日本5-4ホンジュラス
前半を1-3で折り返した時には、机を叩いたり蹴飛ばしたりと忙しかったのだが、
結果的には後半猛攻撃をかけて逆転まで持っていって、胸をなでおろす事が出来た。
しかしこの試合、買ったと喜んだサポーターの方が少ないのではないか?
課題が色々見えてきたのだな~。
ただ、その課題が見えたタイミングは良かったと思う。
修正すべき点は、早目に分かった方が、本番へ向けての道も見えると言うものだ。
だけど・・・やられ過ぎたなぁ・・・トホホ。
日本代表の課題
1.
欧州組は絶対か?
否。
中盤から攻撃を欧州組で固めたホンジュラス戦だったが、コンフェデ・東アジアに比べて、明らかに中盤の構成力が落ちていた。
4バックと言う連携を煮詰める必要があるシステムを採用した事も原因の一つだが、中盤の底でゲームを組立てるボランチとしてはほぼ機能していなかった。
稲本・中田浩二のペアはW杯前での親善マッチで組まれる事はないかと思う。
現時点での最良のペアは、福西・小野のペア、または福西・ヒデだ。
いずれにせよ、キープレーヤーは福西なのは間違いない。
2.
4失点の反省から、3バックに戻すべきか?
否。
ただし、選手の調子によってシステムを組み替えるジーコ監督の方針なので、3バックもケースによりありだ。
どちらでいくかは、ヒデか小笠原の調子がキーだと思う。
二人のFWを置く、そして中盤の底にも二人置くダブルボランチ・・・これを基本とするジーコの戦術で、トップ下に置く選手を一人にするのか二人にするのか・・・俊輔が決まっているとしてそのパートナーの選手を置いて、ダブル司令塔の戦術を取るのか?
本番ではヒデか小笠原を置く可能性は高く、すると自然と4バックになってしまうのだ。
両サイドバック(現在:三都主&加地)と中盤の連携。
誰が上がったら誰がカバーなのか。
その約束事をしっかり決め、実行しないとあっという間に守備は破状する。
加地が上がってるのに、一緒に上がってしまっていた三都主・・・ホンジュラス戦がいい例だね。
両サイドが一緒に上がるとDFは残り二人、サイドの裏には広大なスペースが現れてしまうのだ。
Jで4バックを採用しているチームは僅か数チーム。
経験を積み重ねることが出来ないのが大きな不安でもある。
3.
トップ下での俊輔と組むのはヒデ?小笠原?
小笠原。
ヒデのトップ下に不満があるかと言うとまったく無い。
知名度のある選手だし、いるだけで相手へのプレッシャーは出来るだろう。
しかし、彼のゲームを掴む能力を発揮させるなら中盤の底ボランチが最適だと思う。
流れを掴めば攻撃に、耐える時間と見れば守備に。
ゲームを見てベストなポジショニングをするのがヒデだと思う。
一方の小笠原。
派手さは無いものの、ボールキープの能力と相手に合わせたパスを出すことにかけては頭一つ抜け出している。
ワンタッチでパスを出すのか、キープして持ち込むのかの判断がいいので、流れを持ってくるの事が出来るのだ。
そして目立たないが前線からの粘り強い守備。
小笠原、実は守備も本当にうまいのだ。
チームとして機能するためのパーツとして、トップ下は俊輔・小笠原のペアをチョイスして欲しい。
その後ろでゲームを作るのがヒデ。
攻撃陣にとって、本当に心強いのではないかな?
4.
守備は再考する必要があるのか?
否。
センターバックの中澤・宮本を基本に、3バックの場合は田中を入れるべし。
守備には自信を持っていた現代表だが、ホンジュラスにはまさかの4失点を味わった。
どのシーンにもミスが絡んでいたのが特徴だ。
三都主、加地は安易な守備で振り切られた。ヒデはらしくないミスから。
世界を相手にする場合は、それは致命傷になる。それがホンジュラス程度の相手でもだ。
失点の原因を考えると、技術的なものより気持ちの問題を感じるな。
集中力の欠如。
試合開始から、なぜか日本選手から気持ちを感じない・・・ピッチにはただ立ってるだけで何かが起こった後での受身のアクション。
相手によってモチベーションが変わると言う、本当に悪い癖だ。
次の親善マッチは欧州勢のラトビアとウクライナ。
またモチベーションが上がって好ゲームをするのではないかな?
何度も書くが・・・悪い癖だな。
長々と書いてきたが、ホンジュラス戦で5得点した攻撃力は誉めてあげたい。
2点差をひっくり返した点も、代表らしくない粘りだと喜んだぞ。(笑)
ただ、その得点は相手を崩して得点した5得点ではなく、選手の“個”の力で得点したもの。
強豪と呼ばれる国と闘うには、“個”以上に“チーム”として機能する必要がある。
ホンジュラス戦で欧州組を実質テスト・・・これで本当の意味で選手のテストは終わった。
選手をある程度固定し、チームは練度を上げて行く時期に突入だ。
チェコを破り、イングランドを苦しめ、ブラジルを慌てさせた日本代表に、更なる期待をしたい。
さあ、ドイツ出発のカウントダウンは始まった!
前半を1-3で折り返した時には、机を叩いたり蹴飛ばしたりと忙しかったのだが、
結果的には後半猛攻撃をかけて逆転まで持っていって、胸をなでおろす事が出来た。
しかしこの試合、買ったと喜んだサポーターの方が少ないのではないか?
課題が色々見えてきたのだな~。
ただ、その課題が見えたタイミングは良かったと思う。
修正すべき点は、早目に分かった方が、本番へ向けての道も見えると言うものだ。
だけど・・・やられ過ぎたなぁ・・・トホホ。
日本代表の課題
1.
欧州組は絶対か?
否。
中盤から攻撃を欧州組で固めたホンジュラス戦だったが、コンフェデ・東アジアに比べて、明らかに中盤の構成力が落ちていた。
4バックと言う連携を煮詰める必要があるシステムを採用した事も原因の一つだが、中盤の底でゲームを組立てるボランチとしてはほぼ機能していなかった。
稲本・中田浩二のペアはW杯前での親善マッチで組まれる事はないかと思う。
現時点での最良のペアは、福西・小野のペア、または福西・ヒデだ。
いずれにせよ、キープレーヤーは福西なのは間違いない。
2.
4失点の反省から、3バックに戻すべきか?
否。
ただし、選手の調子によってシステムを組み替えるジーコ監督の方針なので、3バックもケースによりありだ。
どちらでいくかは、ヒデか小笠原の調子がキーだと思う。
二人のFWを置く、そして中盤の底にも二人置くダブルボランチ・・・これを基本とするジーコの戦術で、トップ下に置く選手を一人にするのか二人にするのか・・・俊輔が決まっているとしてそのパートナーの選手を置いて、ダブル司令塔の戦術を取るのか?
本番ではヒデか小笠原を置く可能性は高く、すると自然と4バックになってしまうのだ。
両サイドバック(現在:三都主&加地)と中盤の連携。
誰が上がったら誰がカバーなのか。
その約束事をしっかり決め、実行しないとあっという間に守備は破状する。
加地が上がってるのに、一緒に上がってしまっていた三都主・・・ホンジュラス戦がいい例だね。
両サイドが一緒に上がるとDFは残り二人、サイドの裏には広大なスペースが現れてしまうのだ。
Jで4バックを採用しているチームは僅か数チーム。
経験を積み重ねることが出来ないのが大きな不安でもある。
3.
トップ下での俊輔と組むのはヒデ?小笠原?
小笠原。
ヒデのトップ下に不満があるかと言うとまったく無い。
知名度のある選手だし、いるだけで相手へのプレッシャーは出来るだろう。
しかし、彼のゲームを掴む能力を発揮させるなら中盤の底ボランチが最適だと思う。
流れを掴めば攻撃に、耐える時間と見れば守備に。
ゲームを見てベストなポジショニングをするのがヒデだと思う。
一方の小笠原。
派手さは無いものの、ボールキープの能力と相手に合わせたパスを出すことにかけては頭一つ抜け出している。
ワンタッチでパスを出すのか、キープして持ち込むのかの判断がいいので、流れを持ってくるの事が出来るのだ。
そして目立たないが前線からの粘り強い守備。
小笠原、実は守備も本当にうまいのだ。
チームとして機能するためのパーツとして、トップ下は俊輔・小笠原のペアをチョイスして欲しい。
その後ろでゲームを作るのがヒデ。
攻撃陣にとって、本当に心強いのではないかな?
4.
守備は再考する必要があるのか?
否。
センターバックの中澤・宮本を基本に、3バックの場合は田中を入れるべし。
守備には自信を持っていた現代表だが、ホンジュラスにはまさかの4失点を味わった。
どのシーンにもミスが絡んでいたのが特徴だ。
三都主、加地は安易な守備で振り切られた。ヒデはらしくないミスから。
世界を相手にする場合は、それは致命傷になる。それがホンジュラス程度の相手でもだ。
失点の原因を考えると、技術的なものより気持ちの問題を感じるな。
集中力の欠如。
試合開始から、なぜか日本選手から気持ちを感じない・・・ピッチにはただ立ってるだけで何かが起こった後での受身のアクション。
相手によってモチベーションが変わると言う、本当に悪い癖だ。
次の親善マッチは欧州勢のラトビアとウクライナ。
またモチベーションが上がって好ゲームをするのではないかな?
何度も書くが・・・悪い癖だな。
長々と書いてきたが、ホンジュラス戦で5得点した攻撃力は誉めてあげたい。
2点差をひっくり返した点も、代表らしくない粘りだと喜んだぞ。(笑)
ただ、その得点は相手を崩して得点した5得点ではなく、選手の“個”の力で得点したもの。
強豪と呼ばれる国と闘うには、“個”以上に“チーム”として機能する必要がある。
ホンジュラス戦で欧州組を実質テスト・・・これで本当の意味で選手のテストは終わった。
選手をある程度固定し、チームは練度を上げて行く時期に突入だ。
チェコを破り、イングランドを苦しめ、ブラジルを慌てさせた日本代表に、更なる期待をしたい。
さあ、ドイツ出発のカウントダウンは始まった!