからないので、
そのまま上着を着てカメラをひっつかみ、急いで外へでました。

向かい側には、ディラン(7257m)、ラカポシ(7788m)、
左奥にはうっすらとゴールデンピーク(7027m)、
そして振り向くとレディスフィンガーとフンザピークがそれぞれ聳えています。
ピンとはりつめた空気の中に白く輝くその姿は、まさに奇跡の美しさ。


ディラン / ラカポシ


ゴールデンピーク / レディスフィンガーとフンザピーク


すでに起きていた人たちと静かに歓声をあげ写真を撮っていると、
他の人もちらほらと起きてきました。
今までの天気が悪かったので、みんなうれしそうです。


ホテル


7時になり、朝食が始まったので一旦切り上げて食べに行きました。
そこで、出発まで少し時間があるので、メンバーのご夫婦と一緒に散歩に決定。
このご夫婦は、以前にもここに来たことがあるので、山の絶景ポイントを知っているそうです。

まずはホテルの裏口から近道をして、昨日通ったバザールのほうへどんどん坂道を登っていきます。
すると、前方にウルタルⅠ(7329m)とⅡ(7388m)峰が現れました。
そしてその麓の谷には杏の花が咲き、段々畑や白い民家が朝日に輝いています。

来て良かったー!

長く険しい道のりを越えて、やっとたどり着いた桃源郷。
本当にこのとき、今までの苦労が報われた思いがしました。
後で聞いたところ、ホテルにいた日本人シェフは、ここに2週間ほどいるですが、
その間でこんなに晴れて山が見えたのは、今日が初めてということでした。


ウルタルⅠとⅡ


早朝のすがすがしい山道


まだ時間が早いので、バザールのお店はほとんど閉まっています。
しかし昨日絨毯を買ったお店の前を通ると、ちょうどご主人が掃除をしていて、
私のことを覚えていてくれたらしく声をかけてくれました。

そんな風に道すがら、色々な人と挨拶を交わしながらビューポイントで撮影。
戻る時間を考えて行けるところまで行き、Uターンして寄り道しながら引き返しました。
ほんの一時間ほどでしたが、本当に素晴らしい朝の散歩でした。






畑のあぜ道にお邪魔して撮影







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パキスタン(フンザ)旅行記#15-フンザの伝統料理と民族舞踊

2010-04-29 09:27:16 | パキスタン(フンザ)旅行記
↓フンザの伝統料理(パキスタン)
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~旅行期間2010年3月26日から4月5日~

6日目

さて、今夜の夕食は、フンザの伝統的な音楽を聴きながら郷土料理をいただきます。
今までのレストランとは別の、絨毯が敷き詰められた広い部屋へ案内されました。




すでに3人の演奏家の人たちが楽器を奏でています。
昼間、アルチット村で聞いたのと同じような音楽ですが、さすがプロだけあって迫力があります。
この3人のうちの一人が、パキスタンでも有名な演奏家なのだとか。


真ん中の人が有名人


Sさんから、郷土料理とこれから行われる踊りの説明があり、
どうやら私達も踊るハメになるかもしれないという漠然とした不安を抱きつつ、宴会が始まりました。

フンザの料理は健康食で有名で、ここフンザは長寿の里としても知られています。
しかし、カラコルムハイウェイが開通してからは、砂糖や油などがどんどん入ってくるようになり、
今では癌や糖尿病の人が増え、以前はたくさんいた100歳越えの人は減ってしまったそうです。
それでも現在の平均寿命は男性が70~75歳、女性が75~80歳で、
日本と変わらない高水準を維持しており、
まちのあちこちには元気なお年寄りがたくさんいました。
(ちなみにパキスタン全体の平均寿命は男性が55~60歳、女性が60~65歳)

最初の料理が運ばれてきて、部屋の中央では踊りも始まりました。
フンザの人はみんな踊り好きで、後ろには順番待ちのおじさんたちが控えています。
そしていつの間にか、ホテルのスタッフもみんな集まってきて、
あきらかにこの部屋のなかは、お客さんの私達よりフンザの人の人数の方が上回っていました。


踊り待ちのおじさんたちが周りを囲み盛り上げる


踊りはまず、「王様の踊り」から始まり、本来ならその後は年齢順に踊っていくとか。
しかし今回は、色々な踊りを披露してくれるため、
王様の後は「若い人の踊り」「ナガール地方の踊り」「軍人の踊り」と続き、
あとは「ホテルのスタッフの踊り」「ホテルのオーナーの踊り」と、
踊りたくてウズウズしているおじさんたちが出演です。


「若い人の踊り」は激しく「軍人の踊り」は剣を振り回す


踊っていると、まわりのギャラリーがダンサーの帽子にチップを挟みにきます。
そして踊りが終わるとダンサーは、そのチップを今度は音楽隊に献上。
踊っている人にチップを渡すのはどこでも良く見かけますが、
それをもらったダンサーが、さらに音楽隊に渡すのは見たことがありません。
Sさんの解説によると、ダンサーにチップを渡すのは、

お前、ダンス上手いな

という意味(これは普通)、そしてダンサーが音楽隊に渡すのは、

踊りが上手く踊れるのは、君達の素晴らしい演奏のお陰ですよ

という気持ちが込められているそうです。
なんともステキな感謝の連鎖。
こういう習慣を見ても、そこに暮らしている人たちの人柄が伺えます。


帽子に刺さったチップ / 帽子に挟まれたチップを音楽隊に渡す


次々運ばれてくる料理は、一度食べると2年長生きできるという、たしかに健康食でした。
そして健康食とは、総じて、多くの現代人にとっては、

美味しい♪

と手放しで言えないというのも定説です。

まずくはないが…

すっかり贅沢に慣れてしまった自分を恥じつつ、
食べられなかった人のためにセコンドで待機していたチキンカレーに手が行ってしまいました。
他のみんなもほぼ同じような思いだったらしく、カレーがどんどん売れていきます。


セコンドたち


好きなものを好きなだけ食べてそこそこ生きるか、フンザの郷土料理を食べて100年生きるか

贅沢な選択ですが、まわりにいる人とちょっと話したら、
メンバーの一人(ツアー参加者最年少)は、前者を採用していました。

しかし、初体験のフンザ料理はいい経験になりました。
こういうものを毎日食べていれば(それだけではないと思うが)、
おのずと長生きができるということをここの人は証明しているのですから。


ダウドスープ(カレースープの中に麺)/スプラ(ゆで羊)


ブルースショピック(チーズチャパティ)/チャプシュロー(チャパティ肉包み)/
バルーガーリン(そば粉のチャパティ)/グレーガーリン(そば粉にミルク入りチャパティ)


ホイロガルマ(ほうれんそうとチャパティ)/ハリーサ(麦と肉と杏オイル)


ディランピティ(杏と麦のデザート)


宴会はどんどん進み、踊りも、ホテルのオーナーからスタッフから名人まで一通り終わり、
ついに私達の番になってしまいました。
始めはちょっと遠慮してましたが、やはり参加しないと盛り上がらないので、

こうなったらみんな巻き込んでしまえ

と、まわりにいる人たちを片っ端から誘い込み、
気づけば踊る場所が狭いくらいの大人数で踊っていました。
地元の人に教わりながらだんだん動きも覚えてくると、これがなんとも楽しい♪
みんなで輪になって、息が上がるまでくるくる回っていました。





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パキスタン(フンザ)旅行記#14-バルチット城とバザール

2010-04-28 20:08:00 | パキスタン(フンザ)旅行記
↓バルチット城の屋上から(パキスタン)
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6日目

さすが四駆のジープだけあって、カリマバードの急斜面を軽々登っていきます。
途中まで行って、後半は歩いてお城まで行きますが、
これもかなりの坂でちょっと息がきれました。


石畳の急坂が続く






がんばって登っていくと、頭上に、白壁に赤茶色の屋根のお城が迫ってきました。
どこかで見たことのあるデザインだと思ったら、チベットのポタラ宮に良く似ています。
説明を聞くと、やはりポタラを模して造られたそうで、
その昔、チベット文化の強いバルティスタンからこちらに嫁いだお嫁さんが、
チベット建築の職人を引き連れて建てさせたということです。


ポタラ宮に似ているバルチット城


中に入ると、実際のポタラ宮のような煌びやかさはありませんでしたが、
なんとなく造りが似ていてちょっと懐かしい感じがしました。
内部の写真撮影は有料で、入って見てみてから撮るかどうか決めていいと言われたので、
最初は撮らずに周っていたのですが、
結局そのまま出ることになってしまったので撮れませんでした。

内部には、台所や居間、寝室などが、当時の様子を再現する形で展示されています。
その中に天然冷蔵庫があったのですが、
昔は、後ろに聳えるウルタル峰からの氷河がすぐそばまできていたので、
その冷気で冷やしていたそうです。

屋上へ行くと、ここからも素晴らしいフンザの眺めが広がっていました。
夕暮れが近いということもあり、傾いた太陽の日差しが雲の間から谷に差し込んでいます。
なんだか別の世界に来てしまったかのような幻想的な風景。




屋上には守り神のアイベックスが祀られ、片隅には城の主のためのカウチも置かれていました。
かつてここを統治した藩主も、色々な思いを抱きながらこの風景を眺めていたのでしょう。


谷を見下ろすアイベックス




お城を出た後は、麓のバザールを買い物しながら歩いてホテルへ戻ります。
私はNさんに付き合ってもらって、
ハイダラバードというフンザの小さな村で作られた絨毯を購入。
手作りで6ヶ月かけて完成したという一品です。
あとは、杏のドライフルーツに杏の種などフンザ名産のお土産をいくつかゲット。
絨毯以外はどれもお手ごろで会社などのお土産にピッタリです。


屋根の上で遊ぶ子供達


カリマバードでは日本語もあちこちで見られる


杏などのお土産


絨毯屋さん


ホテルに戻る途中、後ろを振り返るとウルタルとレディースフィンガーが見えました。
今まであまり晴れなくて、有名どころの山が見えなかったのでみんな大喜び。
もう夕暮れで暗くなり始めていましたが、何度も振り返って写真を撮りながらホテルへ帰りました。


ウルタル峰。中ほどにはバルチット城も見える


レディスフィンガー / パキスタンでは「WELCOM」をなぜか「WEL COM」と離して書く



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