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車を出たら、はい変身?

2006-03-09 19:03:42 | 日々のニュース
ウェールズで化粧をしながら運転していた女性が警察に御用になったなんて話がありました。
化粧しながら運転する女性、監視カメラがキャッチ(ロイター)
リンク切れ対策として引用させていただきます。
[ロンドン 8日 ロイター]北ウェールズの交通事故多発地点に設置されていたカメラには、両手で化粧をしながら運転する女性(22)の姿が映っていた。北ウェールズ警察は、交通違反でこの女性を検挙した。
女性が車を走らていたのは、英国で最も危険な道路の1つに数えられる「A499」という道路。 
スピード違反を監視するためのカメラは、片手に鏡、もう片方の手にアイライナーを持ち、ハンドルから両手を離したまま走る女性の姿をとらえていた。
この女性には、合計255ポンド(約5万2千円)の罰金と6点減点の処分が下された。

両手で化粧しながら運転なんて、何かすごく危険そうですが、この女性にとっては自分が事故に遭うかもしれないという可能性(もちろん他人を轢き殺す可能性を踏まえて)よりも、自らの化粧をするという事の方が何十倍も大切だったということでしょうね。

死ねば化粧も何もあったものではないのですが、しかし、この女性はおそらく時間に急いでいたのでしょうし、そうだとすると美しくなければならないという意識が先に立ち、それは自身の命よりも大切なものであったと…

しかしまあ、これは何もこの女性ではないのかもしれません。

「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」
「はい。王妃様、それは白雪姫でございます」
「じゃあ白雪を殺せば私が一番ね」
というグリム童話の王妃様に限らず。
しかし、今にして思うとこの王妃、現代一部の少年犯罪並に動機が短絡的という気がするのですが…

「見てごらん。侍女の血を受けた部分が奇麗になっている。ああ、こんな美容方法があったなんて。お前たち領民の娘を城」
少女の血を浴びれば肌が艶を保つと妄信して領民の娘達を抹殺していったエリザベート・バートリのような歴史上の人物もいますし。

「今すぐ体脂肪率を5%落としたいの!」
と、危険かもしれないと知りつつ、脂肪吸引をやって実際に亡くなられる方もおられます。
美というものは、時として人の命より大切ということなんですねぇ。
…なんてことを思わせる話でした。

どうでもいいんですが、化粧しながら運転する人は見ませんが、雑誌読みながら運転したり携帯電話使いながら運転していたりする人は大勢います。
危ないんで何とかしてください。
というか、禁止されているはずなんですけどね。


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