人生ブンダバー

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20世紀初めの中国  時事放談

2021-09-04 05:00:00 | 近現代史

1945年から「戦後75年」と言われる。
一方、1868年明治維新から戦時中までも「75年」だ。

まことにオーバーに言えば、日本の戦前の75年は戦争の時代であ
り、戦後の75年は平和の時代だ。

戦前は、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変、日中
戦争、太平洋戦争と、ほとんど10年おきに戦争をしてきた。

しかるに、その間の中国はどうであったか。

とくに1915年の「対華21か条の要求」前後の中国はどうであった
か。

「対華21か条の要求」とは何だったのか?--その前に上記を勉
強してみた。と言っても、高校~大学教養レベルだが。


1894-95 日清戦争(朝鮮問題から日本と清が戦う)

1904-05 日露戦争(日本、南満州の権益を得る)

1911/10 武昌蜂起(辛亥革命)
1911/11 清、内閣総理大臣に袁世凱就任

1912/1 中華民国臨時政府。孫文、臨時大総統に就任。
1912/2 清の宣統帝(溥儀)退位(ここで清朝滅亡)

1912/3 袁世凱(エンセイガイ)、臨時大総統(←孫文)
1913/2 中華民国、国会議員選挙
1913/10 袁世凱、正式に大総統に就任。
    列強はここで中華民国(北洋軍閥政府)を承認
 (注)余談:現在の国際社会はタリバン政権を承認しているか?

1914/7 第一次世界大戦始まる。
1915/1 日本(大隈内閣)、袁世凱政府へ対華21か条要求

1916/4 段祺瑞(ダンキズイ)
、国務総理就任(段祺瑞内閣)
1916/6 袁世凱死去
1916/6 黎元洪(レイゲンコウ)、大総統に就任。
1917/1 日本、段祺瑞政権に西原借款
1917/5 黎大総統、段総理罷免
1917/8 孫文、広東政府樹立

この頃から、10年ほど中国は軍閥(*)内戦の時代に。

 袁(世凱)の死後は、列強の支援を受けた軍閥が各地に分立してたがいに抗
 争し、北京政府の実権を争奪する不安定な状況が十数年にわたって続いた。

 (『詳説世界史B』p326[山川出版社2019])

(*)軍閥:それぞれのバックにはアメリカ、イギリス、日本、ソ連などがい
 た。--
直隷派(馮国璋:フウコクショウ)、安徽派(段祺瑞)、奉天派(張作霖)、
 山西派(閻錫山:エンシャクザン
)、西北派(馮玉祥:フウギョクショウ)等

1918/1 W.ウィルソン、14カ条の平和原則(制限的な民族自決)
1919/5 五・四運動(排日運動)
1924/1 第一次国共合作
1925/3 孫文死去
1926-28 蒋介石の北伐

 国共合作下の国民政府が北伐を始めた1926年、北京政府では1年の間に5回も
 内閣(国務院総理)が代わっている。国家元首に相当する大総統や国会はも
 はや存在せず、政権が体をなさなくなりつつつあることは誰の目にもあきら
 かであった。(石川禎浩『革命とナショナリズム』p30)


1928/6 張作霖爆殺事件
1928/12 東三省(張学良)、国民政府に合流。中国統一



1.『日本史A』(山川出版社)
2.『詳説世界史B』(山川出版社)
3.川島真『近代国家への模索』(岩波新書)
4.石川禎浩『革命とナショナリズム』(岩波新書)


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9/3、お昼ごろ、「菅総理、総裁選に立候補せず」の速報が流れ
る。
菅さんは、将棋ではないが、打つ手がなくなり、「参りました」
状態に。
この経緯は、しばらくするとドキュメントとなるだろう。
午後は久しぶりにワイドショーを視聴した。

最終的に誰が立候補するか?岸田氏、石破氏は言っていることは
分かるが、話が長い?プレゼン力は、菅さんとどっこどっこい?

今や、企業の幹部(社長など)も話が長い人はよろしくない?
ポイントを3つに絞って、プレゼンできる人が好ましい。
むろん中身が大切だが(笑)。「仕事は結論を先に!」。

二階氏の記者会見は、さすが百戦錬磨でなかなかだ。

高市氏(神戸大卒)がBSプライムで喋りまくる。
なかなかの理論派?野田氏よりいいかも?


立民など野党はここぞとばかり批判。

「川に落ちた犬は棒で叩け」(韓国のことわざ?)ははたして功
を奏するか?
逆に、野党はチャンスがピンチになるかも?風は吹かない?


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