Von dem Maeuschen, Voegelchen und der Bratwurst

昔々、あるところにソーセージと小鳥とねずみが仲良く暮らしていました。
彼らは毎日決まったように仕事を分担。小鳥は毎日薪を取ってきて、ねずみは水汲みをして、そしてソーセージはお料理をして暮らしていました。この役割分担が巧くいっていたので、彼らはとっても財産がたまりました。

しかし、人は幸せすぎても何か不満を感じるものなのです。

あるとき、小鳥がいつものように薪を取っていました。すると、近くにいたカラスが話しかけてきました。小鳥は自分のことを誇らしげに話しますが、カラスは鼻であしらいます。
「あんたバカあ？　他の二人は家で楽してんじゃん。片方は水を汲めばもう昼寝。もう一人は鍋についていて、油が必要になれば自分がさっとフライパンの中を走り回って油を落とすわけでしょ。あんた一人だけが朝から晩まで苦労してんじゃん。アハハハハハハ」
カラスに笑われ、小鳥はそれももっともだと考えました。
そこで帰ってくるとこういいました。
「僕は今まで君達に騙されていたよ。言ってみれば僕は君達の下男のように働かされて、間抜け扱いされてきたようなものだ。このやり方には納得できない。一度仕事を取り替えてみようじゃないか」
ねずみとソーセージは突然のことに驚き、翻意するように説得しましたが、小鳥の決意は変わりません。
「言ってしまえば、僕はこの問題を永遠に言い続けようと思っているんだ。

「歴史問題、永遠に言い続けよ」江沢民氏、会議で指示（読売新聞）
だって、僕は一人不当に働かされてきたのだからね」
そこでくじ引きをしてみたところ、ねずみが外に薪を取りに行くことになりました。しかし、ねずみは嫌がりました。
「だって…外にはオイラを食う奴がいるかもしれないんだよ。

さとう珠緒 食用ねずみ食べた（デイリースポーツ）
オイラ食われるのは嫌だよ」
それはそうだと二人は納得し、結局ソーセージが薪を取りに行き、ネズミが料理を作り、小鳥が水を汲むことになりました。

さて翌日。
ソーセージは薪を取りに出かけました。二人はソーセージの帰りを待ちながら自分達の仕事をしますが、ソーセージは中々帰ってきません。
そこで小鳥が見に行くことになりました。
森の入口まで来ると、何と近くの犬がソーセージを食べ物と勘違いして美味しそうにほおばっていたのです。
小鳥は抗議しました。
「言ってみればアナタは強盗殺人のようなものだよ。おかしいよ。判断を間違っているよ。

巨人が抗議書を提出　判定で誤審（スポーツナビ）
僕は激しく抗議するよ」
犬は動じません。
「だって～、俺、ソーセージ好きだもん」
小鳥の抗議は実りませんでした。仕方なく小鳥は薪を拾って帰り、見たままのことを話しました。そしてしょんぼりしながらも、これからは二人で仲良く暮らしていこうと話し合いました。
さて、ねずみは料理を作り、ソーセージがやっていたように油を溶かそうとしました。ところが、ソーセージのような脂ののっていないネズミがフライパンに入ってしまうと瞬く間に火傷をしてしまい、そのまま死んでしまいました。
小鳥は料理を並べようとしましたが、料理番のネズミがいません。慌てて呼んでいるうちにフライパンを倒してしまい、家に火がつきました。小鳥はびっくりして桶をくわえて水をくもうとしますが、バランスを崩して桶と一緒に水の中に落ちてしまい、そのままおぼれてしまいました。

人間、過度にものを求めてはいけないというお話です。