右往左往の乳がんの日々

2012年7月乳がん告知。怒涛の術前化学療法・手術・放射線のフルコース治療終了。それでも、小さなことで揺らぎます~

アンジーの余波がジワジワと

2013-05-25 12:47:47 | 日々気づかされること
ネットやTVなどで流れていたアンジェリーナ・ジョリーの遺伝性乳がんの
遺伝子検査と切除・再建手術の記事が、
地方新聞の一面に掲載されていた。
タイトルは
【遺伝性乳がん】予防切除への手順整備 倫理委で判断

通院する病院の担当医は
「乳がんは早期発見しやすく、
 遺伝性でも命を落とす確率は少ないため、
 予防的な乳房切除は強く勧めない」
そして、その上で
「予防切除の手術の存在を知ったことで
 切除手術実施や再建のためのシステムづくりを
 計画しなければならない」
と、コメントしている。

一方、医大病院の医師は、やはり手術前の遺伝子検査には
慎重な運用が必要と強調する。
「がんのリスクがわかることで、人生が変わることもある。
 検査は簡単に勧めるべきではなく、
 家族ともよく話し合い、納得したうえで行うことが大切だ」


彼女が投げかけた石は、波紋となって
ここまで届き、
医療側でのその対応を本格的に
検討するきっかけとなったようだ。
知り合いの患者さんの中には、
お嬢さんの乳がん罹患率の心配をされているがほとんどであり、
その声が、医師へも顕著に届いているのかもしれない・・・


母親が乳がんを罹患していたため、
ぼんやりと自分自身が乳がんになる可能性があると知りつつも、
どういったことで遺伝するかも以前はまったくといっていいほど、
理解しておらず、認めたくないという気持ちもあった。
今のこの情報が乳がん告知前にわかったとして、
果たして、「遺伝子検査」を受ける勇気があったろうか?
生存率を高めるだろう選択肢は増えたものの、
かなりハードルの高い決断と覚悟が必要だとつくづくと思う。

自分にとって何が最善なのか、選び決めることは
ますます、難しくなっていきそうだ。
時折、知らない方が良かったかもと
考えさせられるときがあるし。
もっともっと、患者に負担のかからない良い治療方法が
出てきてほしいと願うばかりだね


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