翌朝は、願いが通じて雨はあがりました。
でも
そんなわけで、朝食をとりゆっくりめの出発
白馬大池から雷鳥坂で雷鳥を見つけて―小蓮華山から白馬岳を望んで引き返すという予定です。
しかし、濃い霧が下降してきます。
しかも、この霧の中へ向って歩きます
あたりは真っ白で、ひどいときは3mほどしか見えません。
そんな中、よーく目を凝らしながら周りを見て歩くと・・・
なにやら気配・・・
いたっーーーー! 見ぃつけたぁー 思わず声を出しそうになる
でも、よく見ると写真や絵で見た雷鳥よりスリム
それにカラスのような・・・頭。。。
はい。カラスでした。
ホシガラスといって、高山帯にすむカラスの仲間で、大きさはハトと同じくらい、
羽毛の先が白色をしており、星をちりばめたように見えるからホシガラスなんですって。
再び捜索開始、雷鳥・雷鳥・・・
いたっーーー!
さっきのホシガラスとは明らかに体型が違うし、2羽でチョコチョコ歩き回ってるがなぁー
一瞬だが私の脳裏に「太ったホシガラス」が浮かぶ・・・
大丈夫。雷鳥です
ガスが濃く写真ではクッキリ写りませんでしたが、シルエットだけで勘弁して下さい。
初めて雷鳥を見ました。
霧のためハッキリと見えたわけではありませんが、
興奮しました。感動でした。。。
でも、霧が晴れた帰り道
尾根を横切るように雷鳥が5,6羽飛び去った・・・その姿・模様をハッキリ確認。
その時は興奮したが、時間が流れ・・・・
最初の感動が薄れ、雷鳥って飛ぶんだ・・・?という疑問と、撮れなかったショックが・・・
小蓮華山までの道のりが遠くなった気がした。
ガスは徐々に晴れてきたが、
こんな感じで尾根を歩きます。
もしかしてもう過ぎたんかなぁ~、遠いなぁ~・・・
と思い歩いていると、目の前が急に晴れて
見えました、小蓮華山山頂。
反対側から
標高2,769m 山頂が3m余り陥没し、今も崩落の危険があるため立ち入り禁止で山頂に立つ事は出来ませんでした。
小蓮華山から見た白馬岳は素晴らしい姿でした。
すぐ目の前に見えて近そうに見えますが、小蓮華山~白馬岳は2時間かかるそうですので、今回は断念。
とても悔しいですが、絶対に白馬岳に登ろうと意欲が湧きました。