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塾生の矛盾

2019-07-13 16:51:16 | 政治

>(前略)
> 松下政経塾は現在30期生、これまで113人が卒塾した。>野田佳彦首相以下衆議院議員31人、参議院議員7人を数え、地方政治家も多い。>日本の国政に、地方政治に一大勢力となっている。>しかし、そこから日本の将来のあり方が見えてこないのはどうしてだろうか。

日本人の政治音痴が祟っているのでしょうね。日本人の脳裏には、非現実 (考え) の内容がない。

>  松下政経塾のメッセージには、「グローバリゼーションの波が急速に押し寄せ、今まで通用していた日本型システムは既に崩壊しつつあります。>今こそ、未来に希望のもてる『新しい国家ビジョン』が必要であり、松下政経塾の果たすべき使命はいよいよ大きくなっています」と書かれている。

塾の狙いはリーズナブルですね。しかし、日本人には、世界観 (world view) がない。だから、ビジョン・グランドデザイン・マスタープランのようなものは得意ではない。逆に、目先・手先の事柄に、神経が集中する傾向がある。
英文法には、時制 (tense) というものがある。時制のある文章内容は、非現実 (考え) の独立した三世界 (過去・現在・未来) に分かれている。これが考えの枠組みとなっているが、その内容は存在しない。だから、思春期になって言語能力が発達してくると自分自身でその内容を埋めることになる。そして、彼らは、考える人になる。’あるべき姿’ の内容は、未来時制の文章内容になって彼らの脳裏に存在するが、これを基準にして現実の内容を批判すれば、批判精神の持ち主になる。
日本語の文法には時制がないから、日本人の脳には自分自身の考え (非現実) がない。日本人にあるのは、現実ばかりである。現実の内容を基にして現実の批判をすると、’人の振り見て我がふり直せ’ のような発言になる。批判の基準が不安定で、時流に流される。だから、人々からの信頼が得られない。

>しかし、塾生の多くは、もうすでに崩壊しつつある新自由主義、新保守主義、そして米国追随の政治姿勢に拘泥する。

何事につけ、お変わりのないことは良いことですね。日本人は、日本語に時制がないので、過去->現在->未来への世界の移行には興味がありません。だから、日本人は、何処へも行こうとしない。

>社会的弱者に寄り添うことなく、能力と競争を社会の基盤に据えようとする。

伝統を守るのですね。

>そのあげく、アジア諸国から厳しく非難される「つくる会系教科書」の採択に固執する。[つくる会=新しい歴史教科書をつくる会]

名著となる歴史書を作るように心掛けるべきですね。

>  彼らは、米国に代表される欧米文化に熱い思いを寄せながら、江戸封建社会を支えた儒教的思想と明治以降の天皇制を伝統文化としてその尊重を説く。 >相反する矛盾の中にいるように思えてならない。

そうですね。日本型システムは既に崩壊しつつありますね。日本人は、自己の考えを文章内容として示すことができないので、矛盾を気にすることもありませんね。

>戦後の成長政策から脱却できず、しかし、台頭するアジア諸国との関係構築には全く後ろ向きだ。

日本人は、自分自身に自信がないからでしょうね。’つかみどころがない’ という点で、日本人の態度は一貫していますね。
山本七平は、<ある異常体験者の偏見>の中で、日本人の絶対化について述べています。「日本軍が勝ったとなればこれを絶対化し、ナチスがフランスを制圧したとなればこれを絶対化し、スターリンがベルリンを落としたとなればこれを絶対化し、マッカーサーが日本軍を破ったとなればこれを絶対化し、毛沢東が大陸を制圧したとなればこれを絶対化し、林彪が権力闘争に勝ったとなれば『毛語録』を絶対化し、、、、、、等々々。常に『勝った者、または勝ったと見なされたもの』を絶対化し続けてきた―――と言う点で、まことに一貫しているといえる。」と述べています。日本人は、これで ’うまいことやっている’ と思っているのかな。
‘私は絶対に日本人を信用しない。昨日までの攘夷論者が今日は開港論者となり、昨日までの超国家主義者が今日は民主主義者となる。これを信用できるわけがない’  (あるアメリカの国務長官)

>そのような姿勢からは、「新しい国家のビジョン」は生まれない。

そうですね。無哲学・脳天気な人たちには、ビジョンの作成は無理でしょうね。
我々日本人は、日本語と英語の両言語を良く学び、文章における時制の重要さを十分に理解する必要があります。さすれば、自己の意思と世界観を公表出来て、国際的にも理解と信頼を得ることができます。未来社会の建設に広く協力者を得て、世界の進歩に貢献することが可能になるでしょう。


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