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頑張り

2018-11-08 02:31:26 | 日本語文法



>■「人のがんばり」に頼るという悪循環

アメリカ人は日本人を見て、’ガンバって’ と声を掛けてニヤニヤしています。

>なにかとつけて「人」に解決策を求めてきたというのは宅配業界の価格が象徴している。>27年前の社会と今の社会で「価値」が激変しているというのに、クロネコヤマトの宅配料金は据え置きだった。>環境の変化を「人のがんばり」で補っていたのだ。>このような「昭和の宅急便」の「常識」や「ルール」をひきずっている人々が、先端技術で効率化をすることができるだろうか。>できるわけがない、と筆者は考える。

私も、同感です。

>例えば、ドローンを使って効率化をするにしても、「昭和の宅配便」のカルチャーのままならば、今度は単にドローン担当者たちが「ドローン操縦地獄」に陥るだけだ。>宅配ボックスを街中に完備したら再配達はなくなるかもしれないが、逆に早朝でも深夜でも配送ができるということで、「24時間宅配ボックスめぐり」を強いられるドライバーも現われるかもしれない。

人の一生は、重き荷を背負いて、遠き道を行くがごとし。

>誤解なきように断っておくが、決してこれらの効率化への取り組みを否定しているわけではない。>これまで何もしてこなかったわけではなく、むしろそれなりに効率化を目指してきてもこの現状だということを踏まえると、いくら画期的な対策をもってきても、宅配ビジネスそのものの考え方を改めない限りは、実効性の乏しいものとなり、結局のところ「人のがんばり」に落ち着きがちだ、ということが言いたいのだ。

そうですね。考える人になることが必要ですね。

>事実、こうしているいまも「人のがんばり」を求める声が出てきている。>宅配業界の効率化議論の中には、再配達を指定しない利用者はけしからんからモラルを上げろ、という声や、配達する人が不満タラタラだし、人手不足だからとにかく賃金を上げろという声も少なくない。>「人のがんばり」を信じてなにが悪い、みんなで力を合わせればどんな逆境も克服できるはずだ、と思う方もいるかもしれない。

タコつぼの中での頑張りですね。

>しかし、大きな変化を前にして自分たちの発想を変えることなく、「人のがんばり」で乗り越えようとしても、残念な結果しか生まないということは歴史が証明している。

そうですね。精神主義 (精神力の強度の集中・緊張によって物質力を支配し克服しようとする努力) はよくないですね。
<日本はなぜ敗れるのか・敗因21か条> を著した山本七平の指摘する事例からも、大和民族自滅の過程は見て取れます。その一例を以下に掲げます。
私が戦った相手、アメリカ軍は、常に方法を変えてきた。あの手がだめならこれ、この手がだめならあれ、と。 、、、、、あれが日本軍なら、五十万をおくってだめなら百万を送り、百万を送ってだめなら二百万をおくる。そして極限まで来て自滅するとき「やるだけのことはやった、思い残すことはない」と言うのであろう。 、、、、、 これらの言葉の中には「あらゆる方法を探求し、可能な方法論のすべてを試みた」という意味はない。ただある一方法を一方向に、極限まで繰り返し、その繰り返しのための損害の量と、その損害を克服するため投じつづけた量と、それを投ずるために払った犠牲に自己満足し、それで力を出しきったとして自己を正当化しているということだけであろう。(引用終り)

>■「人のがんばり」に依存した成長を止めにしないか
>かつて日本の航空技術は世界一と言われた。その結晶である零戦は他国の戦闘機の中で、別格の戦闘能力をもっていた。>しかし、この画期的な技術をもってして、効率良く戦うということはできなかった。>軍が戦局の悪化という「変化」に対応できず、これまでの「常識」や「ルール」に固執するあまり、効率化が機能せず「人のがんばり」で解決をするという最悪の戦い方に突入していく。>その象徴が零戦に片道分の燃料しか入れずに敵に突っ込む「神風特攻」だ。>日本人は真面目な性格なので、周りから「がんばれ」と言われると、一生懸命がんばる。>できないと、まだ甘えているからだと自分を責める。>そして、がんばった人は周囲にも自分と同じような「がんばり」を期待する。>これが強要になると、パワハラへとなっていく。

そうですね。日本人の常道である思考停止と恣意 (私意・我儘・身勝手) の活用では、物事は成就しませんね。
日本人には、意思 (will) がない。意思は、未来時制の文章内容であるが、日本語文法には時制 (tense) がないので、日本人には意思がない。だから、優柔不断・意志薄弱に見える。意思のあるところに、方法 (仕方) がある。Where there’s a will, there’s a way. 日本人には仕方がないから、無為無策でいる。指導性が発揮できない。座して死を待つよりほかに方法はないのか。
このような状況の中で精神修養の必要性を認めるのは日本人だけなのであろうか。日本人には意思はないが、恣意はある。だから、これを活用することを思いつく。恣意を鍛えて意地・根性・大和魂とする。恣意鍛錬の手段として、武道を利用する。この励みにより動作は機敏な人間となるが、聡明な人間にはならない。

>「がんばり」を否定しているわけではない。>ただ、世の中にはそれだけでは解決できないものがあるのだ。>それを解決するために新しい技術がある。>それに機能させるためには、それに見合った新しい考え方やルールを受け入れる必要があるのだが、日本人はこのあたりがあまり得意ではない。

現実の内容は、頭の外にある。現実の内容は、見ることができる。
考え (非現実) の内容は、頭の中にある。考えの内容は、見ることができない。
日本人の考え方では、見ることができる内容は本当のことである。見ることのできない内容は、嘘である。だから、新しい考え方やルールは日本人にとっての嘘の内容ということになる。だから、日本人は、このあたりがあまり得意ではない。

>じゃあ、具体的にどんなも新しい考え方なのだ、と思うかもしれないが、部外者がああだこうだと言う前に、そこはさすがに当事者のみなさんたちはもう気付いている。>例えば、ヤマト運輸は佐川急便、日本郵便と首都圏の高層ビルなどで荷物を1社に集約して配る連携策を強化する方針を明らかにしている。>いずれは、高層マンションや一戸建てに広げていくという。>同じ空間を、さまざまな宅配便のドライバーたちが台車を押してかけ回っているというのは、「昭和の宅配便」からすれば、健全な競争だが、人口が減ってネット通販がこれだけ普及した時代になると、利用者にとってもドライバーにとっても効率の悪いこと極まりない。>宅配ドライバーのみなさんが大切な社会インフラだとすれば、その限りある資源をみんなで守りつつ、業界として取扱量を増やしていくとなると、おのずとこういう考え方になっていくのだろう。>つまり、ドローンだ、宅配ボックスだ、というさまざまな取り組みを機能させるためには、まずは「ヤマトの荷物を佐川のドライバーが運んでもいい」という新しい考え方を受け入れる必要があるのだ。

そうですね。日本人には、新しい考え方が必要ですね。さすればわが国にもGAFA (Google, Apple, Facebook, and Amazon.com) のような会社が設立されるでしょう。資源小国のわが国にとって、この分野での発展は魅力的ですね。

>もうそろそろ「人のがんばり」に依存した成長を止めにしないか。

そうですね。受験生の中にも ‘ ‘私の長所は、ただ粘り強いことだけです’ という人が少なくないですね。ただ今、わが国は人手不足で悩んでいます。だが、頭脳不足という話は聞いたことがない。日本人の働きは、人手に頼りすぎていますね。もっと頭脳に頼る仕事に切り替える必要があります。
考え (非現実) を大切にするには、非現実の内容を文章にする文法が必要ですね。文法に時制があれば、非現実の三世界 (過去・現在・未来) の内容を文章にすることが可能になります。時制は、英文法にあって、日本語文法にはありません。ですから、我々日本人は、日本語と英語の両方を学んで自己の考えを自由にする必要があります。このことがわが国の教育の大方針であるべきです。



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