川の果ての更に果てに

Svensk,Danmark,Norges,Suomen応援ブログ

人名漢字訴訟

2006-03-30 23:02:05 | 日々のニュース
日本人の命名について、「瑠偉」や「闘莉王」はOKですけれど、「矜持」という名前はダメなんだそうです(前者は特例の範疇ではあるのでしょうけれど[笑])。
人名漢字訴訟、「矜持」の名前は認めず…名古屋地裁(読売新聞)

配信記事にある判決要旨だけからですが、何でも人名には広く社会に通用する文字が使われている必要があるそうで、漢字頻度などを考えると矜という漢字はほとんど使われておらず、だからダメなのだとか。
まあ、ない文字を使われても困るとは思いますが、漢字の使用頻度とかで決まるものなんですかね? 平易な文字とも言いますが、結構難しい文字とかも名前の中にはありますしね。最近は特に。野球ファンなら芝草宇宙なんてのも思いついたりするでしょうけれど、文字そのものは平易であるとして、彼の名前自体は平易なものといえるんでしょうか?
もちろん、芝草投手個人には何ら含むところはないです。
どちらかというと、「それはまずいだろう」的な名前以外は認めてあげていいような気がするんですけどね。山田「悪魔」とか鈴木「自殺」とかはまずいでしょうけれど、「矜持」くらいはいいような気が。
そういえば、自殺という文字はgooの規制にかかるそうで、この文字が入っている元記事はgooにTBできないことがあるそうです。

ただ、自由な命名を認めてくれないのは表現の自由に違反しているから憲法違反だという理屈もちょっと「???」な感じはしますけれど。子供の命名は親の表現の自由なのかってことになりますし、それ認めると子供の存在意義というものが…
逆に子供の表現の自由ならば、名前変更をもう少し簡単にできるようにすべきということになるでしょうし。

ただま、自由な印象の強い西欧なんかではほとんどの子供が聖書の人名などから名づけられているなんて話もありますし、あまり奇妙な名前をつけるのはやはり子供のためにはならないんですかねぇ。

奇妙というと、幼少の頃奇妙丸と名前をつけられたのは織田信長の嫡男織田信忠。信長らしい命名といえば命名ですね。
ところで、文字でなければならないということは、例えば田中KYOJIとかはOKなんでしょうかね? 五十嵐βとかはちょっとダメでしょうか(苦笑)


最新の画像もっと見る