5月4日(水)、みどりの日。東京芸術劇場に「六連」を聴きに行く。ワ
グネルのHPで注文した席は2階の通路側。気づいたら、まだチケッ
ト代を支払っていなかったので、急ぎ振り込んだ。
<プログラム>
エール交歓
1.明治グリー
「恋のない日」 作詩;堀口大學 作曲;木下牧子
指揮;佐藤賢太郎
2.立教グリー
「草野心平の詩から」 作詩;草野心平 作曲;多田武彦
指揮;坂 徹
~休憩~
3.慶應ワグネル
ONE VOICE-Live:A Cappella-
構成・指揮;仲光 甫
4.東大コールアカデミー
ルネサンスの巨匠ジョスカン 作曲;Josquin des Prez
指揮;有村祐輔
5.早稲田グリー
「負け犬戦隊 ルーザーズ」(委嘱初演)
作詞・脚本・演出指導;横山清崇 作曲・ピアノ;久田菜美
ギター;成尾憲治 パーカッション;森 拓也 指揮;小林昌司
~休憩~
6.合同ステージ
「心の四季」 作詩;吉野 弘 作曲;田三郎 編曲;須賀敬一
指揮;田中豊輝 ピアノ;川井敬子
いつもながら、つたない、ちょっとしたコメント(個人的感想)をお許しを。
エール交歓 ( )内は概算人数
○明治(20) あらためて聴くと一本調子になりやすい難しい曲?
○立教(32) 唯一の英語歌唱。Good!
○慶應(42) 後半は力強くスピントしてくれた。すばらしい。
○法政(8) プログラムには3人しかエントリーされていないが。
○東大(25) 一番日本語の歌詩が難しい。
○早稲田(56)一時の「やり過ぎ」が抑えられてきたかな?
エール交換ステージだけで15分かかる。
1.明治グリー (20人)(19分)
「恋のない日」 作詩;堀口大學 作曲;木下牧子
指揮;佐藤賢太郎
20人ちょうどの人数。佐藤先生は、「相性」がよろしいのかしらん、
昨年常任指揮者に就任された。先生は自ら音叉で音取り。人数的
な制限もあり、トップがやや弱いこともあり、デュナーミクの少ない、
いわば女声合唱的だった、かな?人数的な制限は選曲に影響す
る。若干の「動き」も取り入れたおもしろさがあった。
2.立教グリー (33人)(16分)
「草野心平の詩から」 作詩;草野心平 作曲;多田武彦
指揮;坂 徹
3列で33人。坂先生は暗譜で、全5曲をアタッカで続けた。先生
の多田武彦作品演奏は、自家薬籠中の物だ。細部まで神経が行
き届いた演奏。dim.も少人数だが大変うまい。テンポは気持ちゆ
っくり目で大きな演奏だった。ただ、この曲とこの演奏であれば、
60人はいた方がよかったかな。数年前は、六連でももっと人数が
多かったのではないかしらん。 最後はいつものように全員でおじ
ぎをしてくれた。
3.慶應ワグネル (43人)(21分)
ONE VOICE-Live:A Cappella-
構成・指揮;仲光 甫
ワグネルブレザーに蝶ネクタイという珍しい服装。プログラム上は、
Top6、Lead11、Bari.14、Bass14、計45だが、もう少し少なかった??
最初から最後まで、仲光先生も一緒に動きのあるステージ。一曲ず
つ大きな拍手をもらう。仲光先生のステージマナーは、流れるよう
で堂に入ったものだ。無論、仲光先生も暗譜だ。英語の発音も大変
よかったのではないかしらん。2曲目の「Shenandoah」は、編曲、
演奏とも大変音楽的で会場がシーンとなった。仲光先生の中にあ
る音楽(サウンド)だ。後半のソリストたちも堂々としたものだった。
4.東大コールアカデミー (25人)(13分)
ルネサンスの巨匠ジョスカン 作曲;Josquin des Prez
指揮;有村祐輔
こちらもア・カペラのステージ。ワグネルの盛り上がったステージの
後での、どちらかというと地味なステージ。約25人が2列に並んだ。
人数はむしろ増えているのではないかしらん。有村先生は左手に
楽譜を抱えての登場。前半は世俗曲2曲、後半がモテット2曲と、
選曲もよく、ジョスカン・デ・プレを幅広さを楽しめた。宗教曲的発声
と言ったらいいのかしらん、テノールは、ノンビブラートでカウンター・
テナー的。大変いい合唱だった。
5.早稲田グリー (55人)(29分)
「負け犬戦隊 ルーザーズ」(委嘱初演)
作詞・脚本・演出指導;横山清崇 作曲・ピアノ;久田菜美
ギター;成尾憲治 パーカッション;森 拓也 指揮;小林昌司
TV局で子供番組を企画するお話し--ストーリーのある音楽劇だ。
「劇」のセリフと動きはかなり練習したことだろう。これはこれでおも
しろい。「しかし」、というか、「だから」、というべきか、合唱のハー
モニー、アゴーギク、音色の変化等々上手下手を論じるステージ
ではなく、定期演奏会の1ステージでやるべきではないかしらん?
「29分」はあまりにも長すぎる?拍手、ブラボーは多かった。
6.合同ステージ
「心の四季」 作詩;吉野 弘 作曲;田三郎 編曲;須賀敬一
指揮;田中豊輝 ピアノ;川井敬子
人数的には160人前後だろうか。法政も2人(?)参加。合同演奏
は、大合唱のよさを出せる半面、当然捨象されるものがある。田
中先生は指揮棒を持たない、丁寧な指揮ぶり。指揮ぶりもお上手
だ。
全員暗譜の合唱。結論的には、デュナーミクが大きく、スケールの
大きな音楽でありながら、日本語の「言葉」を大変大切にした、合
同演奏としてはいい演奏だった(やや予定調和的?)。
しかし、大合唱にピアノ伴奏が負けており、(部分的に)聴こえない
マイナスがあった。また、これは混声版や女声版の「心の四季」と
は別の音楽だ。男声版は初めて聴いたが、私の持っている曲の
イメージとは違った。
田中先生の気持ちを込めたお話があり、アンコールは「くちびるに
歌を」。これも気持ちの表出した演奏で、大変よかった。
チラシ
プログラム
15:41 行きは山手線で(渋谷駅)
15:43 山手線の車内で
15:57 池袋着
16:04 東京芸術劇場横の大道芸
16:04 続々と詰めかけるお客様
16:07 ホール入口
16:10 座席より
16:11 マイシート
19:09 休憩中
ロビーで早稲田の先輩から「ご退職おめでとうございます」。いつも
ブログをお読みいただいているらしい。
19:12 喫茶コーナー
トイレの帰りに、上京した同期とバッタリ。
午前中は、カラヴァッチョ展と黒田清輝展に行かれたという。
20:07 終演後 家路に
最新の画像[もっと見る]
- 10/28 脳のMRI検査 ・・・・・・ 元気かい 17時間前
- 10/28 脳のMRI検査 ・・・・・・ 元気かい 17時間前
- 10/28 脳のMRI検査 ・・・・・・ 元気かい 17時間前
- 10/28 脳のMRI検査 ・・・・・・ 元気かい 17時間前
- 10/28 脳のMRI検査 ・・・・・・ 元気かい 17時間前
- 10/28 脳のMRI検査 ・・・・・・ 元気かい 17時間前
- 10/28 脳のMRI検査 ・・・・・・ 元気かい 17時間前
- 10/28 脳のMRI検査 ・・・・・・ 元気かい 17時間前
- 10/28 脳のMRI検査 ・・・・・・ 元気かい 17時間前
- 10/28 脳のMRI検査 ・・・・・・ 元気かい 17時間前
「音楽」カテゴリの最新記事
- 10/26 昭和音楽大学 第31回コンチェルト定期演奏会(1)
- 10/23 ラウンジ懇話会「日本歌曲を鑑賞しよう--生誕100年大中恩」
- 10/20 淳ちゃん、佳っちゃん歌を唄う会~♪線路は続くよ♪~第5章(3)
- 10/20 淳ちゃん、佳っちゃん歌を唄う会~♪線路は続くよ♪~第5章(2)
- 10/20 淳ちゃん、佳っちゃん歌を唄う会~♪線路は続くよ♪~第5章(1)
- ウィーン・フィル/シェーンブルン宮殿夏の夜のコンサート
- 10/13 東響第725回定期 K.ウルバンスキ
- 10/9 『夢遊病の女』(新国立劇場)
- 10/1 安井建築設計事務所創業100周年記念コンサート
- 9/30 第1回早慶連合演奏会 時事余談
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます