どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

左利きからの考察

2004-12-21 | etc
gooのテーマサロン眺めてたらネタが転がってました。

◆左利き同盟◆

ハイ。
私kawakeroは左利きなので、同盟に加盟を申請いたします。
この左利きによって、随分苦労はさせられましたね~。
得は・・・今まで感じた事ないぞ。
得ってあるのかぁ?
洋食のマナーで、左でフォークを使うのが上手い程度?

デメリットは数多くあると思う。
大体、道具類を始め、世の中の諸々の事は右利き用に作られているのだ。
ではその例をあげてみよう。

◇習字◇
もっとも左利きの不利が発揮される場面。
文字への入り方、はね方等、日本語の文字は右利きを基準に作られているのだ。
はね方向は向かって右側にスーッ・・・って行くでしょう?
あれね、右利きだから上手く行くんですよ。
左に筆を持って同じようにはねると・・・
半紙に筆を突き刺すような動作となって、大きな黒丸が出来て終了です。
と言う事で、習字は右手でやってました。
利き腕でもない手で字を書く苦痛と屈辱を考えよ!
今でも筆ペンでさえ嫌いです。
見たくもありません。

それが何か問題でも?


◇ハサミ◇
右利きの方は気づかないかもしれませんが、ハサミも右利き用に作られています。
まず、左でハサミを持とうとすると、指が上手く入りません。
右手での使用を前提に作っているので、左で使おうとすると、裏から指を入れている状況になるんですね。
いいですか・・・左利きがハサミを使う時、指とハサミはまったく密着いたしません!
歯の部分もそうなのだ。
左で切ると、切る面が歯に隠れて見えないんだよね。
右利きの方。
やってみっ!


◇包丁◇
包丁になんて右利き用なんてあるかよ、一緒だろヘッヘヘヘ。
そんな薄笑いを浮かべる右利きのやからに告ぐ。
包丁にも右利きがアルンデス(←意味もなくカタカナにしてみた)
右で包丁を使うと、切ったものが綺麗に右側に倒れていくよね。
そう、歯は片方に向かって傾斜が付いているのだ。
これを左で使うと・・・切ったものが右の、つまり切ってる物の方に向かって押し込まれてくるのです。
トントントントン♪
そんなリズミカルに切る音を響かせるのは、右利きのやからが考えた妄想なのだよ!
そんな音なんて、音なんてぇ・・・

ハフーッ。
熱くなってきてしまった。


とりあえず思い出す3点をあげてみた。
この世が右利きに制圧されている事がお分かりであろう。
おのれぇ~。
ん?
左利きは器用だからいいじゃん?
いいじゃん?左利きなら器用なんて事あるわけないだろ、このたわけがぁ!
コンニャロコンニャロ!


今後左利きの事でカチンと来たら、随時追加していこうと思う。
はぁ?
止めとけって?
いいや、止めませんぞ。
これは左利きのクーデターなのだ!
右利き用に作られたこの世界への挑戦なのだ!
左利きよ、永遠なれ!

※運動は右利きなのだ。
 野球・テニス。
 左利きの利点があるスポーツでは、なぜ俺は右利きなのだ!?
 俺めぇ・・・コンニャロコンニャロ!

※左利き用のハサミとか包丁もあるじゃん!
 なんて言う突っ込みも不要です(笑)

旅。瀬戸内放浪~倉敷へ/4月12日

2004-12-21 | TROUBLE TRAVEL
生口島、瀬戸田ユースの朝はあっけなくやってきた。
しかし昨夜も飲み過ぎてしまった。
寝る時に天井が回っていた事を思い出す。
あれ程飲んだのは初めてか。
岩カキの味は、まだ舌に残っていた。
ハッと思い自分が寝ていた布団を確認したが、頭を過ぎった最悪の事態は避ける事が出来たようだ。
鈍る頭で、今日の予定はどうしようかと考え始めた。

朝食を食べに行く。
地質調査の学生さんは、既に出掛けてしまっていた。
一人寂しく食事を押し込む。
胃がむかついていたが、食べないとこれは復調していかないのだ。

とりあえず生口島を出る為、フェリー乗り場に向かう。
瀬戸内は小さなフェリー網が発達している。
バスに乗るような感覚で、フェリーが来たらそのまま乗る。
そして、海の上で車掌さんが切符を切りに来てくれるのだ。
波は静かで視界の中にはいくつもの緑溢れる島。
海上から見る景色はまた別格に美しい光景だった。

対岸の三原へ向かうフェリーに乗る。
少し大型のフェリーであったが、価格は思いのほか安かった。
これも普段の足に使われる船の所以たる所であろうか。
三原に到着すると、早速今夜の宿を決めてしまう。
今日も尾道散策をするつもりなので、再度尾道ユースを使う事を考えたが、少しでも東へ移動するべく倉敷ユースを選んだ。
公衆電話から予約を入れる。
美観地区で有名な倉敷。
楽しみである。

三原から尾道へ向かう。
一昨日通過した道を再び尾道へ向けてバイクを走らせる。
なぜかもったいない気がした。
バイク乗りは不思議な生き物だ。
道なんてどこを通っても大して変わらないだろう。
しかし、同じ道を通る事を嫌うのだ。
それが旅ライダーに備わった本能なのかもしれない。
違う道へ。
そして、違う世界へ。

尾道に到着すると、ロケ地めぐりで見つかっていなかった場所探し、再び坂道を駆け上り始めた。
ロケ地マップに出ている箇所は残り一箇所。
とある学校を探す。
“さびしんぼう”でヒロインのゆり子が通っていた学校。
小高い丘の上からの撮影は、尾道の街が一望できて印象的だったシーン。
見当をつけてバイクを走らせると、その学校らしき場所がみつかった。
撮影場所を探して学校横の道を走っていると、授業中の生徒が窓から俺を見ているのが判る。
静かな山間、授業中の校舎に響き渡るバイクの排気音。
スマンと思ったが、だからと言って排気音が静かになるわけでもなかった。
校舎を半周ほど走ると、それらしき坂道を発見。
キツイ上り坂だったが、バイクで上がっていく。
排気音はひときわ大きく響いてしまった。

坂道の頂上には、道の両脇に石碑が立つ場所。
その奥には神社があるらしかった。
石碑を見て思い出した。
この場所・・・転校生で登校する生徒達が歩いて降りてくるシーンが撮られた場所だ。
本当にロケは色々な場所で撮られたようだ。


学校を見下ろす。
この場所から、校舎の中にいるゆり子をズームしていったシーンが思い出される。
“さびしんぼう”のエンディングで、ゆり子の子供らしき娘がピアノを弾くシーンがある。
この校舎で撮られたのかな?
そう想像すると、映画のシーンを思い出してキュンとなった。
校舎の右手奥には、きのう見に行った“さびしんぼう”の家が見える。
こんなに近かったんだなぁ。


昼前だったが、昨日ワッフルを食べた喫茶こもんを再び訪れる。
昨日は二人でも恥ずかしかったが、それ以上にこもんのワッフルに魅せられてしまったようだ。
一人カウンターに座っていると、異次元に紛れ込んだ気分だ。
廻りは女性客ばかり。
しかし、ワッフルを乗せた皿が運ばれてくると、恥ずかしさはあっと言う間に消えた。
甘く美味しいワッフル。
再びこの店でこれを食べる日は来るのだろうか。
味を覚えようと噛み締めてみた。

尾道を後に東へ、倉敷・岡山を目指してバイクを走らせる。
このところ天気がよかったが、今日は雲が低く垂れ込め、体を突き抜ける風は簡単にジャケットを通過してくる。
寒い。
かじかむ指でのブレーキ、クラッチ操作は思うように行かない。
心持ち安全運転を心掛けた。

倉敷に到着したが、時間が時間が早く、せっかくだから足を伸ばして岡山市の観光に向かう。
雨がパラついてきた。
雨具を着るような事にならなければいいが・・・。

日本に残る城の中でも美しい事で知られる岡山城が見たかった。
市内に近づくと、車の多さに目を白黒させられた。
城の方面に向かうも、混み具合は増すばかり。
中心街に近づくと、小高い丘の上に城の上部構造物が見える。
あそこだ・・・と思ったが、市内の混み具合は普通ではない感じ。
どうしようとバイクを止めて考えていたら、交通規制の知らせとパレードの案内が出ていた。
今日は駅付近一帯で大規模な催し物があるようだ。
眺めていると、華やかなチアリーダーが先頭に立つブラスバンドが歩いてきていた。
岡山城は直ぐそこだが・・・この通りの向こうの城にはどう行ったらいいんだ?
急激にしぼむ観光欲。
俺はバイクを倉敷に向けて走り始めた。

倉敷ユースは市内を一望する丘の上に立っていた。
ちょっと前にCMで盛んに流れた悪名高い市役所もよく見える。
“こんな市役所が本当に必要でしょうか?”
税金の無駄遣いを抑制しようとする象徴にされたのがよく判る、本当に市役所には見えない建物だった。

受付を済ませ部屋に荷物を置きに行く。
ユース内の壁には、小泉今日子の写真がそこかしこに飾ってある。
何でも去年、ザ・ベスト10の中継がこのユースからあり、その時の写真だそうだ。
うーん・・・嫌いじゃないけど、ここに飾るのは複雑だなぁ。

ユース入りした時は一人だったが、直ぐにXT、FZR氏到着。
部屋で落ち着くと直ぐ、ウィスキーを持参していたXTさんからの振舞い酒。
グラスが無いので、俺はキャンプ道具のフライパンで飲んだ。
これぞ、大は小を兼ねるだ。
フライパンで飲むストレートウィスキー。
ソーセージのコゲがこびりつくフライパン。
ウィスキーにも苦い味が移っていた。
しかし、苦いストレートウィスキーは事の外美味かった。

XTさんは日本海側から、中国の山を越えてきたそうだ。
頂上付近は雪が降っていて、大分苦労したらしい。
雪かぁ・・・どうりで今日は寒かったはずだ。

夕食前、RZ氏もユースに到着。
今夜はバイク乗り4人の夜となった。
夕食を済ませると、部屋に入って旅話で盛り上がる。

ウィスキーでエンジンが掛かっていた俺、XT・FZR両氏と共にユースを抜け出し市内へ。
3人で深夜まで居酒屋チェーン“村さ来”で痛飲となった。
俺飲んでばかりいるな・・・そんな気持ちが湧き上がってきたが、この楽しさからは抜けられない。
最高のつまみは気の合うライダーとの旅話。
この場所にいると世界は自分達だけのような気がしてくる。

俺・・・社会に戻れるのだろうか・・・。

最近ふと過ぎる不安は、無理やり心の奥に染み込ませた。
そんなの考えるのよそう。
今はただ・・・旅を感じ・・・仲間を感じ。
そしてビールの事を考えよう。

深夜ユースに戻った。
静かに静かに。
クスクス笑いながら忍び込む玄関、一生記憶に残る映像だろう。


つづく・・・・。


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 天気:曇り時々小雨
 時間:9:00~16:00
 距離:127km
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