たまやんの「大きい画像の貼れるブログに引っ越したい」

お久しぶりです。ネタバレあります。

愛知万博レポート 第12回 「じゅんの恩返し みうらじゅん×糸井重里トークイベント」

2005-05-28 18:39:13 | 愛・地球博
前回も言ったとおり、僕はほとんどのパビリオンを見て、お目当てのイベントもしばらく無くなってしまって、もう9月まで行く事は無いのかなとまでテンションを下げつつあったのですが、先日親しくさせていただいているある方から「ほぼ日」のイベントでみうらと糸井が来るよと教えていただいたので、2人のファン、全期間入場券の強み、会場まで近い環境の良さ、その他諸々の理由で行く事になりました。ありがとうございました。

開門と同時に「夢見る山イベント広場」整理券配布所まで向かったのですが、何とビックリ1番手。

ひょっとしてもうちょっと余裕持っていいかもと思って、向かいの日立の予約を取りに行って成功して戻ってきて貰った整理券は32番。
それでもあっという間に定員の150人になった。並んでるのが万博の客とはまた違ったテイストのお客さんばかりだったので嬉しくなってしまった。

トークショーは、シャチハタとほぼ日刊イトイ新聞が手を組んで仕掛けたイベントで、みうらさんが過去にお世話になったものを、年の数にあわせて47個をスタンプにした「みうらの恩返し」の中のひとつの催し。

こういうイベントを万博でやるってのが面白かった。「あさま山荘」や「谷ナオミ」、「チャールズ・ブロンソン」のスタンプを見て皆が喜ぶこともないのに、やってしまうってのが。

それはふたりが恩返ししたいものについて語り合うというトークイベントも同じで、登場していきなり糸井さんが「ここ、万博ですよね?」と言うのがおかしかった。
みうらさんは杖をついての登場で、「杖ブーム復活か?」と驚いていたら、前日にアフリカ共同館で買ってきたとのこと。持ってると何故か塗装がはげるというものなのでタオルを巻いていました。

今回のトークでのみうらの「恩返ししたいもの」は、「仏像(つっこみ如来)」「吉田拓郎」「横尾忠則」「チャールズ・ブロンソン」「ボブ・ディラン」「糸井重里(当時32歳)」「ビートたけし」「松本清張(マツキヨ)」「いやげ物(二穴オヤジ)」「シベ超」でした。

拓郎については、「この長髪はロックではなく拓郎のコスプレだ」。横尾については初めて対面したときに「今、金星人と話しているので忙しい」と放っておかれ、2年後に再び会ったら「金星人はもう居ない」と言われたエピソードを。

ブロンソンは「一度も来日していないが、唯一日本に来たのが、敵としてB-29に乗って東京を爆撃しに来た時」だそうです。カントリーミュージックにまで手を出したボブ・ディランには「何をやってもいいんじゃないのか」というのを学び、糸井さんからは「事務所を持て」「日本のインドである高円寺から引っ越せ」「髪を切れ」とのアドバイスを全部受け入れたのに、ファミコンの掛け野球や賭けテニスに勝ってしまったので糸井はディスクシステムのディスクを割って「お前はもう必要ない」と言ったそうな。

松本清張(マツキヨ)の小説の暗さで自分を戒め、いやな土産もの「いやげ物」を無くそうと買い占め、自分が感想を述べたらそれがすぐに次回作に活かされる「シベ超」については「あんだけ映画を観たんだろ!何でだよ!」と言ってました。

前に名古屋のクアトロで行ったイベントもそんな感じだったので、聞いた話もありましたが、話術が巧みだし、受ける糸井さんのもっともらしい返しや締めも絶妙なので、内容はマニアックながら、かなり楽しめるイベントになっていました。

これをブログに載せるのはみうらさん糸井さんへの恩返し・・・と締めるのはとってもクサイので、29日までスタンプイベントだけはやってるよ~。とだけ言っておきます。

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