>356882 「上から目線」の理由を知ったら、それが気にならなくなったという話。 >長曾我部幸隆 ( 29 会社員 ) 20/05/17 PM09 【印刷用へ】
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>「上から目線」という言葉が使われだしてから、どれくらい経っただろう。 > 確か、私の子供の頃は、そんな言葉はなかった。 >おそらく社会人くらいから、徐々にそんな言葉を聞く機会が増えた気がする。
昔は、上位の者に関する ‘上からの目線’ は当然の事で、言わずもがなであったのでしょう。
>それ以来「上から目線」の経営者や芸能人の発言が炎上するのをよく見かけるが、もはや現在ではこの「上から目線」の人は、かなりの「悪者」として扱われているような気がする。
世俗の序列社会 (上下関係・縦社会) に変化・乱れが生じて来たからでしょうね。
> 「憎まれている」と言っても良いくらいだ。
日本は上下社会ですからね。特に ‘向上心のある人’ からは ‘上からの目線’ は敬遠されるでしょうね。
>ただ、私も気持ちはわかる。>かつて、私も「上から目線」に対して、反応していたからだ。
それは、上下社会における人々の以心伝心ですね。
>例えば、社会人になりたての時。> 会議終了後の、「新人は、ホワイトボード消しとけよ」という、先輩の言葉にわたしはカチンときた。>いやいや、サッと消すだけなんだから、近くにいる奴がやれよ、 高々1年2年、早く入社しただけのお前が、偉そうに。>そう思ったのだ。
そうですね。それは、序列メンタリティを持つ人間同士の打てば響く反応ですね。
>また、前年から大きくアップした、売上予算の発表が、経営陣から示された時、わたしは、「売上予算アップの根拠を教えてほしい」と、質問した。>ところが、上の人間は 「それくらいは伸ばしたい」というだけで、 根拠となる話も、データも出さない。
それは彼の恣意 (私意・我儘・身勝手) の表れなのでしょう。恣意は文章にならない。だから恣意 (self-will) には意味がない。リーズン (理性・理由・適当) の表明がなければ対話・議論にはなりませんね。
> 本来ならば、市場や競合などの状況を、示しても良いはずだ。>まるで、そんなこと議論する必要はない、とにかくやればいい、 彼らの態度がそんなふうに言っているように感じ、わたしはそこでも「偉そうに」とカチンときた。
あなたは相手に、リーズナブルな答えを求めていますね。ですから、恣意的な人には不満を感じているのでしょう。それはもっともなことですね。しかし、序列作法に関する反発もあるようですね。
>こうして、わたしは会社のよくわからない慣習や、上の態度に、いちいち腹を立て、そして、そんなことで、疲弊していた。>おそらく今なら、Twitterなどに、あいつは上から目線で腹が立つ、などと書き込んでいたかもしれない。
そうでしょうね。日本人には意思がなくて恣意がある。だから、意思疎通 (相互理解) が無くて恣意疎通 (阿吽の呼吸・つうかあの仲) がある。意思決定 (理性判断) がなくて、恣意決定 (盲目の判断) がある。だから、わが国における欧米流の高等教育の成果は非常に通用しにくい状態にありますね。
意思は未来時制の文章内容である。しかるに日本語の文法には時制 (tense) というものがない。だから、日本人には意思 (will) がない。恣意 (self-will) はバラバラな単語 (片言・小言・独り言) のままで散在する。恣意は文章にならないから、意味がない。だから、議論にもならない。歌詠みのようなものか。その解釈は他人の忖度に任せられている。これは古くからあるわが国の習慣である。
司馬遼太郎は、<十六の話>に納められた「なによりも国語」の中で、片言隻句でない文章の重要性を強調しています。
「国語力を養う基本は、いかなる場合でも、『文章にして語れ』ということである。水、といえば水をもってきてもらえるような言語環境 (つまり単語のやりとりだけで意思が通じ合う環境) では、国語力は育たない。、、、、、、ながいセンテンスをきっちり言えるようにならなければ、大人になって、ひとの話もきけず、なにをいっているのかもわからず、そのために生涯のつまずきをすることも多い。」
>* >ところが。 >ひょんなことから高校のときの友人と再開し、仕事の近況を話していたときのこと。> 私が日頃、怒りを感じていることを愚痴っていたら、彼が呆れた顔をして私を見る。 >「なにかおかしい?」というと、彼はこう言った。 >確かに「上から目線」のやつはいる。 >でも、「上から目線」に反応するのは、上下にすごいこだわりがあるってからだろ?
そうですね。序列メンタリティを持つ人間同士の打てば響く反応ぶりですね。
>お前が一番、こだわってんじゃん。>私は頭にきて、なにも言えなくなってしまったが、冷静に考えれば、彼の言うことは当たっていた。
彼は冷静沈着の人ですね。
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